Google Analyticsの管理画面対応とサイト訪問の計測対応は分けて確認する
公開日: 執筆:佐藤
Google Analyticsの管理画面で使うbrowserと、利用者がサイトを訪れたbrowserは別に考える。Internet Explorer 9へのGoogle Analytics管理画面の公式対応が終わっても、そのbrowserから来た訪問を計測できなくなるという意味ではない。管理する側の閲覧環境と、計測する側の利用者環境を混同しない。
管理画面を開くbrowserと計測対象のbrowserは役割が違う
Googleの案内では、2015年1月31日からGoogle AnalyticsのInternet Explorer 9への公式互換性を終了するとしている。同時に、Internet Explorer 9を含むすべてのbrowserからの訪問は引き続き計測できると説明している。
ここで問題になるのは、担当者が古いbrowserで管理画面を開いたときに、今後の機能が正しく動くかである。利用者のアクセス解析からInternet Explorer 9の訪問が消えることではない。
| 分けて確認すること | 確認する相手 | 判断する内容 |
|---|---|---|
| Google Analyticsの管理画面 | 更新担当者、広告担当者 | reportや設定画面を安定して操作できるか |
| 自社サイトの表示 | サイト利用者 | 対象browserで本文、navigation、フォームを使えるか |
| 訪問の計測 | Google Analytics | browser別の訪問データが記録されているか |
browserを更新する判断とサイトの対応範囲を混ぜない
管理担当者がInternet Explorer 9を使い続ける必要があるなら、まずGoogle Analyticsを操作するbrowserを更新できるか確認する。これは管理作業の問題である。一方、自社サイトをInternet Explorer 9でどこまで表示させるかは、利用者の数、必要な機能、改修費用を見て決める。Google Analyticsの画面対応終了だけを理由に、サイト側の対応方針まで自動で決めない。
仮に、サイトを見に来る人の一部が古いbrowserを使っているとする。この場合はGoogle Analyticsのbrowser別reportで訪問の有無を確認し、重要なページとフォームを実際に開く。訪問があることと、購入や問い合わせまで問題なく進めることも別なので、表示と送信を分けて確かめる。
管理環境を変えた日は記録を残す
browserを更新した日や、計測コード、filter、siteの表示を変えた日は、アクセス解析の数字を読むときの前提になる。変化の前後を比べるときに、管理画面の操作環境まで原因にしてはいけないが、何をいつ変更したかが分からなければ、別の設定変更を見落とす。
最初に行うことは、Google Analyticsへ入る担当者が使うbrowserを確認することである。そのあとに、利用者が多いbrowserでサイトを開き、最後にbrowser別の訪問をreportで見る。管理、表示、計測をこの順で分ければ、一つの対応終了を必要以上に大きな障害として扱わずに済む。
ここでサイト側の確認を省くと、二つの誤りが起きやすい。一つは、管理画面が開けないことを、利用者の閲覧もできないことだと考える誤りである。もう一つは、訪問が計測されているから、利用者がフォームまで問題なく使えると考える誤りである。前者は管理作業の環境を、後者は実際の画面と送信を確認して判断する。
古いbrowserへの対応を続けるかどうかは、表示を保つために必要な作業と、そのbrowserを使う人にとっての重要さを比べて決める。Google Analyticsの公式対応範囲は、その判断に必要な情報の一つであって、サイトの対応方針を代わりに決めるものではない。
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