• 強調スニペットが出るpageは答えを短くしても読者が次に判断できる説明を残す

強調スニペットが出るpageは答えを短くしても読者が次に判断できる説明を残す

公開日: 執筆:佐藤

強調スニペットを意識してpageを書くなら、最初に疑問への答えを置く。ただし、答えだけを短く抜き出せるようにして、条件や例外を本文から消してはいけない。検索結果で説明を読んだ人が、source pageを開いた後に自分の状況へ当てはめられることが大切である。短い答えは入口であり、page全体の役割ではない。

Googleは1月30日、検索結果の上部に出る説明をfeatured snippetと呼び、通常の検索結果とは別の方法で生成していると案内した。Googleは、検索者が求めるものを見つけやすくなると考えたときに表示し、mobileやvoice queryで特に役立つとしている。同時に、featured snippetは唯一の情報源ではなく、通常の検索結果も一緒に示すと説明している。表示を一つ取ることだけを目的にせず、検索者が続きを読んで判断できるpageを作る。

最初の段落で一つの疑問へ答える

強調スニペットを意識する前に、pageが答える疑問を一つに絞る。「ホームページを作るには何が必要か」のように広い問いでは、必要な答えも、読む人の状況も多すぎる。domainを取る話なのか、問い合わせformを置く話なのか、公開後の更新を頼む先の話なのかで、結論は変わる。

たとえば、「問い合わせformの項目は何を必須にするか」という問いなら、答えは「返答に必要な情報だけを必須にし、営業目的の細かな情報は後で聞く」でよい。最初の段落でこのように答えを示せば、検索者はpageが自分の疑問に近いかを判断できる。その後で、返信先、問い合わせ内容、個人情報の扱い、送信できない場合の連絡先を説明する。

一つのpageへ、似た質問を無理に詰め込まない。必須項目の話と、formの送信エラーの直し方と、広告の計測方法は、同じ問い合わせに関係していても読む目的が違う。最初の答えがぼやけるなら、pageを分け、互いにlinkする。検索語を増やすために疑問を混ぜると、説明が長くなっても、誰に何を勧めているか分からなくなる。

答えの直後に成り立つ条件を書く

短い答えだけでは、実務では足りない。「必須項目を少なくする」と言っても、受ける側が返答できなければ意味がない。pageには、答えが成り立つ条件と、判断が変わる場合を続けて書く。これにより、検索結果で最初の一文だけを読んだ人にも、pageを開いた人にも、同じ方向の説明を渡せる。

先のformの例なら、資料請求を受けるpageでは、名前、返信先、希望する資料の種類が必要になることがある。一方、簡単な質問を受ける入口なら、住所や勤務先まで最初から求める理由は薄い。必要な情報は、事業の受付方法、返答にかかる時間、扱う用件で決まる。入力欄を減らすこと自体を目標にしない。

条件を書くときは、根拠のない決めつけを避ける。「この方法なら必ず問い合わせが増える」とは書かない。表示された答えを読んだ人が、自分のpageへ当てはめられる条件を書く。誰が何を受け、どこまで返すのか。どの情報が無ければ対応できないのか。そこが曖昧なら、短い答えを先に置いても、読者は次の行動を決められない。

Googleの案内でも、featured snippetが表示されるのは、検索者に役立つと考えられる場合である。site運営者が表示位置を固定できるという説明ではない。答えを読みやすくすることはできるが、表示を約束する対策にはならない。だから、表示の有無にかかわらずpage単体で役に立つ内容を残す。

説明を引用だけで終わらせず次の判断へつなぐ

検索結果で短い説明を見た人は、すぐに作業を始めるとは限らない。自分の場合も同じか、どこを確認すればよいか、誰へ頼めばよいかを知りたい。page本文では、結論を繰り返すより、判断する順序を示す。

問い合わせformの例なら、まず今のformを開き、入力項目と必須指定を紙に書き出す。次に、届いた内容だけで誰が返信できるかを確認する。住所や予算のように、最初の返信には不要な項目があれば、任意入力にするか、後のやり取りで尋ねる。最後に、formを送信し、受信側へ届く内容と、自動返信に書かれた次の案内を見る。この順なら、入力欄の数だけでなく、受付が実際に動くかを確かめられる。

ここでいう例は、どの会社にも同じ項目を勧めるものではない。予約、見積もり、採用応募、資料請求では、必要な情報と受ける人が異なる。pageの答えを読んだ後に、判断を変える条件を示す。そうすれば、検索者は自社の受付方法を確かめ、制作側へ具体的に依頼できる。

説明を増やすためだけの見出しや、同じ結論の言い換えは必要ない。答え、条件、確認順がそろっていれば、pageは長くなくても役に立つ。反対に、検索語を見出しへ繰り返しても、条件と次の行動がなければ、読者は読む理由を失う。

表示だけを追うと内容の責任が薄くなる

Googleはfeatured snippetについて、検索者がdescriptionとlink先pageから探している情報を見つけやすくするための表示だと説明している。検索結果の一部分だけが読まれる可能性があるからこそ、見出しの直後に不正確な断定を置かない。価格、期間、法律、製品の仕様のように条件で変わることは、対象範囲や確認日を本文で分かるようにする。

たとえば、「WordPressは無料で使える」とだけ書けば、software本体の話なのか、hosting、domain、制作、保守まで含む話なのかが分からない。読む人によっては、siteを公開する費用が一切かからないと受け取るかもしれない。答えの後に、何が無料で、何を別に用意するのかを書く。短い表現を選んでも、判断に必要な区別は削らない。

featured snippetが出るかどうかは、pageの価値を測る唯一の基準ではない。表示されなくても、読者が疑問へ答えを見つけ、条件を確かめ、次の作業へ進めるなら、そのpageには役割がある。SEOは検索結果の形だけを集める仕事ではない。検索から来た人が、実際の判断を終えられる説明を残す仕事である。

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