AdWordsのDynamic Sitelinksは自動生成と手動設定の役割を分ける
公開日: 執筆:佐藤
Dynamic Sitelinksが使われるようになっても、広告主が設定するサイトリンクは残します。自動生成はAdWordsが関連ページへの追加リンクを選ぶ仕組みであり、広告主が案内したいページと文言を管理する仕事の代わりではありません。
まず、手動サイトリンクの文言とリンク先が広告に合っているかを確認します。そのうえで、自動生成を許可するか、停止するかを判断してください。
Dynamic Sitelinksは広告文の下へ自動生成される
Googleは2014年7月24日、Dynamic Sitelinksの提供開始を発表しました。Dynamic Sitelinksは、広告文の下に自動生成され、ウェブサイト内の関連ページへ利用者を案内する追加リンクです。同日から世界で順次提供が始まりました。
広告主が作るサイトリンクとの違いは、誰がリンクを用意するかにあります。
| 種類 | リンクを用意する主体 | 広告主が管理するもの |
|---|---|---|
| 手動サイトリンク | 広告主 | リンク文、リンク先、設定範囲 |
| Dynamic Sitelinks | AdWords | 自動生成を許可するか、停止するか |
自動生成という理由だけで、リンク先ページの内容や公開状態を確認しなくてよいわけではありません。利用者が移動する先は広告主のウェブサイトです。ページの見出し、案内内容、問い合わせ先を、広告と一組で管理します。
手動サイトリンクはDynamic Sitelinksより先に整える
Googleは、Dynamic Sitelinksのimpression shareは低い見込みなので、サイトリンクを追加し、調整し続けることが重要だと説明しています。広告主が設定したサイトリンクを原則として表示し、Dynamic Sitelinksのほうがよい働きを見込める少数の場面を例外としています。
したがって、Dynamic Sitelinksが始まったことを理由に、手動サイトリンクを削除する必要はありません。手動設定には、広告主が次の関係を決められる利点があります。
- どの広告から、どのページへ案内するか。
- リンク文が、リンク先の内容を正しく表すか。
- キャンペーンまたは広告グループの範囲に、そのリンクが合うか。
手動サイトリンクが古いURLを指しているなら、自動生成へ任せる前に、そのリンクを直します。広告主が管理できるリンクを放置したまま、自動生成だけへ期待してはいけません。
Dynamic Sitelinksのクリック料金だけを見て判断しない
Dynamic Sitelinksへのクリックは無料です。一方で、同じ広告の見出しや、ほかの広告表示オプションへのクリックには料金が発生します。
この違いは、広告全体を無料にするという意味ではありません。次の三つを分けて記録します。
| クリック箇所 | 料金の扱い | リンクを選ぶ主体 |
|---|---|---|
| Dynamic Sitelinks | 無料 | AdWords |
| 広告見出し | 課金対象 | 広告主が設定した主なリンク先 |
| ほかの広告表示オプション | 課金対象 | 表示オプションの種類による |
無料のクリックがあることと、問い合わせや注文につながることも別です。リンク先で何を案内し、どの行動へ進んでもらうかを先に決めます。
自動生成を許可するかはリンク先を説明できるかで決める
Googleは、広告主がDynamic Sitelinksを停止できると案内しています。停止するかどうかを、機能が新しいという理由だけで決める必要はありません。
ウェブサイト内の各ページが整理され、広告から案内されても問題のない内容なら、自動生成を許可して表示を確認する候補になります。一方で、古い案内、公開途中のページ、広告から直接案内したくないページが混在するなら、サイトの整理と停止判断を先に行います。
広告運用を外部へ委託しても、手動サイトリンクの一覧、Dynamic Sitelinksを停止したか、変更した日付は広告主が受け取ります。設定を任せることと、広告からどのページへ利用者を案内するかを任せ切ることを分けてください。
最初の一手は、一つのキャンペーンで手動サイトリンクの文言とリンク先を一覧にすることです。広告との関係、ページの公開状態、案内内容を確認してから、Dynamic Sitelinksを許可するかを決めます。
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