WordPress 4.0のMedia Library grid viewは表示方法とattachmentの保存内容を分けて使う
公開日: 執筆:佐藤
WordPress 4.0のMedia Libraryには、upload済みのmediaを連続したgridで見る方法が加わりました。thumbnailからAttachment Detailsを開き、前後のmediaへ移りながら内容を確認できます。
grid viewとlist viewは、同じattachmentを異なる方法で表示します。viewを切り替えても画像fileを移動したり、attachment metadataを作り直したりはしません。一方、detailsの編集と完全削除は保存内容を変える操作です。
gridとlistは同じattachmentを表示する
WordPress 4.0の公式発表は、Media Libraryへ連続したgridとdetails previewを追加しています。WordPress 4.0のupload.phpでは、利用者ごとにgridまたはlistの表示方法を保存し、gridを選ぶとmedia用のscriptを読み込みます。
grid側のqueryも、post_typeをattachmentとしてmediaを取得します。list viewへ切り替えても別のmediaが複製されるわけではありません。
| 操作 | 変わるもの | 変わらないもの |
|---|---|---|
| gridとlistの切替 | 利用者の表示方法 | attachmentと実ファイル |
| thumbnailを選ぶ | detailsで見る対象 | attachmentの保存内容 |
| titleやcaptionを編集する | attachment postの項目 | 元画像fileの画素 |
| 完全に削除する | attachment、metadata、関連file | 復元できる保証は残らない |
画面が変わったことと、mediaの保存方式が変わったことを同じにしないでください。
Attachment Detailsは保存情報をまとめて表示する
WordPress 4.0のwp_prepare_attachment_for_js()は、attachment postからtitle、caption、description、mime typeなどを取り出し、attachment URL、metadata、file size、生成済み画像sizeも合わせて画面へ渡します。
ここには三種類の情報があります。
- attachment postに保存するtitle、caption、descriptionなど
_wp_attachment_metadataに保存する画像寸法と生成済みsize- uploads directoryに置かれた元fileと中間画像file
detailsでtitleを変更しても、画像fileそのものへ文字列を書き込む処理ではありません。反対に、FTPなどでfileだけを差し替えても、保存済みの寸法や生成済みsizeが自動で正しくなるとは限りません。
thumbnailが表示されない場合は、同じ画像をすぐ再uploadせず、attachmentがあるか、metadataがあるか、参照先のfileがあるかを順に確認します。再uploadを繰り返すと、同じ内容のattachmentを増やす可能性があります。
Bulk Selectの完全削除は表示整理ではない
grid viewには、複数のmediaを選んで削除するBulk Selectがあります。これは一覧から一時的に隠す操作ではありません。
WordPress 4.0のattachment削除処理は、標準設定ではattachment post、post meta、元file、生成済みの中間画像、backup画像などを削除します。投稿本文がその画像URLを使っていても、本文内の参照まで別の画像へ自動で直すわけではありません。
削除前には、次を分けて確認します。
- attachmentがどの投稿の親として登録されているか。
- 投稿本文、固定ページ、theme、widgetがfile URLを使っていないか。
- 元fileを別の保管場所へ残す必要があるか。
- 削除権限を持つ人と、確認する人が決まっているか。
Media LibraryでUnattachedに見えることも、サイト内のどこからも使われていない証明にはなりません。attachmentの親子関係と、本文やthemeからのURL参照は別だからです。
grid viewは探索に使い、file管理は記録で支える
gridは画像を見ながら目的のmediaを探すのに向きます。listはauthor、upload先、日付などの列を比べる作業に向きます。どちらを使うかは作業で選びます。
ただし、Media Libraryだけをfile台帳にはしません。継続して管理する画像なら、少なくとも次をサイト側で保管します。
- 元画像の保管場所とfile名
- WordPressへuploadした日付と担当者
- 加工前の原本か、公開用に加工したfileか
- どのpageや広告で使用するか
- 削除前に確認する責任者
制作会社へuploadや整理を委託しても、原本と削除判断まで渡し切らない方が安全です。管理画面で見つけやすいことと、サイト所有者が復旧できることは別の成果です。
最初の一手は、gridから一件の画像を開き、title、caption、寸法、file URLを確認することです。そのうえで、attachment metadata、uploads内のfile、使用pageを一件ずつ対応させます。
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