• Google Analyticsのリアルタイムレポートは公開直後の計測確認に使う

Google Analyticsのリアルタイムレポートは公開直後の計測確認に使う

公開日: 執筆:佐藤

Google Analyticsのリアルタイムレポートは、ページを公開した直後や広告用URLを用意した直後に、訪問データが届くかを確認するために使います。現在の訪問者数だけを眺めるより、自分で一つの操作を行い、予想したページと流入元が表示されるかを確かめる使い方が実務的です。

ただし、表示された一回の訪問から、広告の成果やページの良し悪しは判断できません。リアルタイムで確認するのはデータの到着です。成果は、試験操作を分け、通常のレポートに集計された数字を同じ条件で比べて判断します。

確認する操作と予想する表示を先に決める

Real-Timeを開く前に、何を試し、何が表示されればよいかを一行で書きます。目的を決めずに画面を見ても、数字が動いたことしか確認できません。

直後に試すこと Real-Timeで確認すること ここでは判断しないこと
新しいページを公開する そのページへの訪問がContentに現れるか 内容が読まれたか、問い合わせにつながるか
campaign tagsを付けたURLを開く 想定した参照元とメディアから訪問が届くか 広告費に見合うか、最良の配信元か
プロフィールの設定を変える 選んだプロフィールへ試験操作が現れるか フィルター後の数字が事業判断に十分か

たとえば、架空の告知ページ/seminar/を公開したなら、「試験端末で一回開く。Contentに/seminar/が現れる」と書きます。ページ名、試験時刻、使ったURLを残せば、ほかの訪問と区別できます。

ページ公開後はContentで表示中のページを確認する

Real-Timeの機能説明は、サイトで起きていることを発生時に示すレポートとしています。データが届くまで日次の集計を待たず、訪問が発生した直後に確認できます。

公開したページを自分で開き、Real-TimeのContentで対象ページを探します。対象ページが現れれば、その操作について、Google Analyticsへページのデータが届いたことを確認できます。

一方、一ページが表示されたことは、サイト内の全ページへ計測コードが入っている証拠ではありません。パソコンで確認できても、携帯端末のテンプレートが同じ実装とは限りません。重要なテンプレートが分かれているなら、各種類から一ページずつ開きます。

広告や告知の開始前はTraffic Sourcesで流入元を確認する

Real-Timeの機能説明は、campaign tagsを付けたリンクから期待するデータが届くかを、キャンペーン開始前に確認する使い方を示しています。広告やメールを配信してから誤りに気付くと、それ以前の訪問を正しい名前へ戻せません。

配信に使うURLを一つだけ選び、実際に開きます。Real-TimeのTraffic Sourcesで、予定したsourceとmediumとして認識されるかを確認してください。ページが開いたことだけで終わらせず、流入元の名前まで見ます。

試験には、本番で配信するURLを使います。確認用に手入力したURLと、広告管理画面やメール本文に設定したURLが違えば、本番側の誤りは見つかりません。試験時刻、URL、source、medium、campaignを記録し、配信前の確認結果として残します。

プロフィールとフィルターを確認してから試験する

プロフィール対応の機能説明によると、Real-Timeのデータは選択したプロフィールに従い、そのプロフィールへ設定したフィルターも反映します。プロフィールへアクセスできる利用者は、対応するReal-Timeレポートを確認できます。

自社IPアドレスを除外するフィルターがあるプロフィールでは、社内から行った試験が表示されない場合があります。この状態で「計測コードが動かない」と決めると、原因を取り違えます。まず、どのプロフィールを選んだか、どのフィルターが設定されているかを確認します。

フィルターを外して本番の設定を変える前に、フィルターをかけていない確認用プロフィールがあるかを見ます。設定を変える作業と、計測コードからデータが送られたかを調べる作業は分けます。

数字が現れても成果や動作完了を決めない

Real-Timeに訪問が一件現れれば、その試験操作のデータが届いたことは確認できます。しかし、その一件から次のことは判断できません。

  • 広告が利益を生むか
  • ページの内容が問い合わせを増やすか
  • 訪問者がフォーム送信を完了したか
  • 目標やイベントが通常のレポートへ正しく集計されるか
  • 翌日以降も同じ割合で訪問されるか

試験者自身の操作は、顧客の反応ではありません。広告用URLを開いてsourceを確認できても、その広告が目的に合う人を集めるかは、配信後の訪問、目標達成、費用を同じ期間で見なければ分かりません。

フォームも同じです。完了ページがReal-TimeのContentに現れたことと、問い合わせが受信され、目標として集計されたことは別です。フォームの受信記録、完了ページ、通常の目標レポートを照合します。

表示されないときは操作から順に範囲を狭める

試験操作がReal-Timeに現れないときは、いきなり計測コードを入れ直しません。最初に、試験したURLと時刻、選択中のアカウント、ウェブプロパティ、プロフィールを確認します。次に、プロフィールのフィルターと、対象ページへ出力された計測コードを確認します。

別のページは表示され、新しいページだけが表示されないなら、そのページのテンプレートや出力を調べます。どのページも表示されないなら、選択先、フィルター、計測コードの順に範囲を広げます。一回の未表示だけで原因を決めず、表示されるページとの違いを使って切り分けます。

最初に、次回公開する一ページについて、URL、試験時刻、予想するContentの表示を一行で書いてください。公開後に一回だけ開き、Real-Timeで一致を確認したら、翌日に通常レポートでも同じページを確認します。

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