• 新しいgTLDはキーワードの検索順位効果ではなく長期運用で選ぶ

新しいgTLDはキーワードの検索順位効果ではなく長期運用で選ぶ

公開日: 執筆:佐藤

新しいgTLDに事業のキーワードが含まれていても、それだけでGoogle検索の順位が上がるわけではありません。新規siteなら、利用者が読み間違えにくく、mail addressを含めて長く使えるdomainかで選びます。運用中のsiteは、TLDの検索順位効果だけを理由に移転しないでください。

新しいgTLD、地域名に見えるgTLD、国別のccTLDは、同じ「末尾の文字」でもGoogleでの扱いが同じとは限りません。domain取得の前に、名称の印象と検索上の地域指定を分けて確認します。

新しいgTLDに検索順位の特別な利点はない

Googleによる新しいTLDの取扱いでは、新しいgTLDを.comや.orgなどのほかのgTLDと同様に扱い、TLDに含まれるキーワードは検索上の利点にも不利にもならないと説明しています。

たとえば、事業内容と同じ単語をdomain末尾に選んでも、その一致だけをSEO施策の成果として見込めません。domain名は、内容を連想しやすくする、名刺や広告で伝えやすくするという役割で評価します。検索順位を上げる作業は、各pageの内容、内部link、crawl可能な構成などと分けて計画してください。

独自の.BRAND型gTLDも、.comより強くも弱くも扱われません。新しいTLDを使うこと自体を権威の証明にせず、利用者がそのdomainを自社のものだと確認できる案内と運用を優先します。

地域名に見えるgTLDとccTLDを分ける

都市名や地域名のように見える新しいTLDも、GoogleはgTLDとして扱います。文字列が地域を表すように見えることと、国別domainとして地域指定に使われることは同じではありません。

一方、.ukや.aeなどのccTLDは、原則として該当国へ地域を絞る手掛かりに使われます。特定の国だけを対象にする事業と、複数国へ提供する事業では、domain末尾の判断が変わります。

選択肢 検索上の基本的な扱い 選ぶ前に決めること
新しいgTLD ほかのgTLDと同様 名称を長く使えるか
地域名に見えるgTLD gTLDとして扱う 表示上の地域名と対象地域が一致するか
ccTLD 原則として該当国への地域指定に使う 対象国を限定してよいか

TLDの見た目だけで対象地域を決めず、事業が販売または対応する範囲を先に決めてください。

IDN TLDは表示名とPunycodeを別domainとして扱わない

日本語などを使うIDN TLDも、Googlebotはcrawlしてindexできます。Googleはhost名のPunycode表記と変換前の表記を同じものとして扱うため、二つを別domainとしてredirectしたり、canonicalで統合したりする必要はありません。

ただし、利用者が入力しやすいか、mailや印刷物で説明できるかは別の問題です。検索engineが扱えることだけで採用を決めず、実際の入力、copy、共有を確認します。

URLのpathやqueryへASCII以外の文字を使う場合は、UTF-8を使います。host名の表記と、その後に続くpathおよびqueryのencodingを混同しないでください。

既存domainからの移転はTLD選びと別に判断する

Googleは、.comから新しいTLDへの変更も、ほかのsite移転と同じように扱います。domain変更が検索へ反映されるまでには時間がかかるため、長く使えるdomainを最初に選ぶことを勧めています。

すでに運用中のsiteには、旧URL、外部からのlink、mail address、印刷物、広告、解析設定があります。新しいTLDの取得費だけを比べても、移転全体の費用と時間は分かりません。

移転するなら、旧URLと対応する新URL、301転送、内部link、XML sitemap、canonical、解析、mailの継続期間を一つの計画へまとめます。「短いdomainが空いていたから」という理由と、既存資産を移す作業を分けてください。

domain取得や移転作業を制作会社へ委託しても、登録者、管理account、更新連絡先、移転に必要な認証情報は自社で確認します。作業を任せることと、domainを所有し続ける責任は同じではありません。

最初の一手は、候補のTLDがgTLDかccTLDかを確認し、対象国、利用予定年数、mail利用、既存domainからの移転有無を一枚へ書くことです。検索順位の期待を除いても選ぶ理由が残る候補だけを比較してください。

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