• SEOのキーワードはどう選ぶ?専門用語と顧客の言葉を分ける方法

SEOのキーワードはどう選ぶ?専門用語と顧客の言葉を分ける方法

公開日: 執筆:佐藤

SEOのキーワードは、検索回数の多い言葉から一つ選ぶものではありません。先に、一ページで答える疑問を一つ決めます。その疑問を検索する人が使いそうな言葉を、専門用語、一般的な呼び方、困っている状況の三つに分けて集めます。

キーワード調査の道具は、言葉の候補と検索量を調べるために使えます。しかし、誰のどの疑問へ答えるかは決めてくれません。ページの目的を決める仕事と、数字を調べる作業を分けます。

キーワードより先に、ページの答えを決める

同じ商品やサービスでも、検索する人の知識と状況によって、入力する言葉は変わります。

名称を知っている人は、正式な商品名や専門用語で探せます。名称を知らない人は、「何が起きているか」「何をしたいか」を入力します。比較している人は、料金、対応範囲、違いなどの条件を加えるでしょう。

Google『検索エンジン最適化スターターガイド』も、詳しい人と詳しくない人では、同じ内容を探すときの検索語が異なる可能性を説明しています。記事を作る側が知っている名称だけでは、候補が足りません。

最初に、次の一文を書きます。

このページは、[どのような人]の[一つの疑問]へ、[どの答え]を返す。

この一文へ入らない疑問は、同じページへ詰め込まず、別のページが必要かを後で判断します。

言葉を三つの箱へ分ける

候補は、次の三種類に分けます。

種類 集める言葉 確認する場所
専門用語 業界名、正式名称、型や方式の名称 商品資料、仕様書、社内資料
一般的な呼び方 顧客が会話や問い合わせで使う名称 問い合わせ記録、質問、営業時のメモ
状況の言葉 困り事、目的、利用場面、地域、時期 相談内容、よくある質問、検索語の記録

三種類を集めるのは、同じ言葉を本文へ何度も入れるためではありません。検索する人が使う言葉と、ページが説明すべき内容のずれを見つけるためです。

仮例で、言葉のずれを見る

説明用の仮例として、事務所向けの空調設備を点検する会社を考えます。会社側では、業務を「空調設備保守」と呼んでいるとします。

設備の名称を知る人は、「空調設備 保守」と検索するかもしれません。名称を知らず、いま困っている人は、「事務所 エアコン 冷えない」のように、場所と症状を組み合わせる可能性があります。費用を比べる段階なら、対象地域や料金に関する言葉を足す場合もあります。

ここで、すべての言葉を一ページのタイトルへ並べてはいけません。たとえば、点検契約を説明するページと、冷えないときの確認事項を説明するページでは、読者の疑問も必要な答えも違います。

仮例の検索語は、実際の検索回数や顧客事例を示すものではありません。候補を採用する前に、自社の問い合わせと調査結果で確かめます。

検索量は、条件をそろえて比べる

同ガイドは、Google AdWordsのキーワードツールで、関連する言葉と、おおよその検索量を調べられると案内しています。また、Googleウェブマスターツールでは、検索結果へ表示されたときの検索クエリなどを確認できます。

検索量を見るときは、語句だけでなく、次の条件も記録します。

  • 調べた日
  • 対象とした地域と言語
  • 一語だけか、複数の語を組み合わせたか
  • 同じ意味に見える候補を、どの条件で比べたか

数字の大きい候補が、そのまま採用候補になるわけではありません。ページで答えられない検索語を選べば、検索する人の疑問と内容がずれます。検索量は候補を比べる材料にし、採用する理由は、ページの目的と答えに置きます。

選んだ言葉を、ページの内容へ合わせる

主な言葉を選んだら、ページタイトル、見出し、本文が、同じ疑問へ答えているかを確認します。

GoogleのSEOスターターガイドは、ページタイトルで内容を適切に伝え、ページごとに固有で、簡潔なタイトルを付けるよう勧めています。不要なキーワードの詰め込みは避けるようにも示しています。

したがって、キーワードを入れるために、内容と関係のない語を加えてはいけません。タイトルにはページの主題を置き、本文では、その疑問へ答えるために必要な条件、手順、例外を説明します。検索語と同じ表記を使わなくても意味が通る箇所まで、不自然に言い換える必要はありません。

似た検索語ごとに、ほぼ同じページを作る方法も避けます。同ガイドは、重複する内容や、重複に近い内容をサイト内へ作らないよう案内しています。一つの疑問へ一つのページで十分なら、表記の違いはそのページの中で説明します。

最初の一ページを決める

まず、これから作るページを一つ選びます。読者、疑問、答えを一文で書き、その下へ専門用語、一般的な呼び方、状況の言葉を三列で並べてください。

候補を調査し、ページの答えと一致する言葉を一つ選びます。ほかの候補は、同じページで自然に説明できるか、別の疑問として扱うかを分けます。

検索する言葉と検索量は変わります。公開後は、実際に表示された検索語とページの利用状況を確認し、タイトルだけでなく、答えの不足を見直してください。順位や訪問数だけでは、問い合わせや情報提供というページの目的を達成したかまでは判断できません。

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