• AdSense Auto adsはcodeを一度置くだけでも表示を確認してから使う

AdSense Auto adsはcodeを一度置くだけでも表示を確認してから使う

公開日: 執筆:佐藤

AdSense Auto adsは、広告を置く場所を一つずつ決めずに始められる。けれども、codeを入れた時点で、読者にとって読みやすいpageになったとはいえない。広告を自動で置く範囲と、本文、問い合わせ、既存の広告がどう並ぶかを、公開画面で確かめてから使う。

Googleは2月21日、AdSense Auto adsを公表した。使いたい広告形式を選び、広告を出すpageのhead要素へcodeを置くと、pageを分析して掲載候補を見つける仕組みである。手動で置いたGoogle広告を、必ず外す必要はないとも案内されている。だからこそ、古い広告と新しい広告が同じpageでどう見えるかを、導入前後で比べる。

codeを一度置くことと掲載場所を決めることは別である

手動で広告を置く場合は、記事のどこに入れるかを自分で決める。Auto adsでは、広告codeを全pageへ一度置けば、掲載候補を仕組みが探す。設置作業は減るが、どのpageでも同じ目的で広告を見せてよい、という意味ではない。

たとえば、読みものの記事と、問い合わせを受けるpageでは、読者が進みたい場所が違う。記事では、見出しのあとに本文を読み進めたい。問い合わせpageでは、必要事項を入力し、送信先と注意書きを確認したい。その途中に広告が増えても、読者が目的を果たせるなら問題にならない場合がある。一方で、入力欄の近くや送信後の案内の前に広告が見えて、何を押すべきか分かりにくくなれば、収益の前に連絡の入口を壊してしまう。

ここで見るべきなのは、広告が表示されたかだけではない。pageを開いた人が、最初に本文を見つけられるか、見出しを追えるか、申し込みや問い合わせの操作へ迷わず進めるかを見る。広告を置く目的は、読者に必要な内容を読んでもらった後に成り立つ。本文より先に広告が目に入るpageでは、広告の数を増やしても、読者が戻らなければ意味がない。

手動広告を残すなら重なりを公開画面で見る

すでに広告を手動で置いているsiteでは、Auto adsを始めるために全てを消す必要はない。しかし、消さなくてよいことと、そのまま放ってよいことは別である。既存広告があるpageへ自動の広告が加わるなら、広告どうしの間隔、本文との距離、画面を開いた直後の見え方を確かめる。

確認するpageは、アクセスが多いpageだけに絞らない。会社案内、サービス説明、問い合わせ、長い記事、短い記事を一つずつ選ぶ。同じcodeでも、本文の長さや見出しの数が違えば、広告が入る余地も違うからである。長い記事では途中の表示を見落としやすい。画面の上だけを見ず、最後までスクロールする。

たとえば、記事の冒頭に手動広告を置いているなら、読者が最初の段落へ入る前に広告が続いていないかを見る。記事の途中に手動広告を置いているなら、自動の広告が近くへ加わって、一つの説明が途中で切れて見えないかを見る。footerの直前では、関連記事、連絡先、著者の案内より広告が先に並んでいないかを見る。広告の表示を止めるか、手動広告を減らすかは、この画面を見てから決める。

pageごとに広告形式を分ける理由を持つ

Auto adsには、URLごとに異なる広告形式を選ぶためのAdvanced URL settingsが用意されている。同じ形式を全pageへ出す前に、どのpageで何を優先するかを書き出すと判断しやすい。

記事が集まる場所では、読者が本文を読んだあとに次の記事へ進む導線を残す。商品やサービスを説明するpageでは、価格、条件、問い合わせ先が途中で分かれないようにする。採用や会社案内のpageでは、広告を増やすことより、必要な情報を誤解なく伝えることを優先する。広告を出さないpageを作るなら、そこにも理由を付ける。受付や説明を妨げないため、と決めておけば、後でpageを増やすときにも迷いにくい。

この判断は、収益を諦めるためのものではない。広告が合うpageと、広告を置かない方がよいpageを分けるためのものである。すべてのpageを同じ扱いにすると、短期的に表示回数は増えても、読者が必要な案内へ進めないpageが混ざる。運用する側は、広告設定を一度変えた理由を残し、次に見直すときに比べられるようにする。

設置後に確認する順序

Googleの案内では、codeを置いた後、広告がpageに出始めるまでおよそ10分から20分かかる。この時間が過ぎたら、管理画面の数字を先に見るのではなく、普通の読者としてpageを開く。確認の順序を決めておくと、表示されたことだけで終わらない。

最初に、広告を出したいpageと、出したくないpageを開く。次に、上から下まで読み、本文と広告の境目が分かるかを見る。その後、menu、関連記事、問い合わせform、送信後の案内を操作する。最後に、手動広告があるpageとないpageを比べる。表示が見つからない場合も、すぐにcodeを重ねて入れない。head要素へ置いたcodeの位置、対象にしたpage、設定した広告形式を一つずつ戻って確かめる。

広告の設定は、表示されたら終わりではない。記事を増やし、pageの構成を変えれば、広告が置かれる余地も変わる。Auto adsで作業を減らしても、読者が最初に読む本文と、最後に行う操作は自動で守られない。codeを一度置く便利さと、公開画面を見て決める責任を分けて持つ。

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