Googleの再審査リクエストはガイドライン違反を修正してから送る
公開日: 執筆:佐藤
Googleの再審査リクエストは、検索順位が下がった理由を問い合わせるための窓口ではありません。手動のスパム対策を受けたサイトが、原因となったガイドライン違反を修正し、その対策を取り消してもらうために送ります。
送信を急ぐより、原因、対象、修正、残った問題、再発防止を先に整理します。修正前の送信や、具体的な作業を示さない申請では、Google側が違反を解消したか判断できません。
再審査リクエストは手動のスパム対策に対して送る
サイトがGoogleの品質ガイドラインに違反している、または以前に違反していた場合、手動のスパム対策を受けることがあります。Googleの再審査リクエスト案内では、Googleウェブマスターツールの通知、以前の所有者、サイトを担当したSEO業者などから違反を知る場合を挙げています。
再審査リクエストの対象を、順位変動全般へ広げてはいけません。
| 状況 | 再審査リクエスト | 先に行うこと |
|---|---|---|
| 手動のスパム対策を受け、違反箇所を修正した | 送る | 修正内容と根拠を整理する |
| アルゴリズムの変化だけで表示が変わった | 送らない | サイトを改善し、再評価を待つ |
| 原因が分からず、クロールや取得に問題がある | 送信を決めない | HTTP応答、取得内容、クロールエラーを調べる |
| 手動か不明だが、明確な問題を発見して修正した | 送信できる | 修正範囲と確認結果を説明できるようにする |
アルゴリズムによる評価には、取り消してもらう手動の対策がありません。再審査を送ることと、サイトの評価が自動的に上がることを同じにしないことが大切です。
違反の原因と影響範囲を特定してから直す
最初に、何がガイドラインへ違反し、誰が、どの範囲へ実施したかを確認します。以前の所有者や外部のSEO業者が行った施策でも、現在の所有者が修正範囲を把握しなければ、再発防止まで説明できません。
不自然な被リンクが原因なら、Googleウェブマスターツールの「サイトへのリンク」から調査を始めます。特定の期間にリンク施策を行った記録がある場合は、最新のリンク一覧と照合し、個々のURLだけでなく、同じ作り方のリンクが繰り返されていないかを調べます。
修正は、次の順に分けます。
- 問題のあるリンクを特定する。
- 掲載元へ削除または
nofollowへの変更を依頼する。 - 削除できずに残った不自然なリンクだけをリンク否認ツールで指定する。
- 作成元、対象期間、依頼結果、残った理由を記録する。
リンク否認ファイルを送るだけでは、問題のあるリンクを取り除く努力や、原因となった施策の停止を示せません。再審査では、ツール操作ではなく、違反が解消された状態を説明します。
修正作業は第三者が追える記録にする
再審査リクエストへ添える詳しい資料は、サイト所有者が行った作業を示し、Googleの調査を助けます。共有文書へリンクする場合は、リンクを知っている人が閲覧できる状態にします。
最低限、次の内容を一つの記録へまとめます。
- 確認した違反と、その原因
- 違反が及んだページ、リンク、期間
- 削除、修正、
nofollow、否認を行った対象 - 掲載元へ連絡した日、依頼内容、結果
- 削除できずに残った対象と、その理由
- 同じ施策を繰り返さないために変更した手順
作業件数を多く見せるために、問題のないリンクやページまで削除する必要はありません。どの判断基準で対象を選び、何が完了し、何が残ったかを分けます。
申請文は原因、修正、残件、再発防止の順で書く
申請文は長さではなく、調査する人が修正内容を追えることが重要です。次の順で整理すると、作業と結果を分けられます。
確認した問題:
問題が発生した原因:
修正した対象と方法:
削除できずに残った対象と対応:
再発を防ぐために変更した手順:
作業記録の共有先:
これは説明を整理するための型です。実施していない削除や連絡を書かず、確認できる事実だけを記載します。外部業者へ作業を委託した場合も、業者名を挙げるだけで終わらせず、サイト上で何が変わったかを所有者が確認します。
受付と審査結果は別のメッセージで届く
再審査リクエストを送ると、最初にGoogleウェブマスターツールへ自動の受付確認が届きます。処理後には、審査結果を知らせる別のメッセージが届きます。多くの場合、手動の対策を取り消したか、サイトが引き続き品質ガイドラインへ違反しているかが示されます。
審査はGoogleの担当者が行います。通常は数日以内の回答を目指すと案内されていますが、申請量が変わるため、処理期間は保証されていません。受付確認を審査完了と取り違えず、結果のメッセージを待ちます。
手動の対策が取り消されても、以前の順位へ戻る保証はありません。再審査結果に関するGoogleの説明は、手動の対策がない場合、サイトの改善はアルゴリズムによって評価されると区別しています。
違反が残っているという結果なら、同じ申請文を送り直しません。通知、作業記録、残った対象を照合し、未修正の原因を直してから次の申請を判断します。
まず、Googleウェブマスターツールの通知と、サイトの変更履歴、外部へ依頼したSEO施策を集めてください。手動の対策に対する修正だと確認できたら、原因、範囲、作業、残件、再発防止を一枚の記録へまとめ、内容を所有者が確認してから送信します。
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