• 会社ホームページに必要なページは?目的から最小構成を決める方法

会社ホームページに必要なページは?目的から最小構成を決める方法

公開日: 執筆:佐藤

会社ホームページに必要なページは、先に枚数を決めるのではなく、訪問者が判断する順序から決めます。最初に用意したいのは、「何をする会社か」「何を頼めるか」「誰が運営しているか」「次にどう連絡するか」という四つの問いへの答えです。

四つの答えを四ページに分ける必要はありません。情報が少なければ、一つのページ内で複数の役割を持たせられます。サービスや読者が異なるなら、ページを分けたほうが探しやすくなります。必要なのは固定のページ数ではなく、判断に必要な情報を、迷わず読める構成です。

ページ名より、ページの役割を先に決める

「トップページ」「会社概要」「サービス紹介」と名前だけを並べても、必要な内容は決まりません。会社概要に会社名しかなく、サービス紹介にサービス名しかなければ、訪問者は相談できる相手か判断できないからです。

W3Cのウェブサイト再設計分析は、利用者の分析と、利用者が行う作業・目的の分析を分けています。また、再設計前のサイト評価は、目的を明確に示さずリンクを並べたトップページや、似た内容を複数ページで繰り返す構成を、利用者を迷わせる問題として記録しています。

会社ホームページでも、ページ名から考えるより、誰が何を判断するために読むかを先に決めたほうが、載せる内容を選べます。

最小構成は、四つの問いから作る

最初に、訪問者が問い合わせや来店へ進む前に確かめることを並べます。

訪問者の問い 用意する情報 主に置く場所の例
何をする会社か 対象となる人、提供する商品・サービス、対応する範囲 トップページの案内
自分は何を頼めるか 内容、条件、依頼前に必要な情報 サービス紹介
誰が運営しているか 会社名または屋号、所在地、事業内容、連絡先 会社情報
次にどうすればよいか 連絡方法、受け付ける相談、来店や問い合わせまでの手順 お問い合わせや営業案内

これは、すべての会社へ同じ四ページを勧める表ではありません。訪問者の問いに対応する情報を、漏れなく配置するための表です。

サービスが一つで説明も短いなら、トップページに概要を置き、詳しい条件だけをサービス紹介へ分けられます。複数のサービスで対象者や条件が異なるなら、サービスごとにページを分けます。会社情報と連絡方法が短く、読む人も同じなら、一ページにまとめる選択もできます。

目的が変われば、追加するページも変わる

基本情報を置いたあとは、ホームページの目的に必要なページだけを加えます。

店舗へ来てもらうなら、営業時間、場所、利用方法を案内します。採用するなら、仕事内容、応募条件、選考の流れを、顧客向けの説明とは分けます。問い合わせ前の確認が多いサービスなら、料金の考え方、依頼の流れ、よくある質問を独立させる余地があります。

フォームや注文などで情報を受け取る場合は、何を取得し、何のために使い、誰が管理するかを実際の運用に合わせて確認します。業種や取引方法によって必要な表示が変わるため、一般的なひな型を置くだけでは判断できません。必要な表示は、対象となる制度の原資料や専門家へ個別に確認します。

追加の基準は、「よく見かけるページか」ではありません。そのページがなければ、優先する読者が判断できないかどうかです。答える内容がまだないページは、名前だけ作らず、情報が整うまで後へ回します。

同じ目的でも、ページ数は変わる

次は、構成を考えるための仮例です。サトラボの実案件ではありません。

紹介を受けた人が会社の業務を確認し、相談するホームページを考えます。説明するサービスが一つなら、トップページにサービスの概要を置き、会社情報と連絡方法を別に用意できます。サービスの条件が多ければ、詳しい説明を独立したページへ分けます。反対に、会社情報と連絡方法が短ければ、一ページにまとめられます。

訪問者へ渡す情報が同じでも、情報量と読む順序によってページ数は変わります。「会社サイトなら何ページ」と決めるより、訪問者が判断できるところまで分け、同じ説明を重ねないほうが管理もしやすくなります。

一ページにつき、一つの役割を一文で書く

構成案ができたら、各ページの役割を次の形で書きます。

このページは、[どのような人]が[何を判断する]ために読み、次に[どこへ進む]ページである。

たとえば、「サービス紹介は、相談先を探している事業者が、依頼できる範囲を判断し、問い合わせ方法を確認するページである」と書けます。

一文を書けないページには、異なる読者や目的が混ざっている可能性があります。反対に、二ページが同じ一文になるなら、内容の統合を検討できます。ページを分ける場合は、どちらを直せばよいか迷わないよう、同じ事実を重ねすぎないことも大切です。

まず、作る予定のページ名を紙に並べ、それぞれの下へ役割を一文だけ書いてください。その一文から必要な情報と次の行き先を決めれば、小さな構成から制作を始められます。

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