• WordPress 4.9のtheme選択は見た目を比べる前にmenuとwidgetが残る条件を確認する

WordPress 4.9のtheme選択は見た目を比べる前にmenuとwidgetが残る条件を確認する

公開日: 執筆:佐藤

WordPressでthemeを替えるときは、見た目を比べる前に、menu、widget、問い合わせ先が切替後も読める条件を確認します。themeは色や画像を替えるだけではありません。pageの幅、sidebar、widget area、header、footerの出方を変えます。previewが整って見えても、読者が必要なpageへ進めなければ、切替を終えたことにはなりません。

WordPress 4.9 Beta 1はCustomizerの新しいtheme browsing experienceと、themeを切り替えるときにnav menuとwidgetを対応付ける仕組みを案内しています。4.9はまだ正式版ではありません。新しい選択画面を公開siteで試す前に、test siteで使っているthemeと候補themeを比べます。

themeの画像とsiteの案内を別に見る

候補themeのpreviewで最初に見えるのは、画像、色、文字、余白です。しかし読者が使うのは、top pageだけではありません。service page、記事、問い合わせpage、menuから進むpageを開きます。themeを替えたあとに電話番号がfooterから消える、sidebarの案内が本文の下へ移る、menuが小さな画面で開けないといった問題は、一枚のpreviewでは分かりません。

仮に、会社siteのthemeを切り替える場合を考えます。新しいheaderの写真がよく見えても、問い合わせbuttonが目立たなくなれば、見た目だけを良くしたとは言えません。galleryやwidgetが残っていても、読者が何を見て次へ進めばよいか分からなければ、案内の役割を失います。これは実在siteの事例ではありません。確認の範囲を示すための仮例です。

切替前に、守る画面を三つ決めます。top page、問い合わせpage、もっとも読まれる記事やservice pageのように、事業で止めにくい画面です。次に、その画面で守る情報を一つずつ書きます。電話番号、営業時間、資料請求へのlink、価格の説明などです。themeの比較は、画像の好みから始めず、守る案内から始めます。

menuとwidgetは自動対応を完成と考えない

4.9の案内には、theme切替時にnav menuとwidgetを対応付ける仕組みがあります。これは切替作業を助けます。しかし、対応付けられたことと、新しい場所で読めることは別です。候補themeがwidget areaを持たない場合や、幅が変わる場合には、以前と同じ内容でも利用者の画面での位置が変わります。

確認する対象を分けます。

対象 確認すること 自動対応だけでは決められないこと
menu 主要pageへ進めるか 順序や文言が事業の案内として正しいか
widget 画像、文章、linkが見えるか その場所に置く意味があるか
headerとfooter 会社名、連絡先、共通linkが残るか 読者が必要な情報を見つけられるか

menuの名称も見ます。以前のthemeで幅に収まっていた文字が、新しいthemeでは二行になったり、buttonと重なったりします。短くする必要があれば、意味が変わらないかを確認します。widgetも、空いた場所を埋めるために残しません。新しいsidebarやfooterで、その案内が読者の次の行動を助けるかを決めます。

previewのあとに公開画面を確認する

Customizerのpreviewは、切替後を試す場所です。公開可否を決める場所ではありません。test siteで候補themeを選び、守る三つのURLを順に開きます。menuをたどり、link先を開き、問い合わせformが使えるかを見ます。small screenでも同じ順に確認します。

問題が出た場合は、themeを替えたこと、menuを替えたこと、widgetを移したことを一度に直しません。どの画面で何が読めないのかを記録し、themeの設定、widgetの配置、menuの内容のどこを直すかを分けます。外部へ作業を頼む場合も、theme名だけでなく、確認するURL、守る案内、戻す方法を渡します。作業を委託することと、公開内容を承認する責任を同じにしません。

切替を戻す可能性も、公開する前に考えます。前のthemeへ戻す操作ができても、切替のあいだにmenuやwidgetを追加で直していれば、どこまで戻すべきかは別に判断が必要です。切替前の画面、使っていたmenu、widgetの内容を控え、候補themeで問題が出たURLを残します。戻すために、公開中のtheme fileをその場で書き換え始めません。

themeを替える人と、内容を確認する人が同じとは限りません。制作者は表示の崩れやwidget areaを確認し、事業者は営業時間、価格、受付条件、連絡先が正しいかを確認します。どちらか一方だけがpreviewを見て公開を決めると、見た目か内容のどちらかが抜けます。公開前に、誰が表示を見て、誰が掲載内容を確認し、誰が切替を承認するかを決めます。

切替後に画像が残っていても、掲載の意味まで残るとは限りません。以前のsidebarで補足として置いた写真が、新しいthemeでは本文より先に大きく出ることがあります。その場合は、写真を残すことより、配置を替えるか、galleryを外すかを判断します。themeのlayoutへ内容を無理に合わせず、読者が理解する順序を守ります。

最初の一手は、themeを替えたあとも守るURLを三つ書き、そのURLで読者に伝える情報を決めることです。WordPress 4.9のtheme選択は比較を助けます。siteの案内を保つ仕事は、previewのあとに行います。切替の日時と確認者も確実に残します。

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