• 年始のAdWords広告は配信を再開する前に営業時間とlink先の受付条件をそろえる

年始のAdWords広告は配信を再開する前に営業時間とlink先の受付条件をそろえる

公開日: 執筆:佐藤

年始にAdWords広告を配信するなら、予算や入札単価を戻す前に、営業時間、電話を受ける時間、location information、link先の受付条件をそろえます。広告が表示されることと、問い合わせや来店に対応できることは別です。休業中の案内を残したまま配信すると、読者は連絡できると考えてclickし、事業者側は受けられない問い合わせを抱えます。

Googleは12月21日、AdWordsの年始に向けた案内で、location extensionsにより住所、営業時間、地図などを表示できると説明しました。location extensionsは事業者の所在地を知らせるための機能です。年始の休業日、電話の受付、予約の可否まで自動でそろえるものではありません。広告、extension、siteの案内を同じ条件で確認します。 Google AdWords Blog

配信時間と対応時間を同じ数字として扱わない

広告スケジュールは、広告を表示する時間を決める設定です。営業時間は、来店、電話、作業、受け渡しに対応する時間です。年始には、店を開けても電話だけ受けられない、予約は受けるが施工は始めない、問い合わせformは送れるが返信は後日になるといった違いが出ます。これを一つの「営業中」という言葉でまとめると、広告の約束と実際の対応がずれます。

たとえば、1月4日から店舗を開け、電話は10時から17時まで、見積もりの訪問は1月8日からという事業者を考えます。広告を1月4日の朝から表示することはできます。しかし、広告文に「本日訪問」と書く、Call Extensionsで営業時間外にも電話を促す、link先に年末の休業案内を残すと、読者は何を期待すればよいか分かりません。配信、電話、来店、作業開始、返信を別々に書き出します。

確認すること 決める内容 表示をそろえる場所
広告の配信 何日何時から表示するか 広告スケジュール
電話の受付 誰が何時まで受けるか Call Extensionsと電話案内
来店の受付 店舗へ来られる日時 Location Extensionsとsiteの営業時間
formの返信 返信する日と担当者 formの案内と自動返信
作業や予約 実際に提供できる最初の日 広告文とlink先の条件

この表で重要なのは、すべてを同じ時刻にそろえることではありません。違いがあるなら、読者が判断できる場所へ正しく出すことです。電話がつながらない時間に広告を止めるべき場合もあります。反対に、formで翌営業日の返信を受け付けるなら、広告を止めずに返信時期を示す方法もあります。業種、担当者、受付の方法で判断します。

location informationは店の基本情報として確認する

location extensionsに出る住所や営業時間は、年始だけの広告文とは役割が違います。読者は地図や営業時間を見て、来店できるか、連絡できるかを判断します。営業時間が変更になったとき、広告のキャンペーンだけを更新しても、location informationやsiteの会社案内が古ければ、案内はそろいません。

まず、広告から見える住所、営業時間、地図の位置を確認します。次に、siteのheader、footer、会社案内、contact page、Google My Businessなど、同じ情報が出る場所を並べます。年始の特別営業時間を出すなら、いつまでの案内かも決めます。通常営業時間へ戻った後に特別案内が残ると、休業中とは別の混乱を作ります。

仮に、店舗は通常営業へ戻ったが、配送だけは1月9日からという場合を考えます。所在地と営業時間が正しくても、商品pageで「即日発送」と案内すれば期待はずれになります。location informationは来店の条件を伝えます。配送、施工、予約、返信の条件は、該当するpageで別に伝えます。住所が正しいことと、すべてのserviceが通常どおりであることを混同しません。

Call Extensionsとlink先は同じ受付へつなぐ

電話を促す広告では、Call Extensionsに出る番号だけでなく、電話した人が何を受けられるかを確認します。受ける人がいない時間に電話へ誘導するなら、留守番電話へ残せるのか、折り返しはいつか、緊急の用件を受けないのかを決めます。番号が表示されることは、相談を受けられることの保証ではありません。

link先も同じです。広告で「見積もりを依頼」と書くなら、link先で対象地域、必要な情報、返信の目安、受付できない条件を確認できるようにします。年始に予約枠が埋まっているなら、広告だけでなくformや予約pageの案内も直します。広告のclick後に読者が条件を探し直すと、広告文で伝えた約束が弱くなります。

制作会社や広告運用者へ年始の変更を依頼する場合は、「広告を再開する」とだけ伝えません。再開日時、電話の受付、来店の可否、返信の担当、直すURL、通常案内へ戻す日を渡します。運用者は広告やextensionを直せます。事業者側は、実際に受けられる条件を決めます。設定を替える仕事と、約束する内容を確認する仕事を分けます。

年始の変更は戻す日も一緒に記録する

休業案内や特別営業時間は、始める日だけを決めると戻し忘れます。年末に止めたcampaign、下げた予算、短くした受付時間、link先へ足した注意書きについて、通常に戻す日と確認する人を残します。変更履歴を見れば広告の設定は追えますが、siteの文章や電話対応まで分かるとは限りません。

一枚の記録に、変更したcampaign、広告文、extension、URL、通常へ戻す日、確認者を書きます。担当者が休みの間に変更する場合は、承認する人も決めます。年始の短い期間だけなら、細かな計測を増やすより、案内のずれをなくす方が先です。通常営業へ戻ったあと、問い合わせ内容や電話の時間帯を見て、次の休業期間に必要な案内を決めればよいでしょう。

最初の一手は、広告から電話またはformへ進む経路を一つ選び、実際に営業時間内と営業時間外で確認することです。広告文、extension、link先、電話やformの返答が同じ条件を伝えるかを見ます。年始のAdWords広告は、配信を再開するための設定ではありません。読者が連絡できる条件を、広告から対応まで途切れずに渡すための運用です。

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