Search ConsoleのSearch Performanceは16か月の数字を同じ営業条件で比べる
公開日: 執筆:佐藤
Search ConsoleのSearch Performanceで長い期間を見られるようになっても、16か月分の数字を一度に眺めて結論を出しません。比べる期間、対象page、検索クエリ、営業日、siteを変えた日をそろえます。検索から来る人が増えたのか、季節や営業条件が変わっただけなのかを分けなければ、数字を見ても次に直すpageは決まりません。
Googleは1月8日、新しいSearch ConsoleのSearch Performanceで16か月のdataを確認でき、より長いtrendや前年との比較に役立つと案内しました。新しいSearch Consoleはbetaとして順に提供され、従来のSearch Consoleと並行して使えます。長いdataが見えることと、比較の条件が自動でそろうことは別です。 Google Search Central Blog
期間を長くする前に比べる問いを一つ決める
最初に決めるのは、何か月分を見るかではなく、何を確かめたいかです。たとえば「春の問い合わせにつながるservice pageは、前年と比べて検索から見つけられているか」「年末に直したタイトルや本文のあと、特定の検索クエリで表示されるpageは変わったか」と問いを一つにします。問いが決まれば、必要な期間とURLを選べます。
検索全体の数字だけを見ると、別のpageで増えた表示と、調べたいpageの変化が混ざります。問い合わせを増やしたいなら、まず問い合わせへ進む前に読まれるservice pageを選びます。記事を増やした効果を見たいなら、その記事群と他のpageを分けます。site全体のtrendは最後に確認し、最初は目的に近いpageから読みます。
長い期間を見られると、月ごとの差を見つけたくなります。しかし、比較する側の月に営業日が少ない、休業期間が違う、広告を止めていた、pageを公開していなかったなら、同じ条件ではありません。数字の差を説明する前に、営業日、公開日、campaign、siteの修正日を記録します。記録がなければ、数字の変化を施策の成果と呼びません。
同じ日数と同じpageを並べる
前年と比べるときは、最初に同じ日数の期間を二つ選びます。月初から月末までを見るなら、前年側も同じ月初から月末までにします。祝日、休業日、受付時間が大きく違うなら、日付だけを合わせず、営業していた日をメモします。検索する人の数が変わる時期を、siteの改善だけの結果と取り違えないためです。
次に、対象pageを固定します。URLを替えた場合は、古いURLと新しいURLをどう扱うかを先に決めます。似た内容のpageを増やしているなら、同じ検索クエリに対してどのpageを比べるのかを決めます。URLが違う数字を合計してから見ると、検索からの入口が増えたのか、同じ内容が複数のpageへ分かれただけなのかが分かりません。
たとえば、前年は一つのservice pageで説明していた内容を、今年は用途別に二つのpageへ分けたとします。この場合、片方のpageだけを前年のURLと比べても、内容の量や入口が違います。二つを合計して見るのか、代表pageだけを見るのかは、読者がどこで判断するかによって決めます。数字を揃える前に、URLの役割を揃えます。
検索クエリの変化はpageの答えと一緒に見る
Search Performanceでは、検索クエリを手掛かりに、どの疑問からpageへ来ているかを考えられます。ただし、言葉が増えたからといって、そのまま見出しや本文へ足すわけではありません。検索した人が価格を知りたいのか、地域を知りたいのか、依頼の条件を知りたいのかで、pageに必要な答えは変わります。
比べるときは、増えた検索クエリを三つほど選び、実際にどのpageへ進むかを確認します。pageの本文が答えていないなら、検索クエリだけを増やすのでなく、条件、対象、次の行動を説明できるかを見直します。すでに答えがあるなら、title、見出し、内部linkのどこで読者が見つけにくくなっているかを調べます。
一方、検索クエリが減った場合も、直ちに文章を増やしません。季節、在庫、受付条件、広告の配信、検索結果に出る他のpageを確認します。特に、事業側で受付を止めたサービスなら、検索から来る人を増やすことが目的に合わない場合があります。検索の数字と、今受ける仕事を分けて考えます。
変化を見つけたら次に確認するpageを一つ決める
比較した結果から、すぐにsite全体を作り直しません。数字と公開画面を見て、次に確認するpageを一つ決めます。たとえば、特定のservice pageで検索クエリは増えたが問い合わせへのlinkが見つけにくいなら、そのlinkと説明の順を確認します。検索クエリは変わらないが、古いURLが多く残っているなら、内部linkとsitemapを見直します。
制作側へ頼む場合は、期間の画面だけでなく、対象URL、比べた条件、見つけた変化、確認したい箇所を渡します。制作側はtemplate、title、内部link、responseを調べられます。事業側は、どのサービスを今も受けるか、どの説明を残すか、問い合わせを誰が受けるかを決めます。数字の確認と公開の判断を分けると、reportのためのreportになりません。
比較の記録には、二つの期間、対象page、主な検索クエリ、営業条件、変更日、次に確認することを残します。これだけで、次の月に同じ数字を見ても、何と比べたのかを失わずに済みます。16か月のdataは、長いグラフを作るためのものではありません。過去の同じ条件を探し、次に直すpageを一つ決めるために使います。
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