動画サイトマップでは視聴ページとプレイヤーまたは動画ファイルのURLを分けて書く
公開日: 執筆:佐藤
動画サイトマップを作るときは、利用者が動画を見るページ、動画を再生するプレイヤー、動画ファイルそのものを別のURLとして扱います。視聴ページはlocへ書き、動画の場所はvideo:player_locまたはvideo:content_locで示します。
少なくとも、プレイヤーと動画ファイルのどちらか一方が必要です。二つを用意できる場合も、同じURLを繰り返さず、それぞれが何を返す場所かを確認します。
locは利用者が動画を見るページを示す
動画サイトマップのlocは、動画ファイルのURLではありません。動画を再生でき、題名や説明を読める視聴ページのURLです。
三つのURLは、次の役割で分けます。
| XML要素 | 示すURL | ブラウザーで確認する内容 |
|---|---|---|
loc |
動画の視聴ページ | ページを開き、対象の動画を再生できる |
video:player_loc |
動画プレイヤー | 指定した動画を読み込んで再生する |
video:content_loc |
動画ファイル | 動画データそのものを取得できる |
視聴ページへアクセスした人が別の動画しか見られない状態では、XMLと公開内容が一致しません。先に視聴ページを一つ決め、そのページがどのプレイヤーと動画ファイルを使っているかを調べます。
player_locとcontent_locは動画の置き場所で選ぶ
Googleの動画位置タグに関する案内は、video:player_locとvideo:content_locのどちらか一方を必要とし、両方を指定することを勧めています。
video:player_locには、動画を読み込んで再生するプレイヤーのURLを書きます。プレイヤーへ動画IDなどの引数が必要なら、その動画を開くための値を含めます。
video:content_locには、FLVやAVIなど、動画データそのもののURLを書きます。視聴ページのURLをここへ重ねず、サーバーが動画ファイルを返す場所を指定します。
プレイヤーしか指定できない場合はvideo:player_loc、動画ファイルへ直接到達できる場合はvideo:content_locを使えます。両方を使うなら、プレイヤーと動画ファイルが同じ動画を示すことを確認します。
既存のXMLサイトマップへ動画情報を追加できる
動画用の情報は、通常のXMLサイトマップと必ず別ファイルにする必要はありません。Googleの複数コンテンツを一つのサイトマップへ含める案内は、通常ページ、画像、動画の情報を同じサイトマップへ入れる例を示しています。
URLの置き場所だけを抜き出すと、次の関係になります。
<url>
<loc>http://www.example.jp/videos/sample.html</loc>
<video:video>
<!-- 題名、説明、サムネイルなどの動画情報をここへ記述する -->
<video:player_loc>http://www.example.jp/player.swf?video=sample</video:player_loc>
<video:content_loc>http://www.example.jp/videos/sample.flv</video:content_loc>
</video:video>
</url>
これはURLの役割を説明する仮例であり、この断片だけで完成したサイトマップにはなりません。urlsetの名前空間、動画の題名、説明、サムネイルなど、送信するXMLに必要な情報もそろえます。
まず一件だけXMLへ追加し、視聴ページ、プレイヤー、動画ファイルの対応を確認します。全動画を先に書き出すと、URLの取り違えを見つけにくくなります。
robots.txtで動画に必要なURLを妨げない
Google Videosの案内は、視聴ページ、動画ファイルとプレイヤー、サムネイルがrobots.txtで妨げられていないことを確認するよう求めています。
XMLファイルだけを取得できても、動画に必要なURLをGoogleが取得できなければ、内容を確かめられません。公開前には、次の順で確認します。
locの視聴ページを開く。- ページ上で対象動画を再生する。
video:player_locまたはvideo:content_locのURLを確認する。- サムネイルを開く。
- 各URLが
robots.txtで拒否されていないか調べる。
動画配信を外部へ委託している場合も、プレイヤーと動画ファイルのURLを誰が管理し、変更時にどこから連絡を受けるかを残します。
動画を差し替えたらXMLも同じ作業で更新する
視聴ページの動画を差し替えても、古いvideo:content_locやvideo:player_locがXMLへ残れば、公開内容とサイトマップが食い違います。ページ、プレイヤー、動画ファイル、サムネイル、XMLを一組として更新します。
動画を削除した場合は、存在しない動画を別の動画へすり替えません。Googleの案内は、削除した動画について、視聴ページで404 Not Foundを返す方法や、動画サイトマップのvideo:expiration_dateで終了を示す方法を挙げています。
GoogleのSitemaps FAQが説明するように、サイトマップへの登録は、動画が必ずクロール、インデックス登録、検索結果へ掲載されるという約束ではありません。送信件数ではなく、公開中の動画とXMLの対応が保たれているかを確認します。
最初に一つの動画を選び、視聴ページ、プレイヤー、動画ファイル、サムネイルの四つのURLを書き出してください。その対応をブラウザーとrobots.txtで確認してから、動画サイトマップへ追加します。
関連記事

