• Google Analyticsのセッション タイムアウトとキャンペーン タイムアウトは別の期限として設定する

Google Analyticsのセッション タイムアウトとキャンペーン タイムアウトは別の期限として設定する

公開日: 執筆:佐藤

セッション タイムアウトとキャンペーン タイムアウトは、同じ「期限」でも区切る対象が違います。セッション タイムアウトは、操作が止まってから一つの訪問を閉じるまでの時間です。キャンペーン タイムアウトは、流入元の情報を同じ利用者へ結び付けておく期間です。

Universal Analyticsの既定値は、セッションが30分、キャンペーンが6か月です。既定値を変えるなら、訪問の長さと販促の長さを一つの数字で済ませず、それぞれの目的から決めます。

セッション タイムアウトは操作が止まった時間を区切る

セッションは、ページ表示やイベントなど、同じ利用者による一連の操作をまとめる単位です。操作があるたびに有効期限は延び、設定した時間だけ操作がなければ、そのセッションは終了します。

たとえば、30分の設定で利用者が31分間ページを開いたまま離れ、その後に操作を再開すると、再開後は新しいセッションになります。29分で戻れば、ほかの終了条件に触れない限り、同じセッションが続きます。

セッション タイムアウトを短くすると、席を外した後の再開を別の訪問として数えやすくなります。長くすると、一つの訪問へまとめやすくなります。どちらが正しいかは、サイト内で必要となる操作時間によって変わります。

キャンペーン タイムアウトは流入元を保持する期間を決める

キャンペーン タイムアウトは、一つのセッションを何分で閉じるかを決める設定ではありません。広告、検索、参照元、キャンペーン用URLなどから得た流入元の情報を、同じ利用者へどれだけの期間関連付けるかを決めます。

広告を止める日や、広告費を使える期間とも別です。AdWordsの配信日程を変えずに、Google Analytics側のキャンペーン タイムアウトだけを変えることもできます。配信管理と効果の帰属を混同しないでください。

設定 区切る対象 既定値 決める材料
セッション タイムアウト 操作が止まった訪問 30分 閲覧、入力、動画視聴などに必要な時間
キャンペーン タイムアウト 利用者へ保持するキャンペーン情報 6か月 検討期間、販促期間、流入元を評価する期間

Google Analyticsのタイムアウト設定では、セッションを1分以上4時間以下、キャンペーンを2年以下で設定できます。設定できる上限まで延ばすことが目的ではありません。比較したい行動と期間を先に決めます。

二つの期間は別々の仮例で考える

説明用の仮例として、長い入力フォームを使う予約サイトを考えます。利用者が資料を確かめながら入力するなら、30分を超えて操作が止まることがあります。セッションを長くする候補にはなりますが、フォームの途中操作をイベントとして送っているかも確認が必要です。

別の仮例として、10日間だけ案内する催事を考えます。キャンペーン情報を6か月保持すると、催事が終わった後の再訪まで同じ案内へ結び付く場合があります。催事の効果をどこまで見るかを決め、キャンペーン タイムアウトを検討します。

この二例を入れ替えてはいけません。フォーム入力に時間がかかることは、キャンペーン情報を長く保持する理由にはなりません。短期の販促であることも、閲覧途中のセッションを短く切る理由にはなりません。

変更前にPropertyと比較条件を記録する

設定は、管理画面で対象のPropertyを選び、Tracking InfoからSession Settingsを開きます。Timeout HandlingにあるSession timeoutとCampaign timeoutを別々に変更し、Applyで保存します。この項目はUniversal AnalyticsのPropertyで利用します。

変更記録には、次の内容を残します。

  • 対象のAccountとProperty
  • 変更前と変更後の二つの値
  • 変更日時と変更者
  • 値を変える理由
  • 比較する期間と指標

設定変更後にセッション数や流入元別の成果が変わっても、集客そのものが変化したとは限りません。設定日を境に集計方法が変わるためです。変更前後を比べるときは、曜日数、広告の配信条件、サイト側の更新もそろえて確認します。

最初の一手は、二つの既定値を一度に変えることではありません。利用者が操作を中断しやすい時間と、流入元を評価したい期間を書き分け、変更する必要がある設定だけを選んでください。

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