Blocked Resources Reportはhostから影響ページをたどり表示差が大きいresourceから直す
公開日: 執筆:佐藤
GoogleウェブマスターツールのBlocked Resources Reportでは、host、遮断されたresource、そのresourceを使うページの順にたどります。影響ページをFetch and Renderで確認し、Googlebotと通常の利用者で表示差が大きいresourceから直してください。
遮断件数が多いhostから着手するとは限りません。本文、navigation、主要な操作を欠かせるresourceを優先し、装飾や解析だけに関係するresourceは分けて判断します。
reportはhostからresourceと影響ページへ掘り下げる
GoogleのBlocked Resources Reportに関する説明では、reportの最初に、遮断されたJavaScript、CSS、画像を配信するhostが表示されます。hostを選ぶとresourceの一覧が開き、さらに、そのresourceを埋め込んだページを確認できます。
調査順は次の三段階です。
- 遮断されたresourceを配信するhostを選ぶ
- そのhostにあるresource URLを選ぶ
- resourceを使っている影響ページを確認する
この順なら、共通のCSS一つが多数のページへ影響しているのか、画像一つが一ページだけで遮断されているのかを分けられます。ページURLを無作為にFetch and Renderする前に、共通原因になり得るhostとresourceを絞ってください。
影響ページを一つ選び表示差を確認する
resourceの一覧だけでは、修正の優先度は決まりません。同じCSSでも、本文の表示に必要な場合と、色を少し変えるだけの場合があるためです。
影響ページから代表URLを一つ選び、Fetch and Renderを実行します。表示される二つの画像で、Googlebotによるrenderingと通常の利用者によるrenderingを比べます。
| 表示差 | 優先度の判断 |
|---|---|
| 主な本文が見えない | 最優先で原因を調べる |
| navigationや主要な操作が使えない | 優先して原因を調べる |
| 画面構成が大きく崩れる | layoutに必要なCSSを調べる |
| 意味を持つ画像が欠ける | 画像または代替内容を調べる |
| 装飾だけが異なる | ほかの影響と分けて保留できる |
見た目が少し違うという理由だけで、すべてのresourceを一度に許可しません。利用者が内容を理解し、必要なページへ進むために欠かせないかを確認します。
resourceのhostと変更できる担当を対応させる
resource URLのhostが自社サイトと同じなら、そのhostのrobots.txt、HTTP応答、配信設定を確認します。別のhostなら、自社で設定を変えられるか、契約先へ依頼する必要があるかを先に調べます。
Blocked Resources Reportは、サイト運営者が影響を与えられる可能性のあるhostを表示しようとします。ただし、reportに出たことだけで、自社がそのhostのrobots.txtを編集できるとは限りません。
修正表には、次を一行でまとめます。
| 項目 | 記録例 |
|---|---|
| host | resourceの配信元 |
| resource | 遮断されたCSS、JavaScript、画像のURL |
| 影響ページ | そのresourceを使う代表URL |
| 表示差 | 欠ける本文、navigation、画像、layout |
| 管理者 | 自社、制作会社、外部配信先 |
| 修正結果 | 変更した設定と再確認日 |
制作会社へ依頼するときも、「Googlebotで崩れる」とだけ伝えず、host、resource URL、影響ページ、二つの画像の違いを渡します。修正対象と完了条件を同じ表に残してください。
robots.txtを広く開く前に必要性を確認する
directory全体が遮断されていても、Disallowを丸ごと削除する前に、そのdirectoryへ何が置かれているかを確認します。公開ページに必要なresourceと、管理用または公開不要のfileが同居している場合があるためです。
必要なresourceだけをcrawl可能な場所へ移す方法と、robots.txtの指定範囲を狭める方法を比べます。robots.txtはアクセス制限ではありません。外部へ公開してはいけないfileは認証やserver側の設定で守ります。
変更後は、同じ影響ページでもう一度Fetch and Renderを実行します。二つの画像の差が減ったか、本文と主要な操作がGooglebotの画像へ現れたかを確認します。別のresourceが遮断されたままでも、先に選んだ表示差が解消したかを一件ずつ記録してください。
最初の一手は、Blocked Resources Reportでhostを一つ開き、遮断resourceを一つ、その影響ページを一つ選ぶことです。そのページをFetch and Renderし、二つの画像で最も大きく違う部品を修正表へ書き出してください。
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