• WordPressのコメント承認は承認待ち、スパム、ゴミ箱を分けて管理する

WordPressのコメント承認は承認待ち、スパム、ゴミ箱を分けて管理する

公開日: 執筆:佐藤

WordPressに届いたコメントは、公開してよいものだけを承認します。公開可否をまだ決められないコメントは承認待ちに残します。明らかな迷惑投稿はスパム、削除候補はゴミ箱へ分けます。

スパムとゴミ箱は、どちらも通常のコメント一覧から外す操作です。ただし、役割は同じではありません。誤って移した場合の戻し方も違うため、一つの削除操作として扱わないようにします。

承認待ち、承認済み、スパム、ゴミ箱は役割が違う

WordPress 3.5のコメント画面には、承認待ち、承認済み、スパム、ゴミ箱の表示区分があります。各区分では、次の判断をします。

状態 通常の公開コメント一覧 次の判断
承認待ち 表示しない 内容を確認し、承認、スパム、ゴミ箱のいずれかを選ぶ
承認済み 表示する 公開を取り消す場合は承認を解除する
スパム 表示しない 迷惑投稿として処理する。誤判定ならスパムを解除する
ゴミ箱 表示しない 削除候補として置く。誤操作なら復元する

承認は、コメントの内容を支持するという意味ではありません。自社サイトへ公開してよいかを決める操作です。批判的な内容でも公開基準を満たせば承認できます。一方、公開してよい内容でも、氏名、連絡先、取引情報など、公開すべきでない記述が含まれていれば、そのまま承認しません。

スパムからは「スパムを解除」、ゴミ箱からは「復元」で戻せます。完全に削除する操作は、スパムやゴミ箱へ移す操作と分けます。判断が済んでいない段階では、完全削除まで進めない方が安全です。

すべて手動承認にするか投稿者の履歴を使うかを決める

「設定」の「ディスカッション」では、コメントを公開する前の条件を選べます。WordPress 3.5のディスカッション設定には、次の二つがあります。

  • 管理者の承認を常に必要とする
  • すでに承認されたコメントの投稿者は許可し、それ以外を承認待ちにする

会社サイトで、すべてのコメントを公開前に確認するなら、管理者の承認を常に必要とします。過去に承認した投稿者のコメントを自動で通すなら、二つ目の条件を使います。WordPressは、投稿者名とメールアドレスが一致する承認済みコメントを確認します。

両方を有効にした場合は、常に承認を必要とする設定が先に働きます。投稿者の履歴を使う設定は、全件を手動承認にする設定の代わりにはなりません。

コメントモデレーションとブラックリストを混同しない

コメントモデレーションへ登録した語句が、コメント本文、投稿者名、URL、メールアドレス、IPアドレスのいずれかに含まれると、そのコメントは承認待ちになります。指定数以上のリンクを含むコメントも、承認待ちにできます。

コメントブラックリストは、同じ項目に登録語句が含まれるコメントをスパムとして扱います。迷う語句はモデレーションへ入れ、迷惑投稿に限って現れると判断できる語句はブラックリストへ入れます。疑わしいだけのコメントを自動でスパムへ送ると、確認すべき投稿を見落とします。

どちらの語句も、単語の一部に一致します。たとえばpressを登録すると、WordPressにも一致します。短い語句や一般的な語句を入れる前に、正当な投稿者名、メールアドレス、URL、コメント本文へ含まれないかを確かめます。

届いたコメントは公開可否から判定する

コメントを開くときは、投稿者名だけで先に決めず、本文、投稿先の記事、URL、メールアドレスを一緒に確認します。そのうえで、次の順に状態を選びます。

  1. 自社サイトへ公開してよい内容なら承認する。
  2. 公開可否を決める情報が足りなければ、承認待ちに残す。
  3. 記事と無関係な宣伝や機械的な大量投稿なら、スパムへ移す。
  4. 保存する必要がないと判断したコメントは、ゴミ箱へ移す。

URLが書かれているだけで、スパムとは限りません。記事の補足資料や、質問を説明するページを示していることもあります。反対に、URLがなくても、記事と無関係な宣伝文なら公開する理由はありません。リンク数は判定材料の一つであり、判定そのものではありません。

コメント本文を編集して公開する場合は、誤字修正と内容変更を分けます。投稿者の主張や意味が変わる修正を、承認作業のついでに行うべきではありません。公開できない情報が含まれるなら、投稿者へ確認できるまで承認待ちに残します。

メール通知と承認作業の担当を決める

ディスカッション設定では、新しいコメントが投稿されたときと、コメントがモデレーション待ちになったときのメール通知を選べます。通知を有効にしても、コメントの確認と承認が自動で終わるわけではありません。

コメントを受け付けるなら、誰が承認待ちを確認し、誰が判断に迷う内容を決めるかを先に定めます。担当者が不在のときに確認する人も必要です。通知先だけを設定し、確認する人を決めないままでは、承認待ちとスパムがたまります。

まず、承認待ちのコメントを一件開いてください。本文、投稿先、URL、メールアドレスを確認し、承認、スパム、ゴミ箱のいずれかを選びます。その判断を基準にして、モデレーション語句とブラックリストの語句を見直します。

戻る