• WordPress 4.3のmenuはCustomizerで公開前に配置を確認してから保存する

WordPress 4.3のmenuはCustomizerで公開前に配置を確認してから保存する

公開日: 執筆:佐藤

WordPress 4.3では、Customizerの画面でメニューを作り、項目を直し、テーマの表示位置へ割り当てながら確認できる。メニューの名前を直す作業と、利用者の画面に出す場所を変える作業は別に確認する。表示を見ずに保存すると、正しい項目を作っても、意図しない場所のナビゲーションを変えることがある。

メニューの中身と表示位置は別に決める

WordPress 4.3の公式発表は、Customizerでメニューの作成、更新、配置を行い、ライブプレビューできることを案内している。これは、メニューを編集する場所と、表示を確かめる場所が近くなったということである。どのメニューを作るかまで自動で決める機能ではない。

たとえば、会社案内、サービス、問い合わせを並べるナビゲーションを作る場合、先に決めるのは項目の順序である。そのあとに、これをヘッダーへ出すのか、フッターへ出すのかを決める。同じ項目を使っても、ヘッダーは初めて来た人の移動用、フッターは補足情報の入口というように役割が違うことがある。

確認する対象 決める内容
メニュー項目 利用者が次に行きたい行動へ進めるか
項目の順序 大事な入口が埋もれていないか
表示位置 ヘッダー、サイド、フッターのどこへ出すか
プレビュー 実際の幅で文字切れや不要な項目がないか

プレビューは公開の代わりではなく、公開前の確認である

Customizerのプレビューで確認できるのは、変更したナビゲーションが現在のテーマ上でどう見えるかである。リンク先の内容、問い合わせフォームの受付、外部URLの到達まで確認したことにはならない。表示を確認したあと、重要なリンクは別に開く。

仮に、制作を外部へ依頼し、メニューの並びを調整してもらうとする。このとき依頼する側は、何を上位に出すか、どのページを公開中の案内として残すかを決める。作業者がCustomizerを操作できることと、ナビゲーションの最終判断を渡すことは同じではない。

保存前には、まずプレビューでヘッダーとフッターの両方を見て、次に主要なリンクを一つずつ開く。最後に、不要になった旧ページへの入口が残っていないかを確認する。メニューを更新する目的は、管理画面の項目を整えることではなく、利用者が迷わず必要なページへ進める状態を保つことである。

公開後に戻せばよいと考えると、古いページへ来た人を一度迷わせる。変更前のメニュー名と表示位置を控え、問題があればどこを戻すかを決めてから保存する。メニューを複数の場所に割り当てているサイトでは、とくにこの確認が必要になる。

変更内容を記録するなら、「項目を一つ追加した」とだけ残さない。どの表示位置に、どのページへの入口を置いたかまで書く。これなら、問い合わせが減った、古い案内へ来る人が増えた、といった変化があったときに、メニューの変更を確認できる。メニューは小さな部品に見えるが、サイト内の移動を決める部分である。

4.3.1への更新も先に済ませる

9月15日に公開されたWordPress 4.3.1は、4.3以前に影響するセキュリティ上の問題を修正している。menuを変更するために管理画面へ入る前に、使用中のversionを確認し、更新の判断を後回しにしない。

ただし、更新とmenu変更を同じ作業として混ぜない。更新後にthemeやpluginの表示を確かめ、それからmenuを直す。問題が出たとき、更新で変わったのか、menuの設定で変わったのかを分けて調べられるからである。

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