• WordPress 4.9で音声や動画を使うsiteは更新後に再生できる画面を先に確認する

WordPress 4.9で音声や動画を使うsiteは更新後に再生できる画面を先に確認する

公開日: 執筆:佐藤

WordPress 4.9へ更新したsiteで音声や動画を使うなら、管理画面が開くことだけで終わらせず、読者が再生するpageを先に確認します。動画の埋め込みが残っていても、再生button、音量、説明文、外部の再生先まで同じように使えるとは限りません。更新作業と、読者が内容を受け取れることの確認を分けます。

WordPress 4.9の公式案内は、MediaElement.jsを4.2.6へ更新したことを示しています。この更新ではjQueryへの依存を外し、accessibilityと画面の扱いを改善し、多くの不具合を直したと説明されています。更新内容が改善であっても、個別siteのtheme、plugin、独自script、埋め込み方まで同じ動きを保証するものではありません。音声や動画が事業の案内に必要なら、更新後の確認対象を先に決めます。

再生できることと案内が届くことを分ける

動画や音声をpageへ置く目的は、playerを表示することではありません。商品の使い方、店への行き方、講座の内容、代表者の説明のように、文字だけでは伝えにくい情報を読者へ届けるためです。再生buttonを押せても、何の動画か、どれくらいの時間か、次に何をすればよいかが分からなければ、案内としては弱いままです。

仮に、serviceの説明pageへ短い紹介動画を置く場合を考えます。更新後は、pageを開き、画像だけが出ていないか、再生を始められるか、途中で止まらないかを確認します。次に、動画の前後にある説明、問い合わせへのlink、料金や受付条件が読めるかを見ます。動画が再生できることと、動画を見た人が必要な情報へ進めることは別です。これは実在siteの不具合ではなく、確認の順序を示す仮例です。

確認する範囲は、次のように分けると漏れにくくなります。

確認する場所 見ること 表示だけでは分からないこと
公開page playerと説明文が読めるか 読者が再生する理由を理解できるか
再生操作 開始、停止、音量を使えるか 途中の内容が正しく案内されるか
link先 外部動画や資料へ進めるか 外部service側の公開条件が合っているか
問い合わせ先 質問する入口が読めるか 誰が内容を更新し回答するか

音を出せない場所でpageを読む人もいます。だから、動画だけへ重要な条件を置かず、価格、日程、対象者、申し込み方法のような情報は本文でも確認できるようにします。文字で書くことは動画の代わりではありません。読者が再生できない場合にも、判断に必要な情報を失わないための案内です。

更新後の確認は使うpageから始める

更新後に全pageを一度に調べる必要はありません。まず、音声や動画を使っているpageを洗い出し、その中から止まると困るpageを三つ選びます。top page、もっとも見られるservice page、問い合わせや申込へつながるpageのように、事業の案内として重要な場所です。そのpageを実際のbrowserで開き、再生、本文、link、問い合わせの順に確認します。

themeやpluginを同じ日に更新した場合は、変更を一つの原因だと決めません。WordPress本体、theme、plugin、外部video service、独自scriptのどこで起きているのかを分けます。表示の問題を見つけたら、URL、browser、操作、画面に出た状態、更新したものを記録します。制作会社へ確認を頼む場合も、「動画が見られない」とだけ渡さず、どのpageで何を押したときに起きるかを伝えます。

公開画面の確認は、制作者だけで終えません。制作者は表示と再生の動きを見ます。事業者は、動画の内容、営業時間、商品情報、問い合わせ先が正しいかを確認します。動画fileを差し替える権限を持つ人と、掲載内容を承認する人が同じとは限りません。作業を頼むことと、古い説明を公開したままにすることを認めることは別です。

外部の動画serviceを使う場合も、WordPressの更新だけを見ません。動画の公開範囲、削除や差し替えをできるaccount、埋め込み先URL、元fileの保管場所を確認します。pageへiframeを置く作業と、動画を管理できることは違います。委託先のaccountだけに動画がある状態では、担当が替わったときに説明を直せません。

音声を使うpageでは、再生開始の位置も確認します。紹介の冒頭に重要な条件が入っているなら、再生できたかだけでは足りません。読者が音を出せないときに、何を聞けばよいのか本文から分かるようにします。録音内容を全文へ書き起こすかどうかは内容と更新の負担で決めますが、申込条件や注意事項まで音声だけへ預けません。

小さな画面でも同じpageを開きます。desktopでは再生buttonが見えても、幅が狭い画面では画像や本文の後ろに隠れることがあります。端末ごとの見た目をそろえることが目的ではありません。読者が再生でき、本文と問い合わせ先へ進めるかを確かめます。表示を直す担当へ渡すときは、画面の幅と問題が起きる場所を一緒に残します。

問題がない画面と戻す判断を残す

更新後に問題が見つからなければ、確認したURLと日付を残します。大げさな報告書は不要です。WordPressのversion、見たpage、再生した内容、確認した人が分かれば、次の更新でどこから見直すかを決められます。動画が多いsiteほど、すべてを記憶に頼らない方がよいです。

問題が出たときも、すぐにvideoを外すかWordPressを戻すかを決めません。読者が見られないのはplayerだけか、page全体か、外部serviceの設定かを分けます。案内が止まるなら、まず本文と問い合わせ先で必要な情報を読める状態にします。そのうえで、更新前の状態へ戻す必要があるか、themeやpluginの修正で足りるかを判断します。

最初の一手は、音声や動画を載せているpageを三つ選び、更新後に誰が再生と案内を確認するかを決めることです。WordPress 4.9のMediaElement.js更新は、playerを新しく見せるためだけの変更ではありません。読者が必要な説明を受け取り、事業者がその案内を管理し続けられるかを確認する契機にします。

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