AdWordsの広告カスタマイザはfeedの属性とplaceholderを対応させ、通常の広告も残す
公開日: 執筆:佐藤
AdWordsの広告カスタマイザは、feedへ登録した商品名、価格、終了日時などを広告文へ差し込む機能です。使うには、feedの属性、配信対象、広告文のplaceholderを正しく対応させます。さらに、広告カスタマイザを使わない通常のテキスト広告も、同じ広告グループへ残してください。
広告文へ波括弧を書くだけでは動きません。差し込む値の型と名前、どの広告グループやキーワードで使うか、値を差し込んだ後の文字数までを一組として確認します。
feedには差し込む値と配信対象を分けて入れる
最初に、広告へ差し込むデータを表計算ファイルで用意します。商品名や価格などの列はattributeです。キャンペーン、広告グループ、キーワードなどの列は、その行を使う対象を決めます。
説明用の仮例として、次のOffersというfeedを考えます。
| Service (text) | Price (price) | End (date) | Target campaign | Target ad group |
|---|---|---|---|---|
| 商品A | 5000 JPY | 2014/10/20 23:59:59 | 検索広告 | 商品A |
Service、Price、Endが広告文へ差し込むattributeです。Target campaignとTarget ad groupは、どの配信単位でこの行を使うかを示します。商品Aや金額は説明用であり、実在する商品や価格ではありません。
用意したファイルは、Shared libraryのBusiness dataへアップロードします。アップロード後は、列名、データ型、対象となるキャンペーンや広告グループが意図どおりに認識されているかを確認します。
placeholderはfeed名とattribute名を正確に書く
広告文では、{=feed名.attribute名}の形で差し込む場所を指定します。仮例のOffersから商品名と価格を使うなら、次のように書きます。
{=Offers.Service}を{=Offers.Price}で案内
Offersはfeed名、ServiceとPriceはattribute名です。大文字と小文字、空白、綴りを含め、登録した名前とplaceholderを一致させます。名前を変えたときは、feedだけでなく、その値を参照する広告も直します。
値を差し込んだ後の広告文は、通常のテキスト広告と同じ文字数制限に収まる必要があります。placeholderが短くても、実際の商品名や価格を入れた結果が長ければ、その広告は表示できません。最も長い値を使って完成形を確認します。
COUNTDOWNは期限を表示するattributeとして使う
終了日時をEndへ入れ、広告文で{=COUNTDOWN(Offers.End)}を使うと、期限までの残り時間を広告へ表示できます。
受付終了まであと{=COUNTDOWN(Offers.End)}
COUNTDOWNは、期限そのものを管理してくれる仕組みではありません。feedへ入れる日時、広告の配信期間、リンク先ページに表示する受付期限を、運用担当者がそろえる必要があります。
たとえば、広告が「あと2日」と示していても、リンク先ページの期限が別の日付なら、広告文の更新に成功しても案内は成立しません。自動で変えられる表示と、人が確認すべき約束を分けてください。
通常のテキスト広告を同じ広告グループへ残す
広告カスタマイザを使う広告グループには、広告カスタマイザを使わない通常のテキスト広告も必要です。通常広告がなければ、カスタマイズした広告は表示されません。
通常広告は、feedの値を差し込めない場合にだけ考える予備文ではありません。広告グループの検索意図、広告の約束、リンク先ページが一致しているかを確認する基準にもなります。通常広告で説明できない内容を、feedの切替だけで大量に作らないでください。
広告カスタマイザは、各アカウントへ順次提供されています。Business dataや作成項目が見つからない場合は、別の機能で代用する前に、利用するアカウントへ提供されているかを確認します。
一つの広告グループで完成形まで確かめる
最初から多数の商品や地域を登録すると、どの行がどの広告へ入ったかを追いにくくなります。まず一つの広告グループで、次の順に確認します。
- 少数の行だけを持つfeedを作る。
- attributeの型と配信対象を確認する。
- placeholderを使った広告を作る。
- 最も長い値を差し込んでも文字数制限に収まるか確認する。
- COUNTDOWNの日時とリンク先ページの期限を照合する。
- 同じ広告グループに通常のテキスト広告を用意する。
この確認で必要なのは、アップロードに成功したという記録だけではありません。feedの値、表示される広告文、リンク先ページの内容を同じ時点で見比べます。作業を外部へ任せる場合も、元の表計算ファイル、AdWordsへ反映したデータ、承認した広告文を広告主側に残してください。
最初の一手は、商品や地域をすべてfeedへ入れることではありません。一つの広告グループと少数の仮データで、attribute、placeholder、COUNTDOWN、通常広告の四つがそろうところまで確認してください。
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