• WordPress 4.9のメールアドレス変更確認は管理者の連絡先を替える前に受信できる人を確かめる

WordPress 4.9のメールアドレス変更確認は管理者の連絡先を替える前に受信できる人を確かめる

公開日: 執筆:佐藤

WordPressのメールアドレスを替えるときは、入力欄へ新しい住所を書く前に、そのmailを受信し、確認linkを開ける人を確かめます。管理者や利用者のmailは、passwordの再設定、更新通知、管理上の連絡に使われます。新しいmail addressを知っていることと、そのaddressを継続して受け取れることは別です。引継ぎの途中で古い担当者のmailを消さないよう、確認が終わる順序を決めます。

WordPress 4.9 Beta 1は、利用者がemail addressを変更しようとすると、mail内の確認linkをクリックする機能を案内しています。10月31日には4.9 Release Candidateも公開され、pluginとthemeをtestするよう呼びかけられています。4.9はまだ正式版ではありません。公開siteの管理者mailを試験用に替えるのではなく、test siteで通知の流れと、利用者がどこまで変更できるかを確かめます。

入力したmail addressと連絡先の役割を分ける

WordPressの利用者に設定するmail addressは、表示名とは役割が違います。記事の執筆者名を変更したい、問い合わせを受ける担当を替えたい、管理画面へ入る人を交代したいといった作業は、同じmail addressの変更だけで終わるとは限りません。誰の連絡先を替えるのかを先に分けます。

たとえば、制作を依頼していた担当者が管理用のmailを使っており、社内の担当者へ引き継ぐ場合を考えます。新しい担当者のmailへ変更すれば、今後の通知を受ける先は替えられます。しかし、その前に新しい担当者が管理画面へ入れるか、受信mailを見られるか、問題が起きたときに別の管理者へ連絡できるかを確かめなければなりません。これは実在siteの引継ぎではなく、確認する対象を説明するための仮例です。

次の三つを同じものとして扱わないでください。

確認する対象 役割 変更前に確認すること
WordPressの利用者mail password再設定や利用者への通知を受ける 新しい担当者が受信し、確認linkを開けるか
siteの連絡先 読者や顧客が問い合わせる入口になる 電話、form、掲載mailの案内が実情と合うか
accountの所有と管理 更新、契約、障害時の対応を継続する基礎になる 管理者を増やすか、既存の権限を引き継ぐか

利用者mailを替えても、siteのfooterやcontact pageに古い連絡先が残っていれば、読者は古い担当者へ連絡します。逆に、公開pageの連絡先だけを替えても、WordPressのpassword再設定mailが前任者へ届く状態なら、管理を引き継いだとは言えません。画面に見せる窓口と、管理のための連絡先を別々に確認します。

確認linkは入力を保存した証明ではない

4.9で案内されている確認linkは、変更しようとするmail addressを受け取れることを確認するための仕組みです。管理画面で新しいmailを入力して保存できたように見えても、それだけで変更を完了と考えません。mailを受け取り、linkを開き、変更後の利用者情報を確認して初めて、次の確認へ進みます。

ここで、mailが届かない原因を一つに決めないことが重要です。入力した文字が違う場合もあります。新しいmailの受信箱や迷惑mailの扱いが原因の場合もあります。siteから送るmailの設定が原因の場合もあります。mailが届かないときに、何度もaddressを書き換えると、どのaddressへ何を送ったか分からなくなります。試した日時、入力したaddress、表示された文、受信の有無を残し、問題を分けます。

確認linkを開く人も、あらかじめ決めます。外部の制作者が作業する場合、制作者のmailへ一時的に変更して確認し、そのあと事業者のmailへ替える方法は、連絡先を二度動かすことになります。作業を急ぐために、管理上の連絡先を第三者のmailへ置き換えません。必要ならtest siteで機能を確かめ、本番では受信する事業者のmailを使います。作業を頼むことと、accountの連絡先を渡すことは別です。

引継ぎは古い連絡先を消す前に終える

mail addressの変更には、戻せる状態を残します。新しい担当者のmailで確認できる前に、前任者の利用者を削除したり、唯一の管理者を外したりしません。変更中にloginできなくなった場合、password再設定のmailを誰が受けるか、別の管理者が残っているかで対応が変わります。

小さなsiteでも、少なくとも二つの確認を分けます。一つは新しい連絡先の受信確認です。もう一つは、問題が起きたときに管理画面やserverの担当へ連絡できるかという確認です。二人の管理者を常に増やすべきだという意味ではありません。現在の管理者を外す前に、どの入口で復旧するかを一度確認するという意味です。

引継ぎの記録には、passwordそのものを書きません。誰の利用者を替えたか、新しい連絡先を誰が確認したか、変更した日時、公開pageの連絡先も替える必要があるかを残します。passwordや確認linkを、メールや作業依頼の本文へそのまま載せないようにします。記録は、後から管理の経路を確認するためのものであり、認証情報を配るためのものではありません。

test siteで確認する順序

WordPress 4.9 Release Candidateは、正式公開前にpluginとthemeをtestするよう案内しています。mail addressの変更確認も、現在の運用へ入れる前にtest siteで流れを見ます。test siteに実在の顧客mailや業務用のpasswordを使う必要はありません。確認用に受信できるmailを一つ用意し、変更前と変更後の画面を比べます。

確認は、次の順で進めます。

  1. 変更する利用者と、現在のmail addressが担う役割を書く。
  2. 新しいmail addressを受信できる人と、確認linkを開く人を決める。
  3. test siteで変更を試し、送信されるmail、確認link、変更後の利用者情報を確認する。
  4. 本番で替える必要がある場合は、公開pageの連絡先、formの送信先、別の管理者、戻す連絡先を確認する。
  5. 変更後に、新しいmailへ必要な通知が届くかを確認してから、古い担当者の権限や連絡先を整理する。

この順序では、確認linkを開くことだけを目的にしません。誰が受け、誰が管理し、読者はどこへ連絡するのかをそろえます。WordPressの設定画面でmailを一つ替える操作は短くても、連絡先を引き継ぐ仕事は別に残ります。

最初の一手は、今変更しようとしているmail addressが、password再設定、更新通知、読者からの問い合わせのどれに使われているかを書き出すことです。その役割を受け取れる人が確認linkを開けると分かってから、変更を進めます。

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