• LighthouseのSEO auditは合格したpageを公開せず検索から読む入口を別に確認する

LighthouseのSEO auditは合格したpageを公開せず検索から読む入口を別に確認する

公開日: 執筆:佐藤

LighthouseのSEO auditで問題が出なければ、pageを公開してよいとは限りません。auditは基本的なSEOの状態を確認するhealth checkです。読者がそのpageで疑問を解けるか、公開すべき内容か、検索から来た人が次の行動へ進めるかは、別に確認します。auditの合格を順位や問い合わせの保証にしないことが、公開前の作業を減らさないために必要です。

Googleは2月5日、Lighthouse Chrome ExtensionにSEO audit categoryを追加したと案内しました。LighthouseはChromeでlocalに動き、staging environment、live page、公開page、認証が必要なpageでもauditできます。ただし、現在のSEO auditは網羅的なlistではなく、Google web searchやほかの検索engineでのSEOを保証しないと明記されています。 Google Search Central Blog

auditで確認する基本と公開を決める判断を分ける

SEO auditは、pageに基本的な問題がないかを探す入口です。title、description、robotsの扱い、表示に必要なresourceなど、機械的に確認できる項目を見つける助けになります。reportに指摘があれば、どのURLのどの項目かを制作側と調べます。指摘がなければ、基本項目を通ったことを確認できます。

しかし、基本項目が通っても、pageに出す内容まで正しいとは限りません。たとえば、titleがあってもサービスの対象が分からない、descriptionがあっても価格の条件が古い、robotsの指定が正しくても公開すべきでない下書きが置かれている、といった問題は残ります。auditで確認できる状態と、事業側が公開を承認する状態を同じにしません。

順位についても同じです。Lighthouseが確認するSEO auditは、検索順位を約束するものではありません。検索意図、本文の役立ち方、ほかのpageとの重複、読者が読んだ後の行動は、scoreだけで決まりません。reportを見てtitleの文字を替える前に、そのpageが誰のどの疑問へ答えるかを確認します。

stagingで直す内容とlive pageで確かめる内容を分ける

staging environmentでauditを使う利点は、公開前に基本的な問題を見つけられることです。新しいtemplate、article、formを入れたときは、stagingのURLでauditし、title、description、robots、主要なlinkが意図どおりかを確認します。問題があれば本番へ出す前に直せます。

一方、stagingで通った結果を、live pageの結果として扱いません。公開するとdomain、canonical URL、internal link、cache、server response、trackingの読まれ方が変わる場合があります。公開後には実際のURLを開き、loginしていない状態でtitle、本文、画像、menu、問い合わせへのlinkを確認します。stagingにある設定と、読者が開くpageが同じとは限りません。

認証が必要なpageをauditできることも、検索へ出してよいことを意味しません。管理用の画面、確認用のpage、会員だけが読むpageなら、読者のために公開する理由があるかを先に決めます。検索から読ませるpageと、作業のために入れるpageを分ければ、auditの対象を増やしすぎずに済みます。

reportの指摘を直す順は読者が使うURLから決める

reportに複数の指摘が出た場合、数が多い順には直しません。検索や広告から最初に開かれるservice page、問い合わせや予約の入口、検索から読まれる記事を選びます。読者が最初に読む説明が崩れている、linkが進めない、公開すべきでないpageが読める状態になっているなら、先に確認します。

たとえば、複数の古い記事で同じdescriptionの問題が出ていても、現在受けるサービスのpageがrobotsで読めない状態なら、後者を先に調べます。逆に、公開を終えたcampaign pageが検索対象になっているなら、textを足して延命する前に、残す理由、移動先、検索から読ませない方法を決めます。auditの指摘を、URLの役割と切り離して直しません。

制作会社へ頼む場合は、reportの画像だけを送らず、対象URL、指摘された項目、pageの役割、公開後に確認する人を渡します。制作側はtemplate、head、robots、server responseを調べられます。事業側は、そのpageを公開し続けるか、何を読者へ伝えるかを決めます。作業を任せても、URLを残す判断まで任せる必要はありません。

修正後はauditと公開画面を同じURLで見る

修正したら、同じURLでauditをもう一度実行します。指摘が消えたかを確認した後、mobile browserで公開画面を開きます。titleだけでなく、本文、画像、form、電話link、内部linkが意図どおりかを見ます。auditの結果と公開画面を同じURLで比べれば、別のpageを見て完了とする間違いを減らせます。

変更の記録には、URL、指摘、変更した場所、確認した公開画面、確認者を残します。「SEOを直した」だけでは、次に同じtemplateを使うpageで問題が出たときに比べられません。headを直したのか、robotsを直したのか、本文やlinkを直したのかを分けて書けば、原因と修正を混同しません。

LighthouseのSEO auditは、公開前の基本確認を早くする道具です。合格したpageをそのまま公開するための許可ではありません。stagingで基本を確認し、live URLで読者の画面を確認し、公開する内容は事業側が決めます。その順に使えば、toolの指摘を見落とさず、scoreだけを目的にしたSEOにもなりません。

戻る