GoogleウェブマスターツールのHTML Improvementsで重複するtitleとdescriptionをURL単位で直す
公開日: 執筆:佐藤
GoogleウェブマスターツールのHTML Improvementsに重複するtitleやmeta descriptionが表示されたら、文言だけを一括で書き換えてはいけません。最初に対象URLを並べ、ページの内容まで同じなのか、異なる内容へ同じ文言を付けているのかを分けます。
内容が同じなら、代表URLを決めてURLの重複を解消します。内容が異なるなら、各ページの役割が分かる固有のtitleとmeta descriptionへ直します。この二つを混ぜると、同じページを別物に見せるだけの修正や、別のページを一つへまとめる誤りが起こります。
HTML Improvementsから重複しているURLを開く
HTML Improvementsは、GoogleウェブマスターツールのSearch Appearanceにあります。Googleウェブマスターツールの機能区分では、検索結果に現れるtitle、snippet、URLなどを調べる機能と同じグループに置かれています。
重複するtitleを選ぶと、同じtitleを持つページがまとまって表示されます。meta descriptionも同じように、問題の種類から対象ページを確認します。長すぎる、短すぎるという指摘と、複数ページで同じという指摘は、別の問題です。最初は「重複」にだけ対象を絞ります。
一覧を開いたら、同じ文言を持つURLを記録します。管理画面の件数だけでは、修正する場所を判断できません。少なくとも、公開URL、ページの役割、現在のtitle、現在のmeta descriptionを同じ表へ並べます。
| URL | ページの役割 | title | meta description |
|---|---|---|---|
/service/ |
サービス一覧 | サービス|会社名 | サービスをご案内します |
/service/design/ |
デザインサービス | サービス|会社名 | サービスをご案内します |
/service/operation/ |
運用サービス | サービス|会社名 | サービスをご案内します |
この表は説明用の仮例です。三つのURLは別の内容を持つため、一覧、デザイン、運用の違いがtitleとmeta descriptionから分かるように直します。
URLの内容が同じか異なるかを先に判断する
重複する文言が見つかっても、直し方は一つではありません。URLごとに公開画面を開き、本文、商品やサービスの対象、問い合わせまでの導線を比べます。
判断は次の三つに分かれます。
- URLもページ内容も異なる
- URLは異なるが、ページ内容は同じかほぼ同じ
- 一覧と詳細のように役割は異なるが、共通テンプレートが同じ文言を出している
一つ目は、各ページへ固有のtitleとmeta descriptionを書きます。二つ目は、表示文言を変える前に代表URLを決めます。不要なURLを301転送できるのか、残す必要があるならrel="canonical"で関係を示すのか、内部リンクとXMLサイトマップをどのURLへそろえるのかを確認します。
三つ目は、投稿を一件ずつ直すより、共通テンプレートの出力規則を直します。ページ名を読み込めていない、すべてのページへ固定文を出している、未入力時の代替文が同じになる、といった条件を調べます。
別のページには違いが分かるtitleを付ける
titleは、ページごとに固有で、その内容を説明する文にします。Googleによる検索結果のtitleの説明でも、同じtitleをほぼ全ページへ使うこと、内容を説明しない「Home」のようなtitle、必要以上に長いtitleが問題として挙げられています。
先ほどの仮例なら、次のようにページの役割を先に置けます。
サービス一覧|会社名
ウェブデザインサービス|会社名
ウェブサイト運用サービス|会社名
末尾の会社名だけを変えずに残しても、ページ固有の部分があれば同じtitleにはなりません。ただし、地域名や検索語を機械的に足すだけでは、ページの違いを説明したことになりません。本文にある対象や提供内容から、検索結果で見分けるために必要な語を選びます。
同じ商品を色違いや並び順だけで複数URLへ出している場合は、titleへ色名や順番を足す前に、そのURLを別ページとして残す理由を確認します。ページの内容が実質的に同じなら、titleだけを固有にしてもURLの重複は解決しません。
meta descriptionは各ページの要約として書く
meta descriptionは、ページ本文を短く言い換えた固有の要約にします。会社共通の宣伝文句を全ページへ入れると、一覧、サービス詳細、問い合わせの違いが検索結果から分かりません。
サービス詳細なら、対象、提供する内容、ページで確認できる条件を要約します。問い合わせページなら、問い合わせ方法、受け付ける内容、入力前に分かる注意点を示します。ページに書いていない料金や対応地域を、検索結果で目立たせるために足してはいけません。
titleとmeta descriptionの両方が重複している場合も、一文へまとめて直す必要はありません。titleはページを識別する名前、meta descriptionはページ内容の要約です。それぞれの役割に合わせて書き、公開画面の内容と一致させます。
指摘件数を順位の判定と考えない
HTML Improvementsは、改善候補を見つけるための診断です。titleとmeta descriptionの問題を扱う機能の説明では、長さが一定なら順位が上がるという機能ではないことが明記されています。
したがって、指摘をゼロにすることだけを目的にしません。別の内容を持つページなら、検索する人が違いを判断できる文言にする。内容が同じURLなら、代表URLへそろえる。この結果を優先します。
修正しても、HTML Improvementsの一覧はその場では変わりません。GoogleがURLを再びクロールした後に更新されます。修正日、対象URL、変更したテンプレート、再確認日を記録し、公開HTMLが直っていることと、管理画面へ反映されたことを分けて確認します。
制作会社へ修正を依頼する場合も、一覧の件数だけを渡さないでください。どのURLを残すか、各ページを何のために分けているかは、サイト運営側で決める事項です。実装作業を任せても、URLとページの役割を決める責任までは渡せません。
最初の一手は、重複するtitleを一組だけ開き、対象URLの本文が同じか異なるかを比べることです。違いがあれば固有のtitleへ直し、同じなら代表URLを決めるところから始めます。
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