WordPressの予約投稿はサイトの時刻を確認して設定する
公開日: 執筆:佐藤
WordPressで記事を予約するときは、投稿画面へ日時を入れる前に、サイトのタイムゾーンと現地時間を確認します。パソコンや腕時計が正しくても、WordPressの時刻がずれていれば、意図した時刻とは違う日時を予約することになります。
日時を入力しただけで作業を終えず、ボタンが「予約投稿」に変わったこと、保存後の状態が「予約済み」になったこと、予定時刻を過ぎて公開ページが表示されることまで分けて確認します。
一般設定でタイムゾーンと現地時間を確認する
管理画面の「設定」から「一般」を開き、「タイムゾーン」を確認します。日本国内向けのサイトを日本時間で運用するなら、日本と同じ時間帯の都市を選びます。選択欄の近くに表示される「現地時間」も、いまの時刻と合っているか確かめます。
WordPress 3.4.2の一般設定は、タイムゾーンの選択欄と、UTC時刻、現地時間を別に表示します。予約投稿へ入力する日時は、運用する人のパソコンの時計ではなく、サイトに設定された時刻を基準に考えます。
複数の人が記事を用意する場合も、各自の所在地ではなく、サイトで採用した時刻へそろえます。原稿を作る人、予約を設定する人、公開を確認する人が異なるなら、「10月29日午前9時」のような日時に加え、サイトのタイムゾーンも共有します。
公開欄の日時を未来へ変更して予約する
予約する記事を開き、本文、タイトル、公開範囲を確認します。公開欄にある「すぐに公開する」の横の「編集」を押すと、月、日、年、時、分を入力できます。
未来の日時を入力して「OK」を押すと、公開ボタンは「予約投稿」に変わります。日付だけでなく、午前と午後を取り違えていないか、年、月、日、時、分を続けて読み直します。たとえば午前9時に公開したい記事へ21時と入力すれば、同じ日でも12時間ずれます。
WordPress 3.4.2の公開欄は、下書きの日時が未来なら「公開予定日時」を表示し、予約用の操作を出します。
「予約投稿」を押す前にプレビューを開き、公開する内容を確認します。プレビューで見えたことと、一般の閲覧者へ公開されたことは同じではありません。プレビューの確認後、投稿画面へ戻って予約を確定します。
「予約投稿」を押して未来の日時で保存された投稿は、WordPressの投稿処理でfutureという状態になり、指定日時に公開する処理が登録されます。日時を入力して「OK」を押しただけでは、予約の確定ではありません。
保存後は公開予定日時と予約済みの状態を確認する
予約を確定したら、投稿画面に表示された公開予定日時を読みます。入力した日時と一致し、投稿の状態が「予約済み」なら、予約の登録まで進んでいます。
この段階では、記事はまだ一般公開されていません。予約を登録したことと、指定日時に公開されたことを分けます。公開前に記事URLを関係者へ送る場合も、ログイン中のプレビューURLと、公開後に一般の閲覧者が開くURLを混同しないようにします。
重要なお知らせなら、予約した人とは別に、公開後の確認担当を決めます。確認担当は予定時刻を過ぎたあと、WordPressからログアウトしたブラウザーで記事URLを開きます。トップページや記事一覧にも載せる設計なら、個別記事だけでなく、その掲載箇所も確認します。
予定時刻を過ぎても公開されない場合は予約と実行を分ける
WordPressの予約投稿は、指定日時に実行する一回の処理として登録されます。この予定処理を動かす仕組みがWP-Cronです。WordPress 3.4.2のCron APIは、予定時刻を過ぎたあとにサイトへ訪問があったとき、登録済みの処理を実行すると説明しています。そのため、予約日時は公開処理を実行する基準であり、一秒単位の実行を保証する時刻ではありません。
予定時刻を過ぎても記事が公開されない場合は、投稿一覧と投稿画面を確認します。「予約投稿の失敗」は、投稿がfutureのまま、設定した日時を過ぎたときの表示です。原因自体を示す表示ではありません。日時をもう一度入力する前に、予約処理が実行されているかをサイト管理者へ確認してもらいます。
確認を依頼するときは、次の情報を渡します。
- 投稿のタイトルと編集画面のURL
- 設定した公開予定日時とサイトのタイムゾーン
- 投稿一覧に表示された状態
- 予定時刻を過ぎて確認した日時と公開ページのURL
原因が分からないまま、同じ記事を新規投稿として作り直しません。元の予約が遅れて実行されると、同じ内容の記事が二つ公開される可能性があります。まず既存投稿の状態と予約処理を確認し、その投稿を公開するか、予約し直すかを決めます。
最初の予約は公開確認までを一つの作業にする
予約投稿を使う目的は、日時を入力することではなく、必要な日時に記事を読める状態にすることです。設定担当の作業は「予約済み」で終わりますが、運用上の完了は公開ページを確認した時点です。
最初の一手として、一般設定を開き、タイムゾーンと表示中の現地時間を確認してください。そのあとで一つの記事へ未来の日時を設定し、予約済みの表示と、予定時刻後の公開ページまでを同じ記録へ残します。
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