OrganizationのContactPointは電話番号を用途、対応地域、対応言語ごとに分ける
公開日: 執筆:佐藤
会社に複数の電話窓口があるなら、OrganizationのcontactPointへ電話番号だけを並べず、用途、対応地域、対応言語を窓口ごとに記述します。問い合わせ先を一つのContactPointとしてまとめれば、どの番号へ、どの地域と言語の利用者が連絡できるかを分けて示せます。
構造化データは、contact pageに表示する電話番号の代わりではありません。画面上の名称、電話番号、受付対象と同じ内容をmarkupし、変更時には表示と構造化データを一緒に直します。
一つの窓口を一つのContactPointにする
Organizationは会社を表し、contactPointは会社への連絡窓口を表します。窓口ごとに、次のpropertyを組み合わせます。
| property | 示す内容 | 記述例 |
|---|---|---|
telephone |
連絡先の電話番号 | +81-3-0000-0000 |
contactType |
問い合わせの用途 | customer service |
areaServed |
その窓口が対応する地域 | JP |
availableLanguage |
その窓口で使える言語 | Japanese |
同じ会社でも、customer serviceとtechnical supportでは、受け付ける質問と担当者が違います。電話番号が違うならContactPointを分けます。同じ電話番号を共用する場合も、用途や対応条件が違うなら、窓口として何を分けているのかを先に決めてください。
contactTypeは電話の用途を具体的にする
Googleの企業電話番号に関する案内は、schema.org markupで指定できる電話番号の用途として、次の四つを挙げています。
customer servicetechnical supportbilling supportbill payment
会社の代表電話をすべてcustomer serviceと書くのではなく、実際に受け付ける用途を選びます。請求内容への問い合わせと支払い受付が別なら、billing supportとbill paymentを分けます。
構造化データのために窓口名を作ってはいけません。電話を受ける担当者がいない用途、対応していない地域、使えない言語は記述しません。
areaServedとavailableLanguageは対応条件を分ける
areaServedは、そのContactPointが対応する地域を示します。availableLanguageは、その窓口で使える言語を示します。日本国内を対象に日本語で受け付ける窓口なら、地域をJP、言語をJapaneseとして分けて記述できます。
地域と言語は同じ条件ではありません。日本国内からの電話でも英語で対応する窓口があり、海外からの電話でも日本語だけで対応する窓口があります。二つを「国内向け」という一語へまとめず、実際の受付条件に合わせます。
複数窓口はcontactPointの配列へ分ける
次は説明用の仮例です。customer serviceとtechnical supportを別のContactPointにしています。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "http://schema.org",
"@type": "Organization",
"url": "http://www.example.jp/",
"contactPoint": [
{
"@type": "ContactPoint",
"telephone": "+81-3-0000-0000",
"contactType": "customer service",
"areaServed": "JP",
"availableLanguage": "Japanese"
},
{
"@type": "ContactPoint",
"telephone": "+81-3-0000-0001",
"contactType": "technical support",
"areaServed": "JP",
"availableLanguage": ["Japanese", "English"]
}
]
}
</script>
同じtelephoneを複数のContactPointへ書くことはできます。ただし、用途を分けても電話の受け方が同じなら、利用者には違いが伝わりません。contact pageの案内、電話を受ける担当、構造化データの三つをそろえます。
markupの追加と電話窓口の運用を分ける
構造化データを追加しても、Google検索結果への表示は保証されません。markupの目的は、会社が優先する電話番号と、その窓口の意味を機械が読める形で示すことです。電話がつながること、担当者が質問へ答えること、受付条件が最新であることは、会社側の運用です。
制作会社へmarkupを委託する場合は、Organizationを出力するtemplateだけでなく、電話番号、用途、地域、言語の元データをどこで管理するか決めます。窓口を廃止したときに、contact pageだけ直して古いContactPointが残らない更新手順も必要です。
最初の一手は、contact pageに表示している電話番号を一覧にし、各番号へ用途、対応地域、対応言語を一つずつ割り当てることです。割り当てられない番号は、構造化データを書く前に窓口の役割を確認してください。
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