WordPressで削除した投稿はゴミ箱から復元する
公開日: 執筆:佐藤
WordPressで誤って削除した投稿は、「完全に削除する」を実行する前ならゴミ箱から復元できます。新しい投稿を作り直す前に、投稿一覧のゴミ箱を確認してください。
ただし、ゴミ箱へ移した投稿、本文を上書きした投稿、完全に削除した投稿、メディアライブラリから削除した画像では、戻し方が違います。
| 起きたこと | 最初に確認する場所 | ゴミ箱から戻せるか |
|---|---|---|
| 投稿を削除した | 投稿一覧の「ゴミ箱」 | 残っていれば復元できる |
| 投稿の本文を上書きした | 編集画面のリビジョン | 投稿のゴミ箱では戻さない |
| 「完全に削除する」を実行した | 保存してあるバックアップ | ゴミ箱からは戻せない |
| メディアライブラリで画像を削除した | メディアの登録と保存ファイル | 標準設定では投稿と同じゴミ箱を使わない |
投稿一覧のゴミ箱から復元する
WordPress 2.9で加わったゴミ箱は、誤って削除した投稿やコメントを元へ戻すための機能です。標準設定では、投稿を削除すると、すぐにデータを消すのではなく、投稿の状態をゴミ箱へ変えます。
復元は、次の順で行います。
- 管理画面の「投稿」を開く
- 投稿一覧の「ゴミ箱」を開く
- タイトルを確認し、対象の投稿にある「復元」を選ぶ
- 投稿一覧へ戻り、タイトル、公開状態、URLを確認する
- 公開済みの投稿なら、公開ページも開いて確認する
WordPress 3.4.2の投稿処理は、ゴミ箱へ移す前の状態を保存し、復元時にその状態へ戻します。公開済みだった投稿は、復元すると公開状態へ戻ります。内容を確認してから公開したい場合は、復元直後に編集画面と公開ページを確認してください。
「復元」が表示されない場合は、投稿がゴミ箱にあるか、操作中の利用者がその投稿を削除できる権限を持つかを確認します。復元のためだけに管理者を増やさず、サイト管理者が対象の投稿と担当者を確認します。
ゴミ箱にない投稿は作り直す前に状況を分ける
ゴミ箱に目的の投稿がないときは、タイトルの表記違いだけでなく、起きた操作を分けます。
本文を削って更新しただけなら、投稿そのものは削除されていません。この場合は、ゴミ箱ではなくリビジョンを確認します。リビジョンは保存した本文の変更履歴であり、削除した投稿を保管する場所ではありません。
投稿を完全に削除した場合は、ゴミ箱から復元できません。「完全に削除する」と「ゴミ箱を空にする」は、ゴミ箱へ移す操作とは別です。利用できるバックアップがあるなら、対象の投稿を戻せるか、復旧範囲を確認します。サイト全体のデータベースを上書きする前に、現在の投稿を失わない復旧方法を管理者と決めてください。
新しい投稿を先に作ると、同じ内容の投稿や似たURLが二つできる場合があります。ゴミ箱、リビジョン、バックアップの順に候補を確認してから、作り直すかを決めます。
ゴミ箱は永久保存ではない
WordPress 3.4.2の標準設定では、ゴミ箱の保存日数を30日としています。WordPressは、ゴミ箱へ移してから30日を過ぎた項目を定期処理で完全に削除します。
サイト側でEMPTY_TRASH_DAYSを変更していれば、保存日数も変わります。値を0にすると、投稿を削除した時点で完全削除となり、ゴミ箱は使われません。管理画面にゴミ箱がない場合や、削除した投稿がすぐ消える場合は、利用者の操作だけでなく、この設定もサイト管理者が確認します。
復元できる期間を長くすることと、バックアップを持つことは同じではありません。ゴミ箱は同じWordPressのデータベース内にあります。データベース自体を失った場合に備えるなら、別にバックアップが必要です。
添付ファイルの削除は投稿の削除と分ける
画像などの添付ファイルは、投稿とは別のデータです。WordPress 3.4.2では、メディア用のゴミ箱を使うMEDIA_TRASHは標準で無効です。そのため、メディアライブラリの削除は「完全に削除する」となり、投稿と同じ復元手順を使えません。
WordPress 3.4.2の添付ファイル削除処理は、添付ファイルの登録だけでなく、元のファイルや生成した画像も削除します。記事で使っている画像を消す前に、添付先と掲載ページを確認してください。
反対に、投稿をゴミ箱から復元しても、別に完全削除した画像までは戻りません。本文が戻ったのに画像が表示されない場合は、投稿の復元を繰り返さず、メディアライブラリと保存ファイルを確認します。
復元後は元の投稿を一件だけ確認する
削除に気づいたら、最初に投稿一覧のゴミ箱を開き、タイトルで一件を特定します。復元後は、公開状態、本文、URL、画像を順に確認してください。
この確認が終わるまで、同じ内容の投稿を新しく作らない方が安全です。戻した投稿を使えるなら、元のURLと投稿データをそのまま維持できます。ゴミ箱にない場合だけ、リビジョンまたはバックアップへ確認範囲を広げます。
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