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WordPress 4.8のtext widgetは文章を飾る前にsidebarへ置く情報を決める

公開日: 執筆:佐藤

WordPress 4.8のtext widgetは、文字を太くする、listを作る、linkを入れるといった編集を画面上で行えます。ただし、編集しやすくなったからといって、sidebarを新しい本文の置き場にしてはいけません。まず、読者がどのpageを見ても必要な案内だけを選び、本文、固定page、sidebarの役割を分けます。

sidebarは、pageの横や下へ繰り返し出る場所です。そこへ長い説明、サービスの細かな条件、時期で変わる価格を置くと、どこを直せばよいか分からなくなります。一方、問い合わせ先、資料請求への入口、会社の基本的な案内のように、複数のpageで同じ役割を持つ情報なら、widgetへ置く意味があります。

本文とsidebarは読者が探す情報の場所を分ける

記事本文は、その記事を読みに来た人へ、一つの疑問に答える場所です。たとえば、制作の依頼方法を説明するpageなら、作業範囲、連絡の方法、必要な準備を本文で説明します。文章の途中で必要になる条件は、sidebarに追い出しません。読者が記事を読みながら判断する情報は、読んでいるpageの中に置きます。

sidebarには、どのpageでも使う短い入口を置きます。「お問い合わせ」「会社案内」「よく読まれる記事」のように、読者が次のpageへ進むための案内です。ここで大切なのは、文章量よりも、linkを押した人が何を確認できるかです。問い合わせへ送るなら、link先で連絡方法と受付内容を読めなければなりません。会社案内へ送るなら、会社名だけでなく、読者が知りたい基本情報があるpageへつなぎます。

説明用の仮例として、sidebarへ「無料相談受付中」と置く場合を考えます。相談の対象、連絡方法、受付時間が毎pageで同じなら、短い案内と問い合わせpageへのlinkを置けます。しかし、相談を受ける内容がpageごとに違うなら、sidebarの文だけで約束を作りません。記事本文または個別serviceのpageで条件を説明し、sidebarはそこへ進む入口にとどめます。

見た目を整える作業と情報を決める作業は別である

WordPress 4.8ではtext widgetで文字を整え、linkを加えられます。文字を太くする、段落を分ける、listを使うといった作業は、短い案内を読みやすくするために役立ちます。けれども、文字の形を変えても、案内の内容が古ければ読者は正しい行動を選べません。

先に決めるのは、widget一つにつき何を案内するかです。問い合わせを案内するwidgetなら、本文を「お問い合わせはお気軽に」で終わらせず、link先で受ける用件を確認します。採用を案内するwidgetなら、募集pageが実際に公開され、終了した募集を表示していないことを見ます。画像を足す場合も、画像の雰囲気と、link先の内容がずれていないかを確かめます。

文章を装飾できる画面では、同じ案内を何度も足しやすくなります。記事の末尾、固定page、sidebar、footerに、少しずつ違う問い合わせ文を置くと、後で受付方法を変えたときに直し漏れが出ます。読者へ必要な入口を残しながら、説明の正本をどのpageに置くか決めます。widgetは、その正本へ送るために使います。

link先が読者の次の判断を受け取れるかを見る

widget内のlinkは、buttonのように目立っていても、link先が空なら役に立ちません。公開前には、widgetの文だけを読むのではなく、linkを押し、表示されたpageまで続けて見ます。問い合わせへ送るならformの送信先や連絡先を確認します。資料の案内なら、対象の資料が読めるか、古いfileへつながっていないかを確認します。

仮に、sidebarへ「制作の流れを見る」というlinkを置くとします。link先には、見積もりを頼む前に読者が知るべき手順があり、現在受けていない内容を約束していないことが必要です。link先がtop pageだけで、読者がmenuから探し直す構成なら、案内の仕事を途中で放しています。widgetの文を短くするほど、link先のpage名と内容は具体的にします。

外部siteへ送るlinkも同じです。外部の予約service、地図、動画へ送る場合は、誰がそのserviceを管理し、止まったときにどこを直すかを決めます。外部の画面が変わったことを、WordPressのwidgetだけ見ても分かりません。委託先がlinkを置く場合でも、site側にlink先の一覧と確認する担当を残します。

themeを替えたあとも同じ場所に出るとは限らない

widgetは、themeが用意したwidget areaへ表示されます。themeを替えると、sidebarの数、表示位置、幅、mobile画面での並びが変わることがあります。管理画面にwidgetが残っていても、読者の画面で同じ位置に出るとは限りません。設定を保存できたことと、公開画面で読めることは別です。

themeを替える前には、widgetの内容を一覧にします。widget名、表示している文章、link先、画像、どのpageで必要かを書き出せば、新しいthemeで不要な案内を増やさずに済みます。替えたあとには、記事page、固定page、検索結果pageを開き、desktopとmobileの両方で確認します。文章が途中で切れていないか、linkを押せるか、同じ案内が二回出ていないかを見ます。

WordPressを更新したことも、widgetを置いたことも、それだけで読者への案内を完成させません。更新する人、link先を管理する人、問い合わせを受ける人が別なら、変更を知らせる順序を決めます。公開画面を一度見る作業は、見た目の確認だけでなく、案内の責任がつながっているかを確かめる作業です。

最初の一手は、いまsidebarへ出しているwidgetを三つだけ選び、それぞれについて「どのpageでも必要か」「link先で何を確認できるか」「誰が内容を直すか」を一行ずつ書くことです。本文で説明すべき内容までwidgetへ入れず、読者が次の判断へ進める入口だけを残します。

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