AdWordsのCampaign details reportはcampaign間の設定差を成果指標と並べて確認する
公開日: 執筆:佐藤
AdWordsのCampaign details reportでは、複数campaignの設定を横に並べ、使われていない機能や一貫しない設定を探します。設定差を見つけても、すぐ全campaignを同じにしてはいけません。広告目的による意図した差か、設定漏れかを分けてください。
判断するときは、設定だけでなくclick、費用、conversionなどの成果指標も同じ期間で確認します。設定差と成果差が同時に見つかっても、原因と決めつけず、変更履歴とcampaignの目的まで戻って調べます。
比較するcampaignの目的を先にそろえる
campaign間の違いを探す前に、比較対象を決めます。商品も地域も目的も違うcampaignをすべて並べると、必要な設定差までerrorに見えるためです。
最初は、次の条件が近いcampaignを一組選びます。
- 同じ種類の商品またはserviceを扱う
- 同じconversionを目標にする
- 同じ地域または端末で配信する
- 同じ期間の成果を比較できる
地域別campaignで入札単価調整が違う場合や、電話を受けられる時間だけ別campaignにしている場合は、設定差に理由があります。目的をそろえずに設定だけを統一すると、運用設計を壊します。
Campaign details reportで設定差を見つける
AdWords公式ブログのCampaign details reportに関する説明では、各campaignで有効な機能と設定を一覧で確認できると案内しています。Campaigns tabで、利用していない設定、一貫しない設定、成果指標を横断して見られます。
確認する項目を、一度に増やしすぎないようにします。たとえば、mobile bid modifierを確認する回と、sitelinkの状態を確認する回を分けます。
| reportで見つけた差 | 次に確認すること |
|---|---|
| 一つのcampaignだけmobile bid modifierがない | mobileを同じ方針で扱うcampaignか |
| 一つのcampaignだけsitelinkがない | 追加できる適切なリンク先があるか |
| sitelinkがdisapprovedになっている | 審査状態とリンク先の内容に問題がないか |
| 使っていない設定がある | 目的に必要な機能か。未使用だけで追加しない |
reportは、設定の有無や状態を見つける入口です。使っていない機能が表示されても、利用すること自体が目的ではありません。問い合わせ、購入、来店など、そのcampaignで達成したい行動に必要かを判断します。
設定差と成果指標を同じ期間で並べる
Campaign details reportでは、設定の詳細とperformance metricsを並べて確認できます。比較期間と指標を先に固定し、設定が違うcampaignの成果を読みます。
確認表は、次のように作ります。内容は説明用の仮例です。
| campaign | 確認した設定 | 設定状態 | 成果指標 | 差の理由 | 判断 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | mobile bid modifier | 設定あり | 同一期間のconversion | mobileを重視 | 維持候補 |
| B | mobile bid modifier | 設定なし | 同一期間のconversion | 理由未確認 | 調査 |
| C | sitelink | disapproved | 同一期間のCTR | 審査理由未確認 | 修正候補 |
成果指標には、目的に合うものを選びます。sitelinkを確認するためにCTRだけを見ると、click後の問い合わせや購入を見落とします。CTR、conversion、費用を並べ、どの指標を優先するかを決めてください。
設定があるcampaignの成果が高くても、その設定だけが差を生んだとは限りません。keyword、広告文、地域、入札、リンク先も違う可能性があります。reportで候補を見つけ、個別campaignの条件を確認してから変更します。
差を意図あり、漏れ、未確認に分ける
見つけた設定差は、三つに分類します。
- 意図あり:目的や配信条件の違いを説明できる
- 漏れ:同じ方針のcampaignなのに必要な設定が欠けている
- 未確認:違いはあるが、理由と承認者が分からない
未確認を漏れとして直してはいけません。campaign名、設定、変更予定、期待する結果を記録し、予算や配信方針を決める担当者へ確認します。広告運用を外部へ委託していても、どのcampaignを同じ方針で扱うかは事業者側でも確認できるようにしてください。
修正する場合は、一度に複数の設定を変えず、変更履歴へ残る単位を小さくします。変更後に同じ期間の成果を待ち、設定を変えたことと、目的に合う成果へ近づいたことを分けて評価します。
最初の一手は、同じconversionを目標にするcampaignを二つ選び、Campaign details reportでmobile bid modifierかsitelinkのどちらか一項目だけを比べることです。差があれば、意図あり、漏れ、未確認のいずれかを記録してください。
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