• ファーストビューの広告は本文がすぐ見つかる量と配置にする

ファーストビューの広告は本文がすぐ見つかる量と配置にする

公開日: 執筆:佐藤

ページ上部の広告をすべて外す必要はありません。先に直すのは、検索結果から来た人が、大きな広告を何度も越えなければ本文へ着けない配置です。広告の個数ではなく、最初に見える範囲で本文の題名と書き出しを見つけられるかを確認します。

同じページでも、画面の広さによって最初に見える範囲は変わります。パソコンだけで判断せず、スマートフォンを含む複数の画面で見てください。

広告があることと本文が見つからないことを分ける

GoogleのPage Layout algorithmの説明では、検索結果を開いた直後に見える内容と、ページの配置を評価対象にしています。ページ上部へ通常の範囲で広告を置くサイトではなく、上部の大部分を広告へ使うサイトや、広告によって本文を見つけにくくするサイトが問題になります。

したがって、広告が一つあるという理由だけで削除する必要はありません。反対に、広告が一つでも、その高さが大きく、本文を画面の外へ押し出すなら確認が必要です。

判断するときは、次の二つを分けます。

見るもの 確認すること
広告の量と高さ 最初に見える範囲の多くを占めていないか
本文の見つけやすさ 題名と書き出しがすぐ分かるか

広告枠の数だけを基準にすると、横長の小さな広告と、画面を覆う大きな広告を同じ一件として数えてしまいます。利用者が最初に何を見て、どこまで移動すれば本文へ着くかで判断してください。

above the foldは固定した高さではない

above the foldは、ページを開いてからスクロールせずに見える範囲です。この範囲は、画面の広さ、ブラウザーの表示領域、文字の大きさによって変わります。一つの高さを全ページへ当てはめるのではなく、利用される画面ごとに確認します。

最初に見える範囲には、次の要素が重なります。

  1. サイト名とヘッダー
  2. ナビゲーション
  3. 広告
  4. ページの題名
  5. 本文の書き出し

ヘッダーとナビゲーションが高いサイトでは、広告だけを小さくしても本文が見えない場合があります。広告枠だけを修正対象にせず、ページ上部を一つの配置として見てください。

記事ページ、一覧ページ、商品ページでは、本文の始まる位置も違います。同じテンプレートを使っていても、題名の長さや画像の有無によって位置が変わるため、各種類から一ページずつ選んで確かめます。

題名だけでなく本文の書き出しまで見せる

ページの題名が見えても、その下が広告だけなら、利用者は内容を読める場所を探すことになります。最初に見える範囲へ長い本文を詰め込む必要はありませんが、題名に続く説明を少し見せ、検索した疑問に答えるページだと分かるようにします。

たとえば、記事の上に次の三つが並んでいるとします。

  • 大きなサイトヘッダー
  • 横長の広告
  • 記事の題名

本文が画面外へ出るなら、最初に試すのは、ヘッダーの高さ、広告の高さ、題名の上下余白のうち、一つを小さくする変更です。三つを同時に変えると、どの変更で読みやすくなり、広告収入がどう動いたかを分けにくくなります。

これは説明用の仮例です。広告を必ず一枠へ減らす基準でも、見出しの余白を必ず削る基準でもありません。

修正は代表ページから始めてテンプレートへ広げる

広告配置を直すときは、次の順で進めます。

  1. 検索から読まれる代表ページを一つ選ぶ
  2. パソコンとスマートフォンで最初の画面を保存する
  3. 本文を押し下げる要素を一つ特定する
  4. 一つだけ高さまたは位置を変える
  5. 題名と書き出しが見えるかを再確認する
  6. 同じテンプレートを使う別ページでも崩れないかを見る

先に全ページの広告を削除すると、収入への影響が広がる一方で、原因を特定できません。代表ページで変更案を確かめ、同じ配置を使うページへ広げる方が、費用と確認時間を抑えられます。

制作会社へ修正を頼む場合は、広告枠の位置だけでなく、変更前後の画面、対象テンプレート、確認した画面幅を受け取ってください。作業を委託しても、本文をどこから読ませ、広告収入の変化をどこまで許容するかは、サイト運営側が決めます。

配置を直した直後に検索順位だけで判断しない

ページの配置を変えても、Googleの評価へ直ちに反映されるとは限りません。Googlebotがサイトを再び取得し、十分なページを処理してからPage Layout algorithmへ反映されます。Googleの説明では、一般的なサイトで数週間かかる場合があります。

修正後は、公開ページの表示を先に確認します。そのうえで、検索流入と広告収入を、変更日が分かる同じ期間で記録してください。翌日の順位だけを見て元へ戻すと、取得前の変化と配置変更の影響を混同します。

最初の一手は、検索から読まれる記事を一つ開き、パソコンとスマートフォンの最初の画面を保存することです。題名と本文の書き出しが見えなければ、押し下げている要素を一つ選び、その高さまたは位置から直してください。

戻る