• Merchant Centerのsupplemental feedは商品masterを置き換えず追加する属性の責任を分ける

Merchant Centerのsupplemental feedは商品masterを置き換えず追加する属性の責任を分ける

公開日: 執筆:佐藤

Merchant Centerのsupplemental feedを使うときは、商品masterを置き換えず、何の属性を誰が追加するのかを決めます。補助のfeedは、商品情報を後から足したり直したりできるように見えます。しかし、価格、在庫、商品名まで別のfileで管理し始めると、どの値が正しいか分からなくなります。広告のために加える情報と、販売のために管理する情報を分けます。

Googleは11月9日、Merchant Centerでexpanded Feed Rulesとsupplemental feedsを使い、商品dataを直接修正したり最適化したりできると案内しました。この案内は、holiday seasonに向けた機能の説明です。個別accountで利用できる画面や対象国は確認が必要ですが、補助feedを使う前に、元data、追加する属性、確認する商品pageをそろえる必要は変わりません。

補助feedは商品を増やす場所ではない

main feedは、商品を識別し、商品名、価格、在庫、link先などを送る基礎になります。supplemental feedは、そのmain feedへ対応する商品へ追加情報を与えるために使います。補助fileへ別の商品IDを入れても、どの商品を補うのかをMerchant Centerが判断できなければ、追加する値の意味は定まりません。

たとえば、saleに出す商品へ広告用のlabelを足したい場合を考えます。商品masterでは通常の価格と在庫を管理し、supplemental feedには対象の商品IDとsale用labelだけを入れます。このとき、saleの価格まで補助fileへ書き始めると、商品page、main feed、補助fileのどれを直すべきか分からなくなります。これは実在の商品dataではなく、修正場所を分けるための仮例です。

最初に、次の三つを決めます。

対象 決めること 混ぜた場合に起きること
商品master 販売情報の正本をどこに置くか 価格や在庫の修正先が分からない
main feed Merchant Centerへ送る基礎情報 商品IDとlink先の対応が崩れる
supplemental feed 追加する属性と対象商品 一時的な値が通常の商品情報を覆う

追加する値は広告の判断と対応させる

supplemental feedへ何でも足す必要はありません。広告で分けて確認する理由がある属性だけを追加します。sale対象、配送条件、利益率に応じたcustom labelのように、campaignや商品groupで扱う理由があるなら、対象商品と値を対応させます。「後で使うかもしれない」情報を増やすと、更新する人が減ったあとに古い値だけが残ります。

追加する属性は、商品pageに見える内容と役割も分けます。広告で使うlabelは読者に見えない場合があります。一方、価格、在庫、配送期限のように購入判断へ関わる値は、商品pageでも正しく読める必要があります。Merchant Centerに送れたことだけを確認にせず、広告を開いた人が見るpageで同じ条件を確認します。

外部へ広告運用を頼む場合、運用会社がsupplemental feedを作ることがあります。それでも、商品master、Merchant Center account、main feedの所有者と更新経路は事業者側で分かるようにします。委託先がlabelを追加できることと、販売条件を変更してよいことは別です。誰が対象商品を決め、誰が値を更新し、誰が商品pageを確認するかを分けます。

変更後は対象商品から確認する

補助feedを追加したあと、全商品を一度に確認する必要はありません。最初は対象商品を少数選びます。商品ID、main feedの値、supplemental feedで加えた値、商品pageの表示を一枚の表へ並べます。変更の理由と確認する画面を同じ単位で残せば、問題が出たときに元data、補助file、広告設定のどこを直すかを追えます。

saleが終わる場合も同じです。補助feedからlabelを外す日、商品の販売条件を戻す日、広告設定を確認する日を決めます。期間限定の値を加えることと、期間が終わって不要になった値を消すことは一組の作業です。追加した時だけ記録し、終了時の更新を決めなければ、広告の分類と実際の販売条件がずれていきます。

商品IDの照合も省きません。商品名が同じでも、色や大きさで別の商品になる場合があります。main feedにあるIDとsupplemental feedにあるIDを対応させ、追加する値がどの商品へ適用されるかを少数の商品で確認します。商品名だけを頼りに対象を選ぶと、似た商品へ誤ったlabelを付けるおそれがあります。ID、商品page、追加属性を同じ表に置けば、確認する人が変わっても対象を追えます。

補助feedの更新頻度も、main feedと別に考えます。saleの対象が毎日変わるなら、誰がいつ補助fileを作り直すかを決めます。月に一度しか見直せないなら、短い期間だけ使う値を入れる前に、終了後の削除まで担当できるかを確認します。更新回数を増やすことが目的ではありません。古い分類を広告へ残さないために、無理なく続けられる更新の単位を選びます。

不承認や表示の問題が出た場合、補助feedを消して終わりにしません。問題が商品pageの情報か、main feedの基礎項目か、補助fileの追加値かを分けます。修正後は同じ商品IDを確認し、以前の値が残っていないかを見ます。原因を確かめずにfileを作り直すと、必要な追加属性まで失うことがあります。

最初の一手は、補助feedへ足したい属性を一つ選び、その値の正本がどこにあるかを書くことです。Merchant Centerのsupplemental feedは、商品情報の責任を曖昧にするためのfileではありません。main feedでは扱いにくい追加属性を、対象と更新責任を決めて扱うために使います。

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