• AdWordsのサイトリンク設定はキャンペーンと広告グループで適用範囲を分ける

AdWordsのサイトリンク設定はキャンペーンと広告グループで適用範囲を分ける

公開日: 執筆:佐藤

Enhanced campaignのupgraded sitelink extensionsは、キャンペーンまたは広告グループへ設定できます。すべての広告グループに合うリンクはキャンペーンへ、特定の広告グループだけに合うリンクは広告グループへ設定します。

広告グループは、初期状態ではキャンペーンのサイトリンクを使います。広告グループ用のサイトリンクを作ると、キャンペーン用の同じ種類のサイトリンクへ追加されるのではなく、広告グループ用の一式に置き換わります。この継承と上書きを理解してから、リンク文とリンク先を選びます。

サイトリンクは主なリンク先とは別の入口を示す

サイトリンクは、広告見出しのリンクに加えて、ウェブサイト内の別ページへ進む入口です。サイトリンクの公式ヘルプは、サイトリンクをウェブサイト内の人気ページや成果につながるページへの近道として説明しています。

複数のリンクを置く目的は、リンクの数を増やすことではありません。検索した人が次に確かめたい内容へ、広告から直接進めるようにすることです。「料金」「対応地域」のようにリンク先で読める内容をリンク文へ書き、その内容を確認できるURLを組み合わせます。

同じURLへ異なるリンク文を並べるより、内容の異なるページを選びます。リンク文で約束した情報が移動先にない場合は、クリックを増やしても探す手間が増えるだけです。

広告運用を外部へ委託していても、リンク文の約束とリンク先の内容を決める責任まで自動で移るわけではありません。広告主は、提供内容と受付条件がリンク先で確認できるかを確かめます。

共通リンクはキャンペーンへ設定する

キャンペーン用のサイトリンクには、そのキャンペーン内のどの広告グループから見ても役立つページを選びます。広告グループがキャンペーンの設定を使う初期状態なら、共通リンクを一か所で管理できます。

次は、適用範囲を示す完全な仮例です。実在する広告主、広告、ウェブサイト、掲載結果ではありません。

住宅設備の修理を案内する検索キャンペーンに、「給湯器」と「水漏れ」の広告グループがあるとします。「対応地域」と「問い合わせ方法」が両方に合うなら、キャンペーン用サイトリンクの候補です。一方、「給湯器修理の受付条件」は水漏れの広告から見ると対象が違うため、キャンペーン全体へ置きません。

共通に見えるリンクでも、リンク先の条件まで確認します。対応地域や受付時間がサービスによって異なるなら、同じリンク文で一つのページへまとめず、広告グループごとの案内を検討します。

特定のリンク一式は広告グループへ設定する

特定の検索意図へ別のリンク一式を見せたい場合は、広告グループ用のupgraded sitelinksを使います。Ad extensionsタブでView: Sitelink Extensionsを選び、Upgradedを表示して、Use ad group sitelinkからリンク文とURLを設定します。

広告グループ用サイトリンクは、キャンペーン用のサイトリンクを部分的に補う設定ではありません。同じ種類のキャンペーン用サイトリンクを上書きします。共通の「問い合わせ方法」も残したいなら、その広告グループ用の一式にも含めます。

広告グループで個別設定する理由がなくなったら、Use campaign settingへ戻せます。Disable sitelink extensionsを選ぶと、その広告グループ用サイトリンクを削除し、キャンペーン用サイトリンクもその広告グループでは表示しない設定になります。

この継承、上書き、停止の動作はupgraded sitelinksに対するものです。キャンペーンにnon-upgraded sitelinksが残っている場合は、広告グループでupgraded sitelinksを停止しても、non-upgraded sitelinksが表示対象に残ることがあります。停止結果を確かめる前に、キャンペーン側のサイトリンクがupgradedかを確認します。

設定しても表示は保証されない

サイトリンクを保存すると、広告と一緒に表示される候補になります。毎回の表示や、登録したすべてのリンクの表示が保証されるわけではありません。

Ad Sitelinksの公式説明では、サイトリンクを表示するかと表示形式をGoogleが判断します。upgraded sitelinksでも、リンクの並び順と実績が、広告へ選ばれる頻度に影響します。

表示されないときは、同じ役割のリンクを増やす前に、広告グループとの関連、リンク先の内容、リンクの適用範囲を確認します。設定済みであることと、表示条件を満たしていることは別です。

個別リンクのクリックはThis ExtensionとOtherに分ける

Ad extensionsタブの表で、あるサイトリンクが表示されたときのクリック数を見ても、そのサイトリンク自体がクリックされた数とは限りません。広告見出し、ほかのサイトリンク、別の広告表示オプションへのクリックが含まれるからです。

This Extension vs. Otherで統計を分けると、This Extensionで個別サイトリンクへのクリック、Otherで広告の別の部分へのクリックを確認できます。キャンペーン、広告グループ、広告の単位でも統計を分けられます。

サイトリンクへのクリック数は、その入口が使われた回数です。問い合わせや注文を表す数値ではありません。リンク先で設定したコンバージョントラッキングと照合し、クリック後の行動を別に確認します。

まず、一つのEnhanced campaignについて、各広告グループとサイトリンク候補を縦横に並べてください。すべてに合うリンクはキャンペーンへ、特定の広告グループだけに合うリンクは広告グループ用の一式へ分けます。設定後は表示回数だけで判断せず、This Extension vs. Otherで個別リンクのクリックを確認します。

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