Windows serverのWordPress 4.9.1はthemeやpluginのfile編集を本番作業にしない
公開日: 執筆:佐藤
Windows serverでWordPressを使うsiteは、管理画面からthemeやpluginのfileを編集できることを、本番の変更方法にしません。急いで一行を直せるように見えても、どのfileを替え、何を確認し、戻すときにどこへ戻すかが残らなければ、次の担当者は原因を追えません。file editorが使えることと、安全に変更できることは別です。
WordPress 4.9.1の公式案内は、Windows based serverでthemeとplugin fileを編集できない問題の修正を挙げています。4.9.1はsecurity and maintenance releaseでもあります。更新後にeditorが開けるようになっても、公開siteの画面で直接直す運用を勧めるものではありません。必要な変更は、対象file、変更理由、確認URL、戻す方法をそろえて扱います。
編集できない原因と直す場所を分ける
管理画面でfileを編集できないとき、最初からWordPress本体の不具合と決めません。利用者権限、serverのfile権限、hosting serviceの制限、themeやpluginの由来、更新中の状態など、確認する場所が違います。原因を一つに決める前に、何を直したいのかを言葉にします。見出しの文字を替えたいのか、問い合わせformを直したいのか、計測scriptを追加したいのかで、正しい変更場所は変わります。
仮に、営業時間を直したい場合を考えます。theme fileへ文字を直接書く前に、固定page、Customizer、widget、optionのどこが正本かを確認します。本文で管理できる情報をfileへ埋め込むと、次回の更新で同じ内容を探せなくなります。これは実在siteの構成ではなく、変更場所を決めるための仮例です。
| 変更したいもの | 先に確認する場所 | file編集だけで済ませない理由 |
|---|---|---|
| 本文や連絡先 | page、widget、menu | 日常更新の担当が直せなくなる |
| 表示の調整 | themeの設定とCSS | 更新で変更が失われる場合がある |
| 動作の追加 | plugin、theme、scriptの役割 | どのfileが画面を動かすか追えない |
| 緊急の復旧 | backupと変更記録 | 元へ戻す範囲を決められない |
本番へ直す前に確認する順序を作る
変更が必要なら、まずtestできる場所で試します。test siteがない場合でも、変更前のfile、対象URL、期待する表示、戻す手順を残してから進めます。管理画面のeditorは、変更前後を比べる仕組みまで用意してくれるわけではありません。一人が覚えていることを前提にしない運用へ近づけます。
確認は、管理画面で保存できたかでは終わりません。公開URLを開き、変更した部分と、同じtemplateを使う別pageを見ます。たとえばheaderを直したなら、top pageだけでなく記事と固定pageも開きます。formに関わる変更なら、送信先と完了画面まで確認します。変更が小さくても、読者が使う場所で何が変わるかを確認します。
外部へ修正を頼む場合は、依頼を「themeを直して」とだけ渡しません。対象URL、直す内容、触れない範囲、確認する人、公開してよい時刻を決めます。制作会社がfileを編集できることと、事業者の代わりに営業時間や販売条件を決められることは別です。fileの操作、掲載内容の確認、公開の承認を分けます。
themeとpluginは更新元も分けて記録します。WordPress.orgから入れたもの、制作会社が用意したもの、site固有の変更を加えたものでは、更新時に確認する範囲が違います。file editorから直した内容がどこにも残っていないと、themeを更新したときに消えた理由も、戻す方法も分かりません。変更したfileの名前だけでなく、元の配布元、変更した理由、更新時に確認するURLを残します。
同じ表示を複数のpageで使う場合は、代表URLを一つだけ見て終わりにしません。固定page、記事、検索結果、404 pageのようにtemplateが違う画面を選びます。headerやfooterへ入れた変更なら、小さな画面でもmenuと連絡先を確認します。画面の崩れを見つけたときは、CSS、template、content、pluginのどこを直すのかを分け、別の場所を同時に触りません。
緊急の修正ほど、変更した人だけの記憶に頼りがちです。短い記録でも、変更前の状態、変更した時刻、確認したURL、戻す担当があれば、翌日に同じ問題が出たときに調べ直す時間を減らせます。手早く直すために本番editorを使うのではなく、手早く確認と復旧ができる状態を作ります。
更新と編集の記録を一組にする
4.9.1を適用したあとは、WordPressのversion、active theme、active plugin、確認したURLを残します。同じ日にplugin更新やtheme編集を重ねると、問題が出ても何が原因か分けにくくなります。security updateを急ぐことと、別の改修をまとめて進めることを同じにしません。
更新後にeditorが使える場合も、使わない理由を曖昧にしません。fileをどこで管理し、誰がserverへ反映し、誰が公開画面を見るかを決めます。委託が終わったあとも、domain、server、WordPress管理者account、themeやpluginのfileの所在が事業者側で分かるようにします。作業を頼むことと、変更の正本を失うことは別です。
最初の一手は、直したい内容を一つ選び、それが本文、設定、theme、pluginのどこにあるかを確認することです。Windows serverでfile editorが使えるかどうかは、変更を始める入口にすぎません。公開siteを安全に運用するには、変更場所、確認URL、戻す手順を残します。
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