• 検索品質評価ガイドラインは個別ページの順位を決めるチェック表ではない

検索品質評価ガイドラインは個別ページの順位を決めるチェック表ではない

公開日: 執筆:佐藤

Googleの検索品質評価ガイドラインを、個別ページの順位を上げるためのチェック表として使わないでください。この資料は、Googleが検索結果の実験を評価するときに、評価者が何を見るかを示すものです。評価者の点数が、そのまま特定のpageの順位を決めるわけではありません。

読者へ役立つページを作ることと、ガイドラインの言葉を本文へ並べることも別です。まず、検索した人が何を決めたいのかを一つに絞り、その答えに必要な情報を置きます。

評価者の役割と順位決定を混同しない

Googleの2015年11月の説明では、検索結果の変更を実験するとき、評価者が検索結果の品質について意見を返すと説明しています。評価者のratingは、個別siteの順位を直接決めるものではなく、実験を理解するために使われます。

この区別を外すと、「ガイドラインにある語を入れれば上がる」「項目を全部満たせば順位が決まる」と考えがちです。しかし、検索結果の順位は、ページごと、検索語ごとに決まります。ガイドラインを読んでも、順位を保証する操作にはなりません。

混同しやすいもの 分けて考えること
評価者が実験へ返す意見 個別pageの検索順位
ガイドラインの用語 読者が知りたい答え
記事数を増やす作業 一つの疑問に答える内容

ガイドラインを読んで、すべてのページへ同じ説明や著者紹介を足す必要もない。読者が料金を知りたいページへ会社の沿革を長く置いても、料金の条件が分からなければ疑問に答えていない。逆に、会社案内のページで料金表だけを増やしても、誰が何を扱うのかを確認したい読者には足りない。ページごとに、読者が判断するために必要な事実を選ぶ。

読者の疑問を判断の形へ直す

検索語は短くても、読者が知りたいことは一つではない場合がある。そこで、検索語をそのまま見出しへ並べる前に、読後に何を決められるようにするかへ直す。

読者の疑問 ページへ必要な情報 足しても答えにならない情報
このサービスを頼めるか 対象範囲、対応地域、依頼方法、除く条件 取り扱わない商品の説明だけ
いくらかかるか 料金の範囲、含む作業、別途になる条件、基準日 「安心価格」のような評価語
自分で直せるか 手順、必要なもの、止める条件、依頼先 手順と関係のない会社紹介
どのページを読めばよいか 記事の主題、対象者、関連する入口 同じ題材のURLを並べただけの一覧

この表は順位を上げるための形式ではない。本文で何を説明し、何を別ページへ分けるかを決めるために使う。答えに必要な条件が多い場合は、最初に結論を示し、条件と例外をその後に置く。ページを長くすることではなく、読者が判断を途中で止めないことが目的である。

本文は検索した人の疑問から作る

ガイドラインを読む価値は、検索する人が何を期待しているかを考える材料になることです。たとえば、料金を調べる人には料金の範囲と条件、修理方法を調べる人には手順と必要な部品、店舗を探す人には場所と営業時間が必要です。別の疑問へ答える文章を増やしても、目的のページにはなりません。

本文を書く前に、次の順で決めます。

  1. そのpageで答える疑問を一つ選ぶ。
  2. 答えを冒頭で示す。
  3. 条件、例外、確認方法を必要な範囲で補う。
  4. 同じ内容を別のURLへ分けていないか確認する。

ここでいう例は、実在の顧客事例を作ることではありません。条件の違いを説明するための仮例なら、仮例だと分かるように書きます。実績、順位、問い合わせ数が確認できないなら、本文の根拠にしません。

同じ疑問を、検索語だけ変えて複数のURLへ分けないことも大切である。「料金」「費用」「価格」が同じサービスの見積もり条件を尋ねているなら、まず一つのページで答えられるかを考える。初期費用、月額、追加作業のように読者が比較する条件を一つの説明へ置く。別ページにするのは、対象者、作業内容、判断が明らかに異なる場合である。

記事を増やす前に、既存ページのタイトル、冒頭の答え、見出しを並べて見る。同じ答えを繰り返しているページがあれば、どちらを正本にするかを決め、必要な情報をまとめる。URLを増やした数と、読者が迷わず答えへたどり着くことは別である。

評価語より確認できる内容を残す

「高品質」「充実」「信頼できる」といった言葉だけでは、読者は何を確認すればよいか分かりません。ページを直すなら、主張を裏付ける資料、更新者、対象範囲、価格や条件の基準日を確認します。

たとえば、サービスを説明するpageなら、提供する内容、提供しない内容、問い合わせ前に用意するものを具体的に書きます。制作を依頼するなら、原稿を誰が確認し、公開後に誰が更新するかも決めます。肩書や記事数だけでは、読者が必要な判断を代わりにしてくれません。

公開後に見る数字も、ガイドラインを守れたかの点数として扱わない。検索から読まれたページ、読者が次に進んだページ、問い合わせに至る条件を、目的に応じて確認する。表示回数が増えても、本文が別の疑問へ答えているだけなら、目的の読者へ届いたとは決められない。数字はページの目的と並べて読む。

最初の一手は、すでにある記事を一つ選び、「このpageで読者が最後に判断できること」を一文で書くことです。一文にできないなら、同じpageへ別の疑問を詰め込みすぎています。

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