• Google Analyticsで削除したview、property、accountはTrash Canから35日以内に復元する

Google Analyticsで削除したview、property、accountはTrash Canから35日以内に復元する

公開日: 執筆:佐藤

Google Analyticsでview、property、accountを誤って削除したら、同じものを作り直す前にTrash Canを確認します。削除した項目は、削除日から35日以内なら復元できます。35日を過ぎるとTrash Canから消え、そこからは戻せません。

復元と再作成は同じ作業ではありません。必要なのが削除前のreporting informationなら、名前の同じ項目を新しく作るのではなく、削除した項目そのものを復元してください。

最初に削除した対象と日付を確定する

Google AnalyticsのTrash Canに関する公式発表は、復元対象としてview、property、accountの三つを挙げています。削除に気付いたら、次の情報を一行ずつ記録します。

確認項目 記録する内容 復元時に照合するもの
削除対象 view、property、accountのどれか Trash Can内の種類
名称 削除前に表示されていた名前 復元候補の名前
ID 手元に残っていれば記録する 同名項目との区別
削除日 削除した日または気付いた日 35日の期限
対象サイト 計測していたdomain 別サイトとの取り違え防止

名前だけでは、同じサイト用に作ったtest viewや、似た名前のpropertyを区別できないことがあります。メール、設定表、計測codeなどにIDが残っていれば、復元候補と照合してください。

Trash Canでは削除後35日を期限として扱う

Trash Canは、削除した項目を無期限に保管する場所ではありません。公式発表では、削除日から35日が過ぎるとdataがTrash Canから削除され、表示されなくなると説明しています。

「今月中」のような社内期限へ置き換えず、削除日から数えます。たとえば2月1日に削除した場合は、2月末まで待てるという意味ではありません。復元の要否を決めるための確認も、35日の中に含まれます。

担当者が判断できない場合は、削除前の用途、対象サイト、利用していたreportを記録し、所有者へ同じ日に確認を依頼します。保留にした日ではなく、削除した日から期限が進むためです。

復元してから設定とreportを確認する

Administration tabでaccountを選び、左側のTrash Canを開きます。戻す項目を選び、Restoreを実行します。公式発表は、復元したview、property、accountが削除前の状態へ戻ると説明しています。

復元後は、次の三点を分けて確認します。

  1. 戻した名称とIDが、削除した項目と一致するか
  2. 必要としていたreporting informationを開けるか
  3. 計測codeが送信するpropertyと、復元したpropertyが一致するか

復元できたことと、計測設定が正しいことは別です。削除前から計測codeやview filterに問題があった場合、その問題まで自動で直るとは考えないでください。復元は削除の取り消しであり、設定全体の点検を代行する機能ではありません。

同じ名前で再作成する前に復元の要否を決める

削除に気付いてすぐ同名のviewやpropertyを作ると、どちらが削除前から使っていた対象か分かりにくくなります。必要なreporting informationがTrash Canにあるなら、先に復元します。

新しく作る判断が必要なのは、削除前の項目を戻すことが目的ではなく、計測設計そのものを分けたい場合です。たとえば、別domain用のpropertyを新設することと、誤って消したpropertyを戻すことは、別の変更として記録します。

これは説明用の仮例です。会社案内サイトのpropertyを誤って削除した直後に、同じ名前のpropertyを新設したとします。二つの名前が同じでも、新設したpropertyが削除前のreporting informationを引き継いだことにはなりません。削除前の対象が必要なら、Trash Canから復元し、IDで二つを区別します。

Trash Canがまだ表示されない場合は削除記録を残す

Trash Canは、すべてのGoogle Analytics accountへ数週間をかけて提供されています。機能がまだ表示されなくても、1月27日以降に削除した項目は、機能が提供された後にTrash Canへ表示されると公式発表は案内しています。

表示されない段階で同じ削除操作を繰り返したり、似た名前の項目を増やしたりしないでください。account名、削除対象、ID、削除日を残し、機能の表示後に照合します。

外部へ復元作業を依頼する場合も、Google Analytics accountそのものの所有と、復元操作だけの委託を分けます。作業後は、運営側の利用者が対象を確認できる状態を残してください。

最初の一手は、削除した対象と削除日を一行へ書き、Administration tabのTrash Canを開くことです。候補が見つかったら、名前だけで戻さず、IDと対象domainを照合してからRestoreを実行します。

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