AdWordsの検索パートナーはNetwork segmentでGoogle検索と分けて成果を確認する
公開日: 執筆:佐藤
検索パートナーへの配信を続けるか判断する前に、AdWordsのNetwork (with search partners) segmentでGoogle検索と検索パートナーを分けてください。campaign全体の平均だけでは、どちらが費用やconversionを作ったか分かりません。
検索パートナーを含めるかどうかはcampaign設定です。設定を変える前に、同じ期間、同じconversion定義でnetwork別の実績を保存します。表示回数やclick率だけで外さず、費用と事業に必要な成果まで確認します。
検索ネットワークの中に二つの配信先がある
AdWordsの検索campaignは、Google検索だけでなく、Googleの検索パートナーにも広告を表示できます。検索ネットワークの公式説明では、検索パートナーとしてGoogle以外の検索siteと、Google MapsなどのGoogle siteが挙げられています。
同じkeywordと広告を使っていても、広告が表示された場所は同じではありません。campaign全体の数字だけを見て「検索広告の成果」とまとめると、配信先による差を見落とします。
また、検索パートナーでのCTRは、Google.comのQuality Scoreへ影響しないと説明されています。検索パートナーのCTRが低いという理由だけで、Google検索のQuality Scoreまで下がると決めつけないでください。
Network with search partnersで三つのnetworkを分ける
AdWordsのsegmentに関する公式説明では、Network (with search partners)を使うと、Google search、search partners、Google Display Networkの成果を比較できます。
確認するときは、次の順に条件をそろえます。
- 対象campaignと期間を固定する
- Campaigns、Ad groups、Adsの確認したいtabを開く
SegmentからNetwork (with search partners)を選ぶ- Google searchとSearch partnersの行を分けて保存する
statistics tableでは一度に一つのsegmentを適用します。downloadするreportでは複数segmentを加えられますが、最初から条件を重ねすぎないでください。まずnetworkだけを分け、差があるcampaignやad groupを見つけます。
click率ではなく費用からconversionまでを同じ期間で並べる
network別に分けたら、表示回数、click、費用、conversionを同じ期間で並べます。conversion trackingが設定されている場合は、conversion数と費用を結び付け、許容できる獲得費用かを確認します。
| 確認する差 | 分かること | まだ分からないこと |
|---|---|---|
| 表示回数とclick | 配信量と訪問量 | 問い合わせや購入の価値 |
| CTR | 表示に対して選ばれた割合 | Google検索のQuality Scoreへの影響、最終成果 |
| 費用 | networkごとに使った金額 | その費用が有効かどうか |
| conversionと費用 | 成果件数と獲得費用 | 成果後の売上や利益 |
conversionが計測できていないcampaignでは、費用が少ないことを高成果とは呼べません。電話、form送信、購入など、事業で使う成果を先に決めます。複数のconversionをまとめているなら、何を一件としているかもreportへ残します。
短い期間に一件だけ発生した差から配信先を外すと、偶然の変動を設定へ固定することがあります。必要な判断量は予算とconversion頻度で変わるため、共通の最低日数や件数を作らず、通常の受注周期を含む期間で確認してください。
配信を外す前にcampaignの目的を確認する
検索パートナーは、既存の検索campaignでInclude search partnersを外すと無効にできます。新しい検索network campaignでは検索パートナーが含まれるため、意図して選んだ設定かを確認します。
設定変更の候補は、network別の結果とcampaignの目的を組み合わせて決めます。
- 検索パートナーに費用が発生し、必要なconversionが確認できないなら、計測と期間を確認したうえで除外を検討する
- 許容できる費用でconversionが得られているなら、CTRの差だけを理由に外さない
- conversion後の成約率や売上がnetworkで異なるなら、AdWordsの件数だけで判断を終えない
これらは判断条件であり、一律の結論ではありません。検索パートナーを含める設定が悪いのでも、すべてのpartner trafficが有効なのでもありません。accountの実績と事業側の成果をつなげて決めます。
変更日と変更前のreportを残す
検索パートナーを外す場合は、変更前のnetwork別report、対象campaign、期間、conversion定義を保存します。設定変更日もAdWordsの運用記録へ残してください。
変更後は、Google検索だけになったcampaignの費用とconversionを同じ長さの期間で確認します。ただし、季節、予算、bid、広告文を同時に変えると、network設定だけの影響を分けられません。検証する期間は、できるだけほかの大きな変更を重ねないようにします。
広告運用を委託する場合、operatorはnetwork別reportと変更履歴を提出できます。許容する獲得費用、conversion後の価値、partner配信を続ける条件は広告主が所有してください。
最初の一手は、費用が大きい検索campaignを一つ選び、Network (with search partners)でGoogle検索と検索パートナーの費用とconversionを分けることです。設定変更は、その一枚を保存してから行います。
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