GoogleウェブマスターツールのSearch Queriesは表示回数、クリック、CTR、平均掲載順位を分けて読む
公開日: 執筆:佐藤
GoogleウェブマスターツールのSearch Queriesでは、最初に表示回数、次にクリック数とCTR、最後に平均掲載順位を確認します。四つの指標は、検索結果へ出た回数、訪問された回数、選ばれた割合、表示位置をそれぞれ示します。
平均掲載順位だけを追っても、検索結果で見られた回数や、そこから選ばれた回数は分かりません。順位を上げることを先に決めず、どの検索クエリのどの段階に差があるかを見ます。
Search Queriesは検索結果に表示された検索語を示す
Googleウェブマスターツールの改善案内では、Search Queriesは、サイト内のページが一つ以上検索結果へ表示された検索クエリの情報を示します。過去90日間の表示回数と、利用者がサイトを訪れたクリック数を確認できます。
表示される数値は、概算の範囲へ丸めた値ではなくなりました。小さな増減も以前より詳しく見られます。ただし、Search Queriesをサイト内の全ページや全検索語の一覧とは考えません。選択した期間とフィルターを固定し、同じ条件で比較します。
表示回数は検索結果へ出た機会を示す
表示回数は、ある検索クエリの検索結果へサイトのページが表示された回数です。サイトへ訪問した回数ではありません。
表示回数が多く、クリック数が少ない検索クエリには、検索結果へ出ているが選ばれていない理由があります。一方、表示回数自体が少なければ、CTRだけを直しても得られるクリック数には限りがあります。
まず検索クエリを一つ選び、そのクエリに対応するページを確認します。検索した人が求める内容とページの主題が離れていないかを、タイトル、説明文、本文の順で見ます。
クリック数とCTRは回数と割合を分ける
クリック数は、検索結果からサイトのページが選ばれた回数です。CTRは、表示回数のうちクリックされた割合です。
CTR = クリック数 ÷ 表示回数 × 100
クリック数が同じでも、表示回数が違えばCTRは変わります。たとえば、次の数値は読み方を説明する仮例です。
| 検索クエリ | 表示回数 | クリック数 | CTR |
|---|---|---|---|
| 仮の検索語A | 1,000 | 30 | 3% |
| 仮の検索語B | 100 | 10 | 10% |
検索語Aはクリック数が多く、検索語Bは表示された中で選ばれた割合が高いと読めます。どちらが優れているかを一つの数値だけでは決められません。流入を増やす目的なら、表示回数の大きさとCTRの両方を見ます。
CTRが低い原因を、タイトルだけに決めつけることもできません。平均掲載順位、検索意図との一致、同じ検索結果に並ぶ情報を確認してから、タイトルと説明文を直すか、ページ内容を直すかを選びます。
平均掲載順位は固定の順位ではない
Googleによる平均掲載順位の説明では、一回の検索でサイトから複数URLが表示された場合、最も上位にあるURLだけを計算対象にします。その位置を複数の検索について平均したものが、Search Queriesの平均掲載順位です。
したがって、平均掲載順位が4.2でも、常に4位に表示されるという意味ではありません。どのURLが上位に出たか、何回表示されたかを含む平均です。小数点以下を含む数値を、ある一回の検索結果の順位として扱わないようにします。
平均掲載順位だけが上がり、表示回数が減る場合もあります。反対に、より多くの検索で表示されるようになれば、表示回数が増えながら平均掲載順位が下がることもあります。四つの指標を同じ期間で並べ、変化を一つずつ分けます。
| 指標 | 示すもの | 先に確かめること |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果へ出た回数 | 対象期間と検索クエリ |
| クリック数 | 検索結果から訪問された回数 | どのページが選ばれたか |
| CTR | 表示からクリックへ進んだ割合 | 表示回数と掲載位置 |
| 平均掲載順位 | 各検索で最上位だったURLの平均位置 | 固定順位と誤解していないか |
改善候補は一つの検索クエリから決める
最初の調査対象には、表示回数があり、事業やサイトの目的に関係し、CTRに改善余地がある検索クエリを一つ選びます。数値が大きいだけで、関係の薄い検索語を優先しません。
次に、その検索クエリで表示されたページを開きます。検索結果のタイトルと説明文がページ内容を正しく要約しているか、ページが検索した人の疑問へ先に答えているかを確認します。内容と合わない言葉でクリックだけを増やしても、訪問後の目的は達成できません。
変更前には、検索クエリ、対象ページ、期間、四指標、変更箇所を記録します。変更後も同じ期間幅とフィルターで比べます。Search Queriesの数字を眺めるだけで終わらせず、どのページの何を変えたかまで一組で残してください。
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