Google AnalyticsのSecondary dimensionは表を二つの分類軸で分ける
公開日: 執筆:佐藤
Google Analyticsの表をもう一段詳しく見るなら、最初に知りたい分類をprimary dimensionに置き、その内訳をSecondary dimensionで一つ加えます。先に問いを二段にすると、選ぶディメンションを迷いません。
たとえば「どの都市から訪問されたか」が第一の問いで、「都市ごとにどのbrowserが使われたか」が第二の問いなら、Cityをprimary dimension、BrowserをSecondary dimensionにします。表の行は都市だけでなく、都市とbrowserの組み合わせへ分かれます。
ディメンションは分類で指標は数値である
Google Analyticsのディメンションと指標に関する公式説明では、ディメンションをuser、session、actionの特徴、metricsを量的な測定値として区別しています。
CityやPageはディメンションです。SessionsやPages/Sessionはmetricsです。多くのreport tableでは、ディメンションの値が行に並び、metricsが列に並びます。
| 選ぶもの | 役割 | 仮の問い |
|---|---|---|
| Primary dimension | 最初に行を分ける分類 | どのCityから訪問されたか |
| Secondary dimension | 最初の分類をさらに分ける分類 | CityごとにどのBrowserが使われたか |
| Metric | 各行で数える値 | Sessionsはいくつか |
「何で分けるか」と「何を数えるか」を同じ欄で探すと、reportの意味が曖昧になります。ディメンションを二つ決めてから、判断に必要なmetricを選んでください。
Secondary dimensionは表の行を二つの分類で分ける
Secondary dimensionを追加する公式手順は簡潔です。primary dimensionsの一覧の下にあるSecondary dimensionを選び、一覧から探すか検索欄へ名前を入力し、加えたいディメンション名を選びます。
Cityだけの表では、一つのCityにつき一つの行があります。Browserを加えると、同じCityがChrome、Firefox、Safariなどの行へ分かれます。SessionsやPages/Sessionは、それぞれの組み合わせに対応する列として読みます。
Secondary dimensionはmetricを追加する機能ではありません。Sessionsの隣へ別の数値を足したいならmetricの選択を見直します。既存の行を条件で絞り込みたいなら、segmentやtable filterが候補です。
二つのディメンションは一つの疑問へ結び付ける
使えるディメンションを先に並べるのではなく、第一の分類と第二の分類を文章にします。
仮例として、地域別の訪問環境を確認するなら、次のように決められます。
- 第一の問いを「どのCityから訪問されたか」とする
- 第二の問いを「CityごとにどのBrowserが使われたか」とする
- Primary dimensionをCity、Secondary dimensionをBrowserにする
- SessionsとPages/Sessionを同じ期間で読む
ここでBrowserを加えた理由は、選べるからではありません。地域別の訪問環境という一つの疑問へ答えるためです。二つの分類を結び付けても判断が変わらないなら、Secondary dimensionを増やす必要はありません。
scopeが合わない組み合わせは使わない
すべてのdimensionとmetricを自由に組み合わせられるわけではありません。公式説明では、それぞれにuser、session、actionのscopeがあり、通常は同じscopeのdimensionとmetricを組み合わせるとされています。
たとえばSessionsはsession単位のmetricなので、SourceやCityなどsession単位のdimensionと組み合わせます。Pageのようなaction単位のdimensionとSessionsを組み合わせることは論理的ではないと説明されています。
候補一覧に名前が見つからないときや、期待したmetricと組み合わせられないときは、表の不具合と決めつけないでください。質問のscopeが揃っているかを確認し、必要なら第一の問いから組み直します。
Secondary dimensionとsegmentは結果が違う
Secondary dimensionは、現在の表へ追加の分類列を加えます。segmentは、条件に合うuserやsessionを分けてreport全体を比較するために使います。
| やりたいこと | 選ぶ機能 |
|---|---|
| Cityの行をBrowser別に分けたい | Secondary dimension |
| 特定条件のuserやsessionと全体を比較したい | segment |
| 必要なdimensionとmetricだけの表を保存したい | Custom Reports |
同じ疑問へ三機能を重ねると、どの条件で数字が変わったか分かりにくくなります。まずSecondary dimensionだけを加え、表の行がどう分かれたかを確認します。比較条件を保存する必要が出たら、segmentやCustom Reportsへ進みます。
解析作業を委託する場合、担当者はdimensionとmetricを選び、表を作れます。ただし、何を第一の分類とし、どのmetricで費用や改善を判断するかはsite運営者が所有してください。
最初の一手は、今見ているreportについて「何を、何ごとに分けたいか」を一文で書くことです。その文の前半をprimary dimension、後半をSecondary dimensionへ置きます。
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