• WordPress 4.4の未添付メディアは添付pageのURLと画像fileのURLを分けて扱う

WordPress 4.4の未添付メディアは添付pageのURLと画像fileのURLを分けて扱う

公開日: 執筆:佐藤

WordPress 4.4では、投稿や固定ページへ添付していないメディアにも整形URLを使えます。画像ファイルを直接開くURLと、WordPressが表示する添付ページのURLは別です。URLがきれいになったからといって、すべての画像を添付ページとして読者へ見せる理由にはなりません。画像を何のために置くかを決め、読者へ渡す入口を一つ選びます。

メディアの「添付」は、画像ファイルの保存場所を決める操作ではなく、WordPressの投稿との関係を持たせる情報です。ロゴや共通背景のように複数のページで使う画像は、特定の投稿へ無理に添付しない方が管理しやすいことがあります。一方、記事だけで意味を持つ図版は、どの記事で使うかを追える状態にしておく必要があります。添付の有無と、公開するURLの役割を同じ判断にしません。

WordPress 4.4で変わるのは未添付メディアの整形URLである

WordPress 4.4のField Guideは、未添付メディアの整形URLを4.4の変更として案内しています。WordPressの変更履歴では、従来の未添付メディアが/?attachment_id=1のようなURLになる場合があったのに対し、整形パーマリンクを使うサイトでは、メディアのスラッグを使ったURLを作る変更が確認できます。

ただし、このURLが開くのは画像ファイルそのものではなく、メディアを投稿として扱う添付ページです。画像ファイルのURLは、通常、uploadsディレクトリにあるJPEGやPNGのファイルへ向かいます。添付ページは、テーマの添付ページ用テンプレートやsingle.phpなどを通して、画像、題名、説明、リンクを表示します。同じ画像を指していても、読者が受け取る内容は違います。

URL 開くもの 主な用途
画像ファイルのURL JPEG、PNGなどの画像データ 本文内の表示、資料への直接リンク、画像の読み込み
添付ページのURL WordPressが表示するメディアのページ 画像を一件のページとして説明、案内、共有する場合
記事または固定ページのURL 画像を使った本文と前後の説明 読者に内容全体を読んでもらう場合

施工例の記事に一枚の完成写真を載せるなら、通常は施工例の記事URLを渡します。画像だけを見せればよいのか、場所、条件、問い合わせ先まで読んでもらうのかで、案内先は変わります。添付ページを外部へ案内するなら、題名だけのページになっていないか、画像の説明と次に進むリンクがあるかを確認します。

画像をクリックしたときのリンク先も同じです。本文の画像から添付ページへ進ませるのか、元の画像ファイルを開かせるのか、記事にとどめるのかで、読者が次にできることは変わります。写真を大きく見せることが目的なら画像ファイルへのリンクで足りることがあります。画像の背景や条件を読んでもらうことが目的なら、記事または説明を用意した添付ページへ進ませます。クリック先を初期設定のままにせず、記事の目的に合わせて選びます。

未添付メディアを親のない画像と決めつけない

未添付メディアは、単に整理されていない画像とは限りません。サイト全体で使うロゴ、背景、アイコン、資料の表紙、複数の記事で使う図版は、特定の投稿へ結び付けない方が自然な場合があります。どこへ添付されているかだけで、画像の所有者や利用先を判断してはいけません。

逆に、記事専用の図版が未添付のまま増えると、後から画像を差し替える人が利用先を見つけにくくなります。メディア一覧の添付欄だけで探せない画像は、記事側の編集記録、画像の命名、利用先の一覧など、別の手掛かりを残します。WordPressの添付状態は管理の補助であって、利用先を完全に記録する台帳ではありません。

画像を整理するときは、次の三つに分けると判断しやすくなります。

  • サイト共通で使う画像:利用するテンプレートと管理担当を記録する。
  • 記事の内容を説明する画像:記事のURLと画像の利用箇所を対応させる。
  • 添付ページとして見せる画像:ページ単体で題名、説明、次のリンクを用意する。

この分類は、画像をどこへ保存するかではなく、更新時に誰が何を確認するかを決めるためのものです。制作を外部へ頼む場合も、画像の追加作業と、どのURLを公開入口にするかを分けて伝えます。ファイルを渡されたことと、読者へ正しいページを案内できることは別です。

URLを配る前に画面を開く

未添付メディアの整形URLを使えるようになっても、既存のテーマが添付ページをどう表示するかはサイトごとに違います。画像だけを大きく出すテーマもあれば、投稿と同じように見出しやサイドバーを出すテーマもあります。URLの形だけで、読者に見せるページとして使えるとは判断できません。

代表となるメディアを一件選び、次の順に確認します。

  1. メディア編集画面で、画像ファイルのURLと添付ページのURLを別に控える。
  2. ログアウトしたブラウザで両方を開き、画像だけが必要なのか、説明を読むページが必要なのかを確認する。
  3. 添付ページを使わないなら、記事本文、メニュー、資料、メールでどちらのURLを配るかを統一する。
  4. 添付ページを使うなら、画像の題名、説明、関連する記事へのリンク、不要なコメント欄やサイドバーを確認する。
  5. 元の画像を差し替える場合は、本文内の画像、添付ページ、直接ファイルへのリンクがどう変わるかを確認する。

整形URLが使えることと、URLを長期に共有することは別です。メディアのスラッグを変えれば添付ページのURLも変わります。画像ファイルの差し替え、添付ページのURL変更、記事の公開URL変更を一度に行うと、どこでリンクが切れたかを追いにくくなります。変更は一つずつ確認します。

すでに画像ファイルのURLを資料やメールで配っている場合も、添付ページのURLへ一律に置き換える前に、相手が求めているものを確認します。外部の資料が画像データを読み込んでいれば、添付ページへ変えると表示できません。反対に、説明を読ませたい案内で画像ファイルだけを渡していれば、読者は次に進めません。URLは文字列ではなく、どの画面を開かせる約束かとして扱います。

最初の一手は、よく使う画像を一件選び、画像ファイル、添付ページ、利用している記事の三つのURLを並べることです。誰に何を読ませるかが決まれば、配るべきURLも決まります。

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