• Search Analyticsのqueryは合計で見ずlanding pageごとに検索意図を分ける

Search Analyticsのqueryは合計で見ずlanding pageごとに検索意図を分ける

公開日: 執筆:佐藤

Search Analyticsのqueryは、site全体の合計だけで見ません。queryがどのlanding pageで表示され、clickされているかを確認します。同じ語を含むqueryでも、料金を知りたい人、対応地域を知りたい人、仕様を確認したい人では、必要なpageが違います。合計のclickだけでpageを増やすと、同じ検索意図に複数のURLが競合します。

queryは、読者が検索窓へ入れた言葉です。pageは、その人が検索結果から選んだ答えです。二つを別々に眺めると、よく出る言葉だけを集めたり、pageの数字だけを追ったりしがちです。queryとlanding pageを対応させれば、どの疑問にどのpageが答えているか、答えていないかを判断できます。

Googleの公式案内は、Search Console dataとGoogle Analytics dataをlanding page levelで並べ、各landing pageでどのqueryが順位を得ているかを確認できると説明しています。Landing Pages、Countries、Devices reportではSearch ConsoleとGoogle Analyticsのdataを並べますが、Queries reportはSearch Console dataだけを表示します。queryの意味を判断するときは、queryだけでなく、そのqueryに対応するlanding pageを開きます。

queryとpageの役割を一対一に近づける

一つのpageが複数のqueryで表示されることはあります。しかし、pageが何について答えるかを決めずに、queryを足していくと、どの人にも答えが薄いpageになります。まず、pageごとに一つの中心的な疑問を置きます。中心的な疑問が決まれば、残すqueryと別pageへ分けるqueryを判断しやすくなります。

queryの例 読者が確かめたいこと 先に対応させるpage
空調点検 費用 料金の条件と見積の方法 費用と条件を説明するpage
空調点検 東京 対応地域と訪問条件 対応地域を説明するpage
空調点検 法定点検 制度や対象設備 制度と対象を説明するpage

三つのqueryへ同じservice紹介pageを出すことはできます。しかし、料金、地域、制度の説明がpage内のどこにもなければ、検索した人は次に進めません。queryを見つけたら、keywordを本文へ足す前に、既存pageがその疑問へ答えているかを確認します。

pageが「空調点検とは何か」を説明するpageなら、制度の基本を調べるqueryには答えやすいでしょう。費用を調べる人には、料金の条件や見積の方法へ移れる案内が必要です。対応地域を調べる人には、対象エリアと訪問条件が必要です。一つのpageへ三つの説明を無理に積むのではなく、中心の説明を保ち、必要なら関連pageへ進めます。

同じ語を含んでいても、検索意図が同じとは限りません。「空調点検 東京」と「空調点検 費用」は、同じserviceに関するqueryです。しかし、前者は行ける場所を、後者は必要な費用や依頼の条件を確かめようとしています。語の一部が重なることより、読者が答えを読んだあと何を決めるかを重視します。

表示回数とclickだけで新しいpageを作らない

表示回数が多くclickが少ないqueryを見つけると、新しいpageを作りたくなります。その前に、すでに対応するpageがあるか、titleとdescriptionがpage内容を要約しているか、page内の見出しとlinkが分かりやすいかを調べます。数字は改善の候補を示しますが、新しいpageの必要性まで決めません。

  1. landing pageを一つ選ぶ。
  2. そのpageで表示されたqueryを並べる。
  3. queryごとに、読者が最初に確かめたいことを一文で書く。
  4. pageが答えているqueryと、答えていないqueryを分ける。
  5. 既存pageで答えられる場合は、title、description、見出し、内部linkのどこを直すか決める。
  6. 別の疑問で、独立した説明が必要な場合だけ、新しいpageを検討する。

titleとdescriptionは、検索した人へpageの内容を短く示す場所です。本文に料金の説明がないpageへ「費用」をtitleへ足しても、click後の期待には答えられません。反対に、本文に必要な説明があり、titleとdescriptionが別の内容を示しているなら、読者はpageを選びにくくなります。表示回数が多くclickが少ないときは、まずこの対応を確認します。

page内の見出しと内部linkも見ます。説明が後半に一行だけあるなら、読者が答えを見つけるまでに離れるかもしれません。独立したpageを作らなくても、見出しを整理し、関連する条件へlinkを付ければ答えられる場合があります。新しいURLを作るのは、既存pageの主題を変えるほど別の説明が必要なときです。

同じqueryが複数のlanding pageで出ている場合も、すぐにどちらかを消すとは限りません。それぞれが別の条件へ答えているか、読者が次に進むlinkでつながっているかを確認します。内容が重なるなら、主となるpageを決め、もう一方は説明を整理します。どちらも同じ結論と同じ条件を書いているなら、pageを増やしても検索する人の選択肢は増えません。

queryを見た後に直す場所を決める

queryを確認したら、すぐに本文へ同じ語を足しません。まず、そのqueryが表す疑問を一文にします。次に、landing pageのtitle、description、見出し、本文、関連linkを順に見ます。疑問への答えがすでにあるなら、読者が見つけられる位置へ整えます。答えがなく、別の説明が必要なら、新しいpageを検討します。

pageを直すときは、URL、直す箇所、直す理由、確認するqueryを記録します。titleだけを直したのか、本文の条件を足したのか、関連pageへのlinkを付けたのかを残せば、後で数字が変わったときに何を確認すべきか分かります。複数のpageを同時に直す場合も、同じqueryへ何を答えるpageなのかを先に分けます。

検索dataと受け付けた問い合わせを分ける

Search Analyticsで表示されるqueryは、検索結果での見え方を確認するdataです。queryが増えても、問い合わせや購入が増えたことにはなりません。Google Analyticsのsession、formの送信、有効な問い合わせを別に確認します。

queryに合うpageを作っても、事業として受けられない依頼を増やしてよいわけではありません。対応地域外、対象外の設備、扱わないserviceについては、pageに書く条件を先に決めます。検索語を増やすことと、受ける仕事を増やすことは別です。pageで約束する内容は、受付側が確認できる範囲に留めます。

外部のSEO担当がquery reportを作る場合も、site側は実際に受け付けたい依頼、対象外の依頼、pageへ書いてよい条件を決めます。queryを増やす作業と、事業として何を受けるかを決める作業は別です。reportの数字からpageを直すときは、変更したURLと理由を記録します。query、landing page、受け付ける内容を対応させておけば、数字だけを理由に同じ内容のpageを増やさずに済みます。

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