Google Webmaster ToolsはGoogle Search Consoleへの名称変更とreportの変更を分けて確認する
公開日: 執筆:佐藤
Google Webmaster Toolsは、Google Search Consoleへ名称変更されました。別のserviceを新しく登録する話ではなく、Google検索での表示状況を診断し、改善する製品の名称が変わったものです。
ただし、同じ時期にSearch QueriesからSearch Analyticsへのreport変更も進んでいます。製品名の変更と、reportの集計方法を含む変更は、別々に記録してください。二つをまとめて「名前が変わっただけ」と扱うと、検索数値の比較を誤ります。
製品名はGoogle Search Consoleへ変わった
Googleの名称変更に関する発表では、Google Webmaster ToolsをGoogle Search Consoleへ変更すると案内しています。
Webmaster Toolsの利用者は、webmasterだけではありません。趣味でsiteを運営する人、小規模事業者、SEO担当者、marketing担当者、programmer、designer、app developerも利用しています。Google検索に関わる人を広く含む名称として、Search Consoleが選ばれました。
資料や手順書を直すときは、旧名称を一度に消さないでください。名称変更の発表後も、製品内の表示は数週間かけて更新されます。画面、help、社内手順書で二つの名称が並ぶ期間があります。
| 対象 | 旧名称 | 新名称 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 製品 | Google Webmaster Tools | Google Search Console | 登録site、利用者、確認手順 |
| 検索report | Search Queries | Search Analytics | 指標、絞り込み、集計方法、比較開始日 |
名称の対応表を一枚残せば、旧手順書を読んだ人が別製品を探さずに済みます。
Search Analyticsへの変更は名称変更と分ける
Search Analyticsの公式案内では、新しいreportで検索データを詳しく分類し、絞り込み、比較できると説明しています。旧Search Queriesよりデータの精度を高め、計算方法も変えています。
ここは製品名の変更とは違います。Google Webmaster ToolsからGoogle Search Consoleへの変更は製品の呼び方です。Search QueriesからSearch Analyticsへの変更は、検索reportの機能と数値の扱いに関わります。
旧reportと新reportの数字をそのまま一本の推移表へつなげてはいけません。差が出ても、検索流入が増減したのか、計算方法が変わったのかを数字だけでは分けられないためです。
新しいreportの比較開始日を決める
Search Queriesは追加で三か月利用できます。移行中に両方を開けても、同じ月次reportの前半と後半へ混ぜないでください。
Search Analyticsを定点観測へ使うなら、次を一組で記録します。
- 比較を始める日
- 対象site
- 選んだ指標
- 分類と絞り込み
- 比較期間
- 使用したreport名
たとえば、6月分からSearch Analyticsへ切り替えるなら、5月以前のSearch Queriesとは別の表にします。必要なら両方の数字を保存しても構いませんが、差をsiteの成長率や減少率として扱いません。
登録siteと利用者は管理画面で確認する
名称変更の案内だけを根拠に、登録siteや利用者の状態まで変わったと判断してはいけません。管理対象を引き継ぐときは、Google Search Consoleを開き、必要なsiteが登録されているか、担当者が利用できるかを画面で確認します。
制作会社やSEO担当者に確認作業を任せても、どのsiteを管理対象にするか、誰が継続して確認するかは事業者側でも把握します。reportを出してもらうことと、siteの管理責任を渡すことは別です。
手順書には、ログインする人の個人名だけを書かず、管理するsite、確認するreport、確認頻度、連絡先を残してください。担当者が変わっても、何を見ればよいかを再現できます。
旧資料は名称とreport名を読み替える
旧資料でGoogle Webmaster Toolsと書かれていたら、まず製品名をGoogle Search Consoleへ読み替えます。その資料がSearch Queriesの操作や数値を説明している場合は、Search Analyticsへ名称だけを置き換えてはいけません。
確認する順番は、資料の日付、製品名、report名、指標、計算方法です。製品名だけの違いなら名称対応表で足ります。reportの違いが含まれるなら、新しい操作と比較基準を別に決めます。
最初の一手は、社内資料や委託先から受け取った資料を三件だけ集め、Google Webmaster Tools、Google Search Console、Search Queries、Search Analyticsの四語へ印を付けることです。製品名の修正で済む資料と、数値の比較方法まで直す資料に分けてください。
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