• WordPressの検索結果が0件なら空のpageにせず検索語を残して探し直せる入口を置く

WordPressの検索結果が0件なら空のpageにせず検索語を残して探し直せる入口を置く

公開日: 執筆:佐藤

WordPressのsite内検索で結果が0件になったときは、「見つかりませんでした」とだけ出して終わらせません。読者が何を探したのかを残し、表記を変えて探し直すform、近い分類、必要なら問い合わせ先へ進める入口を置きます。検索結果がないことと、siteに必要な情報がないことを同じ意味にしないことが大切です。

読者が検索した言葉には、site側の言葉と違う表記、商品名の略称、質問の形、誤字が混じります。検索結果が0件なら、WordPressの検索条件に一致する投稿がないという結果です。読者が探しているサービスや資料を提供していない、と直ちに決める結果ではありません。検索語、分類、案内の順に見直します。

0件の画面には検索語と探し直すformを残す

WordPressの検索結果pageでは、query variableから検索語を取り出せます。0件の画面には、検索した語を本文中へ表示し、同じ語を入れた検索formを置きます。読者は何を検索したかを確認でき、漢字、カタカナ、サービス名、短い言葉へ変えて再検索できます。

説明用の仮例として、制作会社のsiteで「予約サイト」と検索して0件になる場合を考えます。site側では「予約システム」「予約フォーム」「予約受付」と書いているかもしれません。0件のpageにformがなければ、読者は前のpageへ戻り、どこを探せばよいか分かりません。検索語を残したformがあれば、「予約フォーム」と入れ直して探せます。

ただし、検索語をそのままHTMLへ出すときは、投稿タイトルと同じように扱いません。URLから渡る値を画面へ出すため、出力する文脈に合った処理を使います。検索formの入力欄、見出し、HTML属性で必要な扱いは違います。検索結果pageを見た目だけ直して、入力した文字列を無造作に出す実装にはしません。

分類へのlinkは検索の代わりでなく次の入口にする

検索結果が0件のときに、人気記事を並べれば解決するとは限りません。読者が探しているのが採用情報なら、制作事例や代表のblog記事を見せても目的へ近付きません。検索語からすべてを推測しようとせず、siteの主要な分類や、よく探される情報へ進める入口を用意します。

たとえば、会社案内、サービス、料金、サポート、採用、問い合わせが主な情報なら、0件の画面でこの種類を分かるようにします。すべてのcategoryを長く並べるのでなく、読者が用件を言い換えられる単位にします。商品名で探して0件だった人には商品一覧、手続きで探して0件だった人には利用案内、個別の事情がある人には問い合わせ先が役立ちます。

分類linkを置く目的は、pageviewを増やすことではありません。読者が欲しい情報へ進めるようにすることです。関係のない記事を大量に見せると、検索した人に追加の判断をさせます。0件の理由を解消できる可能性がある入口だけを置きます。

問い合わせ先は情報が見つからない場合に限って案内する

検索の0件pageへ問い合わせformのlinkを置く場合も、検索の代わりにします。料金表、営業時間、手続きのように公開できる情報まで、すぐ問い合わせさせる設計にはしません。まず読者が自分で確認できるpageへ案内し、それでも分からない内容や個別の条件だけを問い合わせへ進めます。

問い合わせ先を出すなら、受ける側の準備も必要です。何を聞くか、どこへ届くか、いつ確認するかを決めます。「検索で見つからない内容はお問い合わせください」と書いても、formが送れない、返答担当がいない、古い電話番号が載っている状態では入口になりません。0件pageの案内と、実際の受付方法を同時に確認します。

仮に、siteにない商品の取り扱いを探す人が多いなら、0件pageだけを直して終わりません。問い合わせ内容を見て、商品一覧へ追加すべきか、取り扱わないことを明記すべきか、検索語の表記を増やすべきかを判断します。検索結果0件は、読者の疑問とsiteの説明がずれている場所を見つける手掛かりになります。

検索結果の件数と実際の導線を別に確認する

WordPressのsearch.phpは検索結果のtemplateとして使えます。themeにsearch.phpがなければ、別のtemplateが表示を受け持つ場合があります。管理画面で投稿を増やしても、検索結果pageがどのtemplateを使い、どのpost typeを検索対象にしているかで表示は変わります。検索formのHTMLだけを直す前に、実際の検索URLを開きます。

公開前には、結果がある検索語と0件になる検索語の両方を試します。結果がある場合は、検索語に対応するtitleとlinkが出るかを見ます。0件の場合は、検索語、探し直すform、分類link、問い合わせ先が読めるかを見ます。スマートフォンでformが入力できるか、linkが押せるかも確認します。

Google Analyticsのsite内検索を設定しているなら、0件になった検索語を、個人を特定しない範囲で確認する手掛かりにできます。ただし、計測reportに語が出たから、すぐ投稿を増やすとは決めません。検索した人が何人か、同じ語で何度も探しているか、site内に近い内容があるか、実際に提供する情報かを分けます。計測は判断の材料であり、検索結果pageの案内を作る代わりにはなりません。

最初の一手は、site内検索で0件になる語を一つ選び、検索した読者が次に行くべきpageを書き出すことです。そのpageが存在するならlinkや分類を出し、存在しないなら問い合わせで受ける内容かを決めます。0件という表示を増やすのでなく、読者が用件を終えられる導線を作ります。

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