Google AnalyticsのLanding PageとExit Pageはセッションの最初と最後を分けて読む
公開日: 執筆:佐藤
Google AnalyticsのLanding Pageはセッションで最初に見られたページ、Exit Pageは最後に見られたページです。同じページ名が両方のレポートへ出ても、指標の意味は同じではありません。
入口では、訪問者が求めた内容を最初に受け止められたかを見ます。出口では、そのページで閲覧が終わったことが、ページの役割に合うかを見ます。離脱数が多いという理由だけで、改善対象とは決めません。
Landing Pageはセッションの入口を示す
Google Analytics公式ブログの解説では、Landing Pageを、利用者がサイトへ入ったときに最初に見るページとしています。
Landing Pageを見るときは、EntrancesとBounce Rateを組み合わせます。Entrancesは、そのページから始まったセッションの数です。Bounce Rateは、そのページから始まり、一ページだけで終わったセッションの割合です。
入口ページの評価では、流入元とページの目的を先にそろえます。検索広告から料金ページへ来た人と、自然検索から用語解説へ来た人では、求める答えも次に進む場所も異なるからです。入口数だけを見ても、ページが訪問の目的へ答えたかは分かりません。
Exit Pageはセッションの出口を示す
Exit Pageは、セッションで最後に見られたページです。Exitsはそのページで終わった回数、% Exitはそのページの表示に対する離脱の割合を示します。
Exit Pageの数字から分かるのは、そのセッションがどのページで終わったかです。利用者がブラウザーを閉じたのか、別のサイトへ移ったのか、電話をかけたのかまでは決まりません。離脱後の行動を推測して、成果または失敗と断定しないでください。
Google Analytics公式ブログのExit Page解説も、離脱率の高いページを改善候補にする場合と、論理的な出口として扱う場合を分けています。
たとえば、問い合わせ入力ページは、送信へ進ませる役割があります。ここで離脱が多ければ、入力項目、エラー表示、個人情報の説明を調べる候補です。一方、問い合わせ完了ページは、処理の完了を伝える役割があります。そこで閲覧が終わっても、直ちに問題とはいえません。
一ページのセッションでは入口と出口が同じになる
一ページだけを見て終わったセッションでは、同じページがLanding Pageであり、Exit Pageでもあります。ただし、Bounce Rateと% Exitの分母は異なります。
| 指標 | 対象 | 読む疑問 |
|---|---|---|
Entrances |
そのページから始まったセッション | 入口としてどれだけ使われたか |
Bounce Rate |
そのページから始まったセッション | 一ページだけで終わった割合はどうか |
Exits |
そのページで終わったセッション | 出口になった回数はどれだけか |
% Exit |
そのページの表示 | 表示されたうち最後のページになった割合はどうか |
説明用の仮例です。あるページに100件のEntrancesと40件のExitsがあっても、残り60件が同じ次ページへ進んだとは限りません。途中からそのページを見た別のセッションもExitsに含まれるからです。入口数から出口数を引いて、進行数として扱わないでください。
ページの役割を書いてから二つのレポートを比べる
最初に、重要なページを三つだけ選びます。各ページについて、入口としての役割、途中ページとしての役割、出口として許容できる条件を書きます。
次に、同じ期間と同じビューで、Landing PageのEntrancesとBounce Rate、Exit PageのExitsと% Exitを並べます。URLに検索条件や計測用のquery parameterが付くサイトでは、同じ内容が複数行へ分かれていないかも確認します。
数字を並べたら、役割との不一致を探します。
| ページの役割 | 確認する不一致 | 次に調べるもの |
|---|---|---|
| 検索から質問へ答える入口 | Entrancesが多く、答えを読めないまま終わっていないか | 見出し、冒頭の結論、流入語との一致 |
| 商品またはサービスを比較する途中ページ | 次の行動を示す前に出口になっていないか | 料金、条件、関連ページへの導線 |
| 問い合わせ完了を伝える出口 | 完了後に必要な案内が欠けていないか | 受付内容、返信時期、次の連絡方法 |
ページの改善を制作会社へ任せても、ページの目的と、許容する出口を決めるのはサイト運営側の仕事です。数字を減らすことを目的にせず、利用者が必要な情報を得て、次に取る行動を選べる状態を目的にします。
最初の一手は、一つの重要ページについて、Landing PageとExit Pageの両方で数字を確認し、そのページが入口、途中、出口のどの役割を持つか一行で書くことです。
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