AdWordsの規約変更は運用を任せていてもaccountの承認者と通知先を確認する
公開日: 執筆:佐藤
AdWordsの規約変更が通知されたら、広告の運用を外部へ任せていても、company側で確認します。入札、広告文、keywordを広告代理店が操作していても、規約へ同意する判断や、accountを継続して使う責任まで渡したことにはなりません。通知を読む人、内容を判断する人、画面で承認する人、記録を保管する人を分けます。
Googleは8月17日、AdWordsのTerms and Conditionsを順に更新すると案内しました。規約はAdWords accountへ直接loginして確認、承認するよう案内されています。AdWords APIや第三者のtoolを使う場合も、承認のためにはaccountへ直接入る必要があります。普段は別の管理画面で広告を操作していても、規約変更をどこで確認するかは別の問題です。
通知mailを受ける人と承認する人を決める
規約の通知mailが届いた人が、必ずしも承認者とは限りません。請求を担当する人が受ける場合もあれば、広告代理店が先に見る場合もあります。通知を読んだ人は、どのaccountの何についての連絡かを確認し、承認する人へ渡します。mailの宛先だけで、companyの同意まで決めないようにします。
説明用の仮例として、companyがAdWords accountを持ち、agencyへ日々の運用を依頼している状態を考えます。agencyは広告文、keyword、入札を調整し、companyは広告費の支払いと事業の判断を担います。agencyが規約の更新を見つけたなら、変更の連絡と対象accountをcompanyへ渡します。companyは内容を確認し、誰が承認するかを決めます。承認の操作をagencyへ頼む場合でも、判断した記録はcompany側に残します。
反対に、companyの担当者だけが通知を受け、accountへ入れない状態も困ります。内容を読んでも、承認が必要なaccountか、誰が画面を開けるかを確認できません。account ID、所有者、管理者、通知先、請求担当、外部運用者を一枚の一覧にします。passwordをむやみに共有しなくても、誰へ依頼すれば確認できるかは分かるようにします。
複数accountがある場合は、通知の対象を一つずつ確認します。本社用、事業別、過去のagencyが作ったaccountなどが並んでいると、一つのaccountで承認しても、ほかまで終わったとは限りません。account名と承認の状態を並べ、通知が来ていないaccountは勝手に操作せず、Googleからの案内を待ちます。
規約の承認と広告設定の変更を混ぜない
Googleは、規約を承認しても入札、budget、請求、campaign settingは変わらないと案内しています。そこで、規約を確認する日に広告文や入札まで一度に変える必要はありません。複数の変更を重ねると、後で数字が変わったときに、何を変えた影響かを分けられなくなります。
承認した日、対象account、通知を受けたaddress、内容を確認した人、画面で承認した人を記録します。campaignを変えたなら、別の変更履歴に日付、対象campaign、変更内容を残します。たとえば同じ週に新しい広告文を追加する場合でも、規約承認と広告文の追加を別の行にします。記録を分ければ、次の担当者が操作の理由を追えます。
規約の確認と請求の確認も同じではありません。広告費の支払い方法や請求先を見直す必要がある場合でも、規約の承認画面だけでは判断できません。経理が確認する場所、広告費の上限を決める人、campaignの数字を読む人を分けます。一つのaccountで作業していても、company側の責任は一つではありません。
規約の文面に、契約や個人情報についての判断が必要なら、広告運用の担当者だけで結論を出しません。社内の責任者や必要な専門家へ確認します。この作業は、広告を止めるための形式ではありません。accountを誰の責任で使い、問題が起きたとき誰が判断できるかを明らかにするための準備です。
accountの所有と通知先を引き継ぐ
担当者が替わったり、agencyを変更したりすると、古いmail addressへ通知が残ることがあります。規約更新のときだけ通知先を探すのではなく、accountに登録した連絡先、復旧方法、承認できる人を定期的に確認します。companyの代表addressや経理担当が変わった場合も同じです。
company側で残すのはpasswordだけではありません。account ID、登録したcompany名、広告を停止できる人、請求を確認する人、agencyの連絡先、過去の承認記録を残します。運用を委託することと、accountがどこにあるか分からなくなることは別です。accountの存在と管理責任はcompany側で確認できるようにします。
agencyへ確認を頼むなら、対象account、承認した日時、広告設定を変更していないことを返してもらいます。company側は、規約の通知と承認記録を保管し、通知先が今も使えるかを確認します。agencyとのmailを残すことと、accountの承認記録を残すことも別に扱います。
最初の一手は、届いた通知を一つ選び、対象accountと承認者の名前を横に書くことです。書けなければ、規約を読む前にaccountの管理範囲を確認します。広告を出す操作と、AdWordsを使い続ける判断を同じ人任せにしません。
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